お世話になっております。4年の浅見です。
引退ブログを書きます。
まず初めに、3年間の大学ヨット生活に関わってくださったすべての皆様本当にありがとうございました。
お忙しい中でもレスキューからご指導いただいた熊田監督・小岩井さん
困ったことがあるたびにご連絡し対応していただいた斎藤会長
常日頃から多くのご支援いただいたOB・OGの皆様
本当にありがとうございました。皆様のお力がなければここまで自由に部活をすることはできていません。感謝の気持ちでいっぱいです。これからは自分もOBの一人として現役を精一杯支援していきたいと思っています。
そして両親へ
体育会ヨット部という活動に理解を示してくれてありがとうございました。
常にプラスの意見を言ってくれたのが嬉しかったです。土日の予定をすべてキャンセルしてすみませんでした。今土日暇なので一緒に出かけましょう!
大学4年間がこんなにもヨットに染まるとは思いもしませんでした。
振り返ると“楽しさ”よりも“辛さ”の方が圧倒的に多いですが、ヨットというスポーツに出会い、みんなで目標に向かって頑張れたことは幸せなことだったなと思います。
少しだけ4年生の時を振り返ろうと思います。
正直この1年間が1番苦しかったですね。
頼りにしていた20の代が引退し、最高学年になったのは何もできない2人でした。(ここは北井も同感だと思います笑)
最初こそはミーティングを重ね、部の方針や狙い、月別の達成目標などを決めて取り組んでいましたが、次第に就活や研究室の活動が始まり部活に参加できない日が増えてくると、部活への意識が薄れ、多くの負担を3年生に押し付けてしまいました。
“4年が部活に来ない” “ 決めていたことと違う”
これが部活内に存在した
“緩さ” の原因だと感じています。
特に “部活への意識の違い” が露見した春合宿がみんなをバラバラにしたと思っています。
ろくにまともな練習もできずに迎えた春インカレ。1日目こそよかったものの、2日目・決勝はボロボロ。稲毛に戻ってからも
“緩さ“ をなくすことはできず、ただ日が過ぎていきました。
最後の秋インカレ。自分は北井と4841に乗ることになりました。“前を走ること”が絶対条件でした。しかし、フタを開けてみれば予選は千葉大3艇中3位、意気込んだ決勝も安定しない走りで、全くと言っていいほどチームを引っ張れませんでした。
“ああすればよかった” “こうすればよかった” という場面は数えきれないくらいありますが、こういうシーンの多さが自分たち4年の “緩さ“ を表していると、最終レース後に思いました。
“前を走ってチームを引っ張れなかったこと”
これが一番の心残りです。
”何してるんだよ4年”
きっとみんなが何回も思ったことでしょう笑。あの時思った気持ちを忘れずにこれを反面教師のようなものにして頑張ってほしいです!今の3年生はしっかりしているので大丈夫だと思います。
振り返ると色々なことがありました。大変なことの方が多かったです。ただ学んだことも多いです。
“目標設定と課題発見”
“全員の意識統一と徹底”
ヨットはトライ&エラーの繰り返しです。目標を立てそれをクリアする。そしたら再び目標を立てクリアしていく。この繰り返しだと思います。しかし、ヨットという競技は基礎を忘れがちな競技だと思っています。基本的な目標は何度何度も見直していってください。
ただ、これを行うためには
“正しい知識” が必要です。他の大学と比べて千葉大には欠けているものです。自分たちにはコーチがいません。乗っていてもほんとうにこれで合っているのかわからないところが多くあります。
“OB・OGの皆さん、もっとヨットを教えに来てください!“ お願いします。
一番難しいと感じたことが “全員の意識統一とその徹底” です。目標、モチベーション、時間管理、備品管理など、全員の意識が統一されていないと部活が回りません。これができてくるともっと部活が楽しくなると思います。
ここまでマイナスなことを最後に書いても嫌なので、ここからは印象に残っている出来事を書いていこうと思います。
(1)試乗会
1年の何も予定がないくそ暇な夏休み中、家でゴロゴロしているときにTwitter(現在X)で試乗会のお知らせを見つけました。トラピーズに出てこんなに楽しいスポーツがあるのかと思いました。先輩もみんな素敵な人たちでした。同期はいないのかなと思ったら、北井君が先輩ずらしてきて、「なんだこいつ」と思いました。その時はもっとちゃんとしてるやつだと思ってました。
入部決定!
