あけましておめでとうございます。2021年一発目のブログは、副将になった2年の寺島がお送りします。今日は話すことが多すぎるのですが、どうか最後までお付き合いください。
まずは緊急事態宣言下での部活動についてです。課外活動を2時間以内に制限するという大学の決定に則り、ヨット部は週末午前中のみの活動を継続することにしました。春合宿やインカレ出場については、宣言下では承認が下りない状況です。ただ、これは、合宿や大会を諦めると言っているわけではありません。交渉は続けますが、事態が好転しない限り厳しいだろうという予想です。宣言が撤回されたのちにどこまで活動を正常化できるかは不透明ですので、今は限られた時間を最大限に使って今までの復習をする時期なのかなと個人的には思っています。ただ、部としてもまだ方針を決め切れているわけではなく手探りの状況ですので、また変わるかもしれないことは申し添えておきます。
部としての報告はここまでにして、ここからは完全に個人的な話です。先にも書きましたが、僕は新体制で副将になりました。副将になったということは、ヨットのスキルとかとは全く別の「部の運営」に深く関わることになるということです。副将になるだろうということは薄々わかっていましたし、僕自身もそのつもりだったのでモチベーションがかなり高いです。ということで、この「部の運営」についての僕の目標とそれにかける思いを綴ろうと思います。
今年の僕の目標は、「強い部にふさわしい雰囲気を作ること」です。
まず前提として、僕ら2年生より下の代は、全日本インカレに出場していた頃の「強い千葉大」を知りません。それどころか、個人的には「こんな部が本当に強かったの?」と思って過ごしてきた時間のほうが長いです(先輩方ごめんなさい)。それは、艇の速さとかコース引きの上手さとは関係ない、空気の問題です。特に、疲れからか雰囲気が暗く、合宿所全体が死んだような空気に包まれていた1年生の時の夏合宿は衝撃的でした。あの時は、全日本という目標に向けた一体感を微塵も感じられませんでした。全日本に出ていたころの合宿もあの空気だったのかもわかりませんが、僕はあんな暗い部が強いわけがないと思っていました(八木さん、伊東さん、すみません)。
去年はそれを踏まえて「楽しい部づくり」が掲げられ、それは達成できたと考えています。後輩もたくさん入ってくれて、部の一体感は今が一番強いと感じています。ただ、去年は「勝つための逆算」が足りないように感じていました。上達への道筋といったことです。練習メニューはいつも滑りと短めの上下マークの動作練。時々思い出したようにリーチングをやる。もちろん動作が重要なことは分かっていますが、レースの勝敗を決める要素であり、千葉大の課題でもあるスタートの練習や、コースの引き方を考えるような機会は、一度もありませんでした。スキクル交代期間やコロナの中断期間があったとはいえ、少しおかしいと感じていました。実際僕は、入部からつい3か月前までの1年半の間に、スタート練というものを片手で数えるほどしかやったことがありません。それでは、いくら楽しそうにヨットに乗っていても、レースで勝てるわけないです。
そこで今年は、レースを見据えた練習を意識しています。新体制に移行してからすでに何度かスタート練を重ね、レースにも出場して勝負の空気を感じることもできました。さらに、2月からはレース練を始めます。コースのことを真剣に考える機会を作ります。他大学のことは分かりませんが、きっと当たり前のようにこのような練習をしているのではないでしょうか。そう考えると、ようやくヨット部としてのスタートラインに立った気分です。ここからさらに必要なのは、高め合うことだと僕は思っています。上手い人からコツを聞いたり意見をぶつけ合ったりする。練習を見に来てくださったOBさんや監督からも同じように何かを吸収しようとする。そしてそれをほかの部員に伝える。このサイクルが継続的に回るようになれば、強くなることも、強さを維持することもできるのではないでしょうか。
話は変わりますが、先日家族と初詣に行った際に、おみくじを引きました。結果は吉でした。別に吉の自慢がしたいわけではないです。引いたくじのコメント(?)に、「何かを変えるには最上の時」と書いてあったことを話したいのです。これを見たとき、頭の中に部活のことしか浮かびませんでした。僕はおみくじのような類のものをあまり信じていないのですが、こればっかりは信じてみよう、今年こそ「強い千葉大」復活のための変革の年にしようと改めて決心しました。
