NHK-BSで4時間を超える「東京JAZZ2011」の模様を視聴しました。
昨年も見たけれど、往年のジャズマンの年老いた姿が痛々しくて、ちょっと残念な印象が残りました。
しかし、あまり期待しないで観た今年のコンサートは(部分的に)ブラボー!
■ 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
特に上原ひろみが素晴らしかった。
以前から知っていたものの、上品とは云えないステージ・パフォーマンスがちょっと・・・と敬遠しがちでしたが、今回のトリオ(コントラバス・ギター:アンソニー・ジャクソン、ドラムス:サイモン・フィリップス)は内省的でナルシスティックな世界を構築しており、ただただ魅了されました。キース・ジャレットに勝るとも劣らない集中力を発揮してましたね。
彼女は激しく体を動かす割には全然鍵盤を見ていません。ピアノと一心同体。
その姿を見ていて、盲目のピアニスト辻井伸行君を思い出しました。彼は光のない音だけの世界に生きるアーティストであり、ジャズもこなします。
二人が競演することがあったら、是非観てみたいなあ。
■ DMS(ジョージ・デューク、マーカス・ミラー、デビット・サンボーン)
私は1980年代からのサンボーンのファンです。
当時「泣きのサンボーン節」と呼ばれ、そのドラマティック&センチメンタルなサックスは人気を博しました。
でも実際に演奏している映像が普及する時代ではなく、その姿を見ることができるようになったのは最近です。
演奏スタイルから想像するより華奢でスリムな体型。幼児期にポリオ(小児麻痺)に罹り、そのリハビリとして医者に勧められて始めたのがサックスというエピソードが頷けます。
画面に映る彼は相当に渋みを増した出で立ちです。
あのサンボーンがアルト・サックスを吹き、しゃべっている・・・その姿を見ているだけで感無量になってしまいました。
往年の名曲「ストレイト・トゥ・ザ・ハート」も演奏するファンサービスにもしびれました。
あと、ケニー・バロンもいぶし銀のピアノでよかったなあ。
JAZZ for JAPAN のアル・ジャロウは老いてもなお盛ん、と云いたいところですが、やはり年には勝てない様子でちょっと寂しかった。
昨年も見たけれど、往年のジャズマンの年老いた姿が痛々しくて、ちょっと残念な印象が残りました。
しかし、あまり期待しないで観た今年のコンサートは(部分的に)ブラボー!
■ 上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
特に上原ひろみが素晴らしかった。
以前から知っていたものの、上品とは云えないステージ・パフォーマンスがちょっと・・・と敬遠しがちでしたが、今回のトリオ(コントラバス・ギター:アンソニー・ジャクソン、ドラムス:サイモン・フィリップス)は内省的でナルシスティックな世界を構築しており、ただただ魅了されました。キース・ジャレットに勝るとも劣らない集中力を発揮してましたね。
彼女は激しく体を動かす割には全然鍵盤を見ていません。ピアノと一心同体。
その姿を見ていて、盲目のピアニスト辻井伸行君を思い出しました。彼は光のない音だけの世界に生きるアーティストであり、ジャズもこなします。
二人が競演することがあったら、是非観てみたいなあ。
■ DMS(ジョージ・デューク、マーカス・ミラー、デビット・サンボーン)
私は1980年代からのサンボーンのファンです。
当時「泣きのサンボーン節」と呼ばれ、そのドラマティック&センチメンタルなサックスは人気を博しました。
でも実際に演奏している映像が普及する時代ではなく、その姿を見ることができるようになったのは最近です。
演奏スタイルから想像するより華奢でスリムな体型。幼児期にポリオ(小児麻痺)に罹り、そのリハビリとして医者に勧められて始めたのがサックスというエピソードが頷けます。
画面に映る彼は相当に渋みを増した出で立ちです。
あのサンボーンがアルト・サックスを吹き、しゃべっている・・・その姿を見ているだけで感無量になってしまいました。
往年の名曲「ストレイト・トゥ・ザ・ハート」も演奏するファンサービスにもしびれました。
あと、ケニー・バロンもいぶし銀のピアノでよかったなあ。
JAZZ for JAPAN のアル・ジャロウは老いてもなお盛ん、と云いたいところですが、やはり年には勝てない様子でちょっと寂しかった。