(2)春インカレ予選にて藤井ちゃんオ〇ッコ中に沈
今思えば一番笑える出来事です。2年の春イン予選でレースの合間に、寒くてオ〇ッコをしている藤井ちゃんもろとも沈させました。“メインを引けばウェザーがうまれる”ということを2年の僕は知っていたので、藤井ちゃんがオ〇ッコしているときに、船を上に向けたくてメインを引っ張ってみました。するとパワーがめちゃめちゃ入って、藤井ちゃんが後ろ向きのまま海に消えていきました。
あの時の僕は何が起こったのかわからずパニックでしたが、今思い返すと爆笑できる出来事です。
「ごめんなさい、藤井ちゃん」
(3)2年秋イン
ヨットが楽しいと思えるようになったきっかけです。夏合宿中は全く走らなかったのに、インカレで前を走りました。コースもちょこっと引きました。めちゃめちゃ楽しかったです。脳汁いっぱい出ました。
(4)通算スピンポール3本撃破
マストは折らずにスピンポールを3本折りました。多分全部リーチングでの沈です。年間1本ペースです。大谷は年間54本です。まだまだですね。
(5)チェリー小林文句を言いながらハーバーバック
3年の冬、溜まりに溜まったチェリー小林が文句を言ってきました。最初はすぐに終わるかなと思っていましたが、気づいたらハーバーバックするときまで文句を言い続けていました。その時のクローズはめちゃ遅かったです。正直何を言っていたか覚えていません。聞き流していました。ごめんよ。
「がんばれ小林、いろいろ溜めすぎないように」
ここからは言いたいことを書いていこうと思います。
~好きこそものの上手なれ~
ありきたりな言葉ですが、ヨットにはこの言葉がよくあてはまると思います。どんどん乗って、調べて、好きになっていってください。
これからどんどん寒くなって部活に行くことが嫌になると思います。めんどくさくなると思います。やめたいって思う日も来ると思います。そんな時こそヨットに触れてください。
「楽しい」「乗りたい」と思えたら勝ちです!
~クルーのみんなへ~
何度も言ったと思いますが、470はクルーが重要です。千葉大はクルーのレベルが他の大学に比べて低いです。これは秋インカレで気づいた一番大きなことです。スキッパーのレベルがある程度のところまで行ったら、そこから上へ順位を持っていくのはクルーです。よいコースを引くためにはボートスピードが重要です。とにかく練習してまずは動作を完璧にしてください。
自分の後悔は
“動作を完璧にできなかった” ことです。
~3年生へ~
ほぼ同期みたいなものでした。不甲斐ない4年生をたくさんサポートしてくれてありがとう。溜まった文句は後で吐き出してください。それぞれがよい考えをもっているので、うまく調和してよいものにしていってください。
~2年生へ~
自分が新歓をやっているときに入ってきたので愛着があります。本当に変な奴らの集まりですが、正直に言うと落ち込んでいるときに元気をくれた存在です。2年生がゲラゲラ笑っているから明るくなった場面がありました。ありがとう。
個々に書きます。
日向太へ 意外と真面目です。抱え込みすぎないようにね。
弥永へ 真面目そうで真面目じゃないです。周りをよく見てみんなをまとめてね。
左柄へ とにかく部活に来なさい。君の存在は大きいです。
あかねってぃーへ とにかくみんな個性が強いです。サポートしてあげてください。
~1年生へ~
同期が7人いることはすごいことです。これから寒くなって、いろんなことがあって、もしかしたらつらくなる時が来るかもしれません。そんな時は同期に相談してみてください。たくさんの切磋琢磨できる仲間がいることはすごく羨ましいです。頑張れ!
遅刻をしないように!!!
今ブログを書き終え大学ヨット生活を振り返っていますが、できたこと・できなかったこと・楽しかったこと・つらかったこと・出会えた人々、すべてが財産です。
社会人になっても海には関わっていたいな。
最後にはなりますが、改めてこれまでの大学ヨット生活に関わってくださったすべての皆様ありがとうございました。
ちなみに最後のレースのトランジットは “江ノ島の展望台“ でした。
トランジット大事!
千葉大学体育会ヨット部4年 クルー
浅見 魁生