古津さんが1つ前のブログに書いたように、今年の目標は秋イン決勝進出です。低いと感じた方もいるかもしれません。でも、強い千葉大を知らない僕からしたらとてつもなく高い目標です。しかも、僕は全日本や決勝の舞台に立ちたくて、その過程を乗り越えたくてヨット部に入った人間です。そこを目指して精一杯やりますので、応援よろしくお願いします。
長文失礼しました。
まずは緊急事態宣言下での部活動についてです。課外活動を2時間以内に制限するという大学の決定に則り、ヨット部は週末午前中のみの活動を継続することにしました。春合宿やインカレ出場については、宣言下では承認が下りない状況です。ただ、これは、合宿や大会を諦めると言っているわけではありません。交渉は続けますが、事態が好転しない限り厳しいだろうという予想です。宣言が撤回されたのちにどこまで活動を正常化できるかは不透明ですので、今は限られた時間を最大限に使って今までの復習をする時期なのかなと個人的には思っています。ただ、部としてもまだ方針を決め切れているわけではなく手探りの状況ですので、また変わるかもしれないことは申し添えておきます。
部としての報告はここまでにして、ここからは完全に個人的な話です。先にも書きましたが、僕は新体制で副将になりました。副将になったということは、ヨットのスキルとかとは全く別の「部の運営」に深く関わることになるということです。副将になるだろうということは薄々わかっていましたし、僕自身もそのつもりだったのでモチベーションがかなり高いです。ということで、この「部の運営」についての僕の目標とそれにかける思いを綴ろうと思います。
今年の僕の目標は、「強い部にふさわしい雰囲気を作ること」です。
まず前提として、僕ら2年生より下の代は、全日本インカレに出場していた頃の「強い千葉大」を知りません。それどころか、個人的には「こんな部が本当に強かったの?」と思って過ごしてきた時間のほうが長いです(先輩方ごめんなさい)。それは、艇の速さとかコース引きの上手さとは関係ない、空気の問題です。特に、疲れからか雰囲気が暗く、合宿所全体が死んだような空気に包まれていた1年生の時の夏合宿は衝撃的でした。あの時は、全日本という目標に向けた一体感を微塵も感じられませんでした。全日本に出ていたころの合宿もあの空気だったのかもわかりませんが、僕はあんな暗い部が強いわけがないと思っていました(八木さん、伊東さん、すみません)。
去年はそれを踏まえて「楽しい部づくり」が掲げられ、それは達成できたと考えています。後輩もたくさん入ってくれて、部の一体感は今が一番強いと感じています。ただ、去年は「勝つための逆算」が足りないように感じていました。上達への道筋といったことです。練習メニューはいつも滑りと短めの上下マークの動作練。時々思い出したようにリーチングをやる。もちろん動作が重要なことは分かっていますが、レースの勝敗を決める要素であり、千葉大の課題でもあるスタートの練習や、コースの引き方を考えるような機会は、一度もありませんでした。スキクル交代期間やコロナの中断期間があったとはいえ、少しおかしいと感じていました。実際僕は、入部からつい3か月前までの1年半の間に、スタート練というものを片手で数えるほどしかやったことがありません。それでは、いくら楽しそうにヨットに乗っていても、レースで勝てるわけないです。
そこで今年は、レースを見据えた練習を意識しています。新体制に移行してからすでに何度かスタート練を重ね、レースにも出場して勝負の空気を感じることもできました。さらに、2月からはレース練を始めます。コースのことを真剣に考える機会を作ります。他大学のことは分かりませんが、きっと当たり前のようにこのような練習をしているのではないでしょうか。そう考えると、ようやくヨット部としてのスタートラインに立った気分です。ここからさらに必要なのは、高め合うことだと僕は思っています。上手い人からコツを聞いたり意見をぶつけ合ったりする。練習を見に来てくださったOBさんや監督からも同じように何かを吸収しようとする。そしてそれをほかの部員に伝える。このサイクルが継続的に回るようになれば、強くなることも、強さを維持することもできるのではないでしょうか。
話は変わりますが、先日家族と初詣に行った際に、おみくじを引きました。結果は吉でした。別に吉の自慢がしたいわけではないです。引いたくじのコメント(?)に、「何かを変えるには最上の時」と書いてあったことを話したいのです。これを見たとき、頭の中に部活のことしか浮かびませんでした。僕はおみくじのような類のものをあまり信じていないのですが、こればっかりは信じてみよう、今年こそ「強い千葉大」復活のための変革の年にしようと改めて決心しました。
