私の音楽 & オーディオ遍歴

お気に入りアーティストや出会った音楽、使用しているオーディオ機器を紹介します(本棚8)。

坂崎幸之助が選ぶ、オフコースの名曲BEST3

2018年08月12日 |  My Favorite Artist
あの歳・この歌スペシャル
2018.8.12 BSジャパン




オフコースの名曲「さよなら」がヒットしたのは、私が高校2年生の時。
そのときつき合っていた彼女と大学進学で遠くに離れてしまう予感とオーバーラップして、心に沁みました。

大学生時代にはオフコースの過去の曲を探して聴きまくりました。
というか、オフコース・フリークの友達にレコードからカセットテープに録音してもらったものを、ウォークマン(当時はカセットだった)で聴いていたのですが。

オフコースの歌詞は、ハッキリ言って暗いです。
イジイジと男のエゴを歌っています。
でもそれを美しいメロディーとハーモニーでカバーし、切なさを深くしているのがオフコースの真骨頂。

数ある中で、私の好きな曲ベスト3は、

1.秋の気配
2.去って行った友へ〜T氏に捧げる〜
3.ワインの匂い


これらの曲を耳にすると、今でも胸がうずきます。
しかし時は過ぎ、今、「オフコースで好きな曲はなんですか?」とアンケートをとると、おそらく「さよなら」以降の曲しか出てこないような時代になりました。

と前振りはここまで。

「あの年この歌」は私の好きな番組でした。
何気なく聴いていた曲のバックグラウンドを的確に解説してくれるので、大いに頷きながら視聴しました。
番組で紹介されたCDセットも購入しましたし。

その番組をたまたま今夜見ていたら、テーマの「坂崎幸之助が選ぶ!オフコースの名曲BEST3!」のコーナーがやってきて、そのBEST3というのが以下の通り;

1.別れの情景I
2.でももう花はいらない
3.ひとりで生きてゆければ


驚きました。
みんな私好みの曲です。
坂崎さんと私のセンスが同調するとは。


<内容紹介>
“あの歌手”が選ぶ、“あの年”の名曲とは!?
貴重な映像と “この歌”と共に!そこから時代が見えてくる!

「あの年この歌」がスペシャル企画として帰ってきた!
ゲスト自らが選ぶ1960年~1980年代の名曲ベスト3を発表します。

「徳光和夫が選ぶ!ムード歌謡の名曲 BEST3!」
「坂本冬美が選ぶ!中島みゆきの名曲BEST3!」
「コロッケが選ぶ!ちあきなおみの名曲BEST3!」
「ジュディ・オングが選ぶ!テレサテンの名曲BEST3!」
「荻野目洋子が選ぶ!70年代フォークの名曲BEST3!」
「泉谷しげるが選ぶ!加藤和彦の名曲BEST3!」
「高見沢俊彦が選ぶ!1973年の名曲BEST3!」
「坂崎幸之助が選ぶ!オフコースの名曲BEST3!」

Tony Joe White 〜男の子守歌〜

2018年08月12日 | ブルーズ
「Blues Collection」というMP3-CDを手に入れて、ドライブ中に聴いています。
なんと1500曲が9枚のCDに入っているという究極のコレクション。
1枚に平均150曲以上が収められているのです。

まだ1枚目を聴いているところですが、その中で気に入ってリピートしてしまうアーティストに出会いました。
その名は“Tony Joe White”(トニー・ジョー・ホワイト)。
シンプルなギター中心のサウンドを背景に、太くて低い声でボソボソと、ときに唸るように歌うのです。



このタイプ、私は大好き。
もう少しハスキーだったら最高かな。

しかしこのアーティスト、今まで聞いたことのない名前です。
ネットで検索しても、あまり情報がありません。
日本では有名ではなさそう。

得た情報を整理すると、
・トニーは“スワンプロックの帝王”(King of Swamp)と呼ばれる存在である。
・“スワンプ”(Swamp)は“沼” “泥臭い”という意味。アメリカ南部の湿地帯をイメージしているとか、文字通り泥臭い音楽と説明しているものあり。
・音楽の方向としては、アメリカ南部の音楽のエッセンスをごった煮にした音楽、というところに落ち着きそう。
・アメリカのルーツをたどる分野の一つであり、その創生期に反応したのがイギリスのエリック・クラプトンやジョージ・ハリスンであり、彼らはこのエッセンスを元に世界に羽ばたいた。

といったことろでしょうか。
まあ、興味のある方は調べてみてください。

<YouTube>
The Beginning
The Path Of A Decent Groove
Closer To The Truth

他のスワンプロックも聴いてみましたが、私の好みに合うのはトニーしかいませんでした。
その要素は、

・ブルーズ・ギターの音が生きているシンプルなサウンド。
・高音のさびで売るのではなく、日常をつぶやくように、時に唸るように歌う。
だと思います。

<参考>
SWAMP ROCK
米スワンプ・ロック/ルーツ・ロック特集『沼へ行く』
英スワンプ・ロック選 ~ 米ルーツ・ミュージックの芳醇さ meets 英国叙情

でも、異国の田舎の音楽になぜこんなに心が惹かれるのでしょう。
不思議です。

同じような雰囲気で好みのアーティストは、

マーク・ノップラー
 ダイアー・ストレイツ(Dire Straits)のヴォーカル&ギタリストです。ややハスキーでつぶやくようなヴォーカル、泣きのギターはよいのですが、サウンドがちょっとカントリーよりなのが玉に瑕。「ブラザーズ・イン・アームズ(Brothers In Arms)」がマイベスト。
デクスター・ゴードン
 ジャズのテナーサックス奏者、ご太い音色でゴリゴリと吹きます。「Don't Explain」がマイベスト。男の子守歌ですね。
クリス・レア
 抑え気味のサウンドと印象的なギターにハスキーボイスが絡む「ON THE BEACH」が最高。