古津さんが1つ前のブログに書いたように、今年の目標は秋イン決勝進出です。低いと感じた方もいるかもしれません。でも、強い千葉大を知らない僕からしたらとてつもなく高い目標です。しかも、僕は全日本や決勝の舞台に立ちたくて、その過程を乗り越えたくてヨット部に入った人間です。そこを目指して精一杯やりますので、応援よろしくお願いします。
長文失礼しました。
すべり(艇速)やマーク動作は身体で覚える部分が大きいから、今の海に出れない状況だとなかなか練習の機会がないかもしれない。
でも、海に出れなくてもYouTubeの動画でイメージトレーニングができる。特にスタートに関しては、動画からかなり多くのことが学べる(スキッパーは「風軸に対する船の角度をどう維持しているか」や「加速の付け方」等、クルーは「スタート後のパンピング」や「ジブの調節の仕方」等)。微風・順風・強風のそれぞれお気に入りの動画を見つけ、何度も見返して頭の中でイメージを膨らませる(World Sailing TVとOlympicのチャンネルがおすすめ)。イメージトレーニングは本当に大事で、是非みんなにやってほしいと思います(ただ、「見ないと」と思って見るのは続かなくて、「オリンピックセーラーはこんな感じなのか、すげぇなぁ」って気持ちで自然と見てほしいからあんま強くは言えない)。
コース引きに関してはe-sailing(ゲーム)が最近日本でも盛んになってきたっぽいのでそれでやってみるのも良いかもしれない。
2月からのコース練では、毎回フィニッシュした後にどこが良くてどこがダメだったかをスキクルで話し合う時間を設けることが大事。チームメイトではあるけど海上では敵として、絶対負けないって思いで、緊張感をもってやってると良いかも(そういうピリついた雰囲気の中で競い合うことで、インカレ本番でも普段通りの動作が実現できる)。あとスタートに関しては動画を撮って、陸に戻ってからどうだったかを振り返る。
何か分からないことがあればいつでもラインとかで質問してください、頑張れぇぇぇ!!!
スタートが課題とのことだったので、
スキッパー目線から大事だと思うことを挙げたいと思います。
良かったら参考にしてださい。
①ペアでスタートのルーティーンを決める
ルーティーンをすることで、精神的にも落ち着くし、
確認することが明確になって、自分の中で情報が整理しやすくなります。
以下、私がやっていたルーティーンを載せておきます。
・本船に向かうすべり
風向、振れの周期、波の対処など、ペアで確認しながら本船に向かう。
・本船の尻で潮を測る
時間があって、船がまだ少ない時にやると楽なので私は最初の方にやってました。
時間があまってたら、アウターの尻でもやってました。
(潮の流れがスタート直前で変わる可能性もあるので、時間が空いたらこまめにやる)
・レース海面をすべる
オレンジがなかなか上がらないときは、レース海面をすべって、レース海面と風向を確認します
遠くに行き過ぎて戻れなくなることがあるので、
オレンジ旗が上がってないかこまめにチェック
・スタートラインを流す
スタートラインが打たれたら、時間が許す限り、本船からアウターに向かって2,3回流してました。
スタートラインの長さと、景色をよく確認します。
潮に流される感じもつかんで、並ぶ位置をイメージする。
・スタートラインで真ん中で風向をはかる
スタートラインの風向はこまめに測ってました。
このとき有利サイドも確認。
・アウターのギリギリでクローズを走る
デッドラインを確認するために、アウターまでいったらクローズを走る
スキッパーは後ろを振り向いて、出れる位置のイメージを掴む。クルーにはクローズの風向を確認してもらう。
・トランジットの確認
本船からアウター、アウターから本船を重ねて、両方の景色を2人で確認する
・本船の上で止まって、ペアとコースを考える
海面のブローと風向を確認しながら、コースを話し合う。ここで、スタートラインのどこで出るかも決める。
最初のタックをどこで打つかも話し合うといいかも。
・設定された風向と、コースを確認する
本船が設定した風向とコースを確認する
・470旗があがったら出たい位置に並ぶ
私はとにかく早めに並んでました。出たい位置を死守。下有利の時は特に潮で流される距離をイメージして、少し余裕持って並ぶ。
・最後に風向を測る
直前にもう一度風向を測って、コンパスをタクティクスにする
後はとにかく下のスペースを守る!!!!
って感じです。
普段の練習でも自分でルーティーンを決めて実行するといいと思います。
スタート練は艇数が多い方がいいので、
他大学のコース練に混ざるのが一番いいと思います。
他大学との交流を大切にしてください。
寒い時期の練習は大変ですが、絶対力になります。
安全面にはくれぐれも気をつけて、頑張ってください。