平素よりお世話になっております。
今年度主将を務めました、北井です。 早かったような短かったような引退の時期を迎え、まずこうして4年間やり通すことができたことに感謝をしつつ引退ブログを書きたいと思います。
まず冒頭にこの4年間、本当に多くの方にご支援をいただきました。
高校の大先輩である小岩井コーチ、稲毛において明海大学監督ながらさまざまなアドバイスをいただいた国府田監督らコーチ陣、そしてお忙しい中私たちを叱ってくださる熊田監督、今年度からほたて会会長となり常に支えていただいた斎藤さんをはじめ、差し入れやコーチング、指導をしてくださったO B・OGの皆様本当にお世話になりました。入部当初から再三申し上げていますがヨットは環境が命のスポーツです。
どれだけ私が頑張ってもこうして4年間大会に出て、最終的には5艇+レスキューもの仲間と活動をできたのは皆様が築き上げてくださった歴史、そして現在もたくさんの支援をしてくださっているからであると痛感します。改めてありがとうございました。そして2年生の頃新艇(4841)、新レスキュー(ほたてⅡ)をそれぞれ進水し、他にも主将になってからはチーム運営に大会運営や船検など時期的に重なったこともありますが貴重な経験をさせていただきました。こと新艇らは私たちに期待を寄せていただいていたのに、全日本の舞台を再び皆さんにお見せすることができず(北井としても?)本当にごめんなさい。これからはOBとして自分にできることをサポートしていこうと思います。
ということで今できることとして今年度の自分の考え方と反省、そして自分が思う改善策を書き残ししていこうと思います。かなり長いのでそれぞれ必要だと思う部分だけ目次ごとに読んでください笑。ただ、これに従えということではなく自分が考える理想像になるためにはという視点なので、各代話し合ってそれぞれの理想像を決めて欲しいと思います。
ただまず言いたいことは楽しくあれ!ということです。
少人数さゆえに誤魔化していた部分が多々あったけれど(?笑)楽しさを知らないようであれば正直相当辛い部活に来ることは自分のことだけ考えればマイナスです。海外旅行やら新しい常識、考え方を養う貴重な経験に使ってください。
でもヨットは楽しい!そしてやってみないとヨットの楽しさは伝わりづらいのです。ぜひみんなにハマって欲しいと思いつつ、各個人が、各代が楽しく、良い時間を過ごして欲しいと切に思います。
さて、この楽しさ、振り返りをする前に後書きですがこの文章はかなり長いです。すみません。
少しでも読みやすいように目次を作っておいたので読みたいと思う章だけ抜粋して読んでください。
(目次)
1. 楽しさ
2. 振り返り
3. 課題点
4. 楽しさを追求するために
5. 目標設定のために
6. 練習の仕方・1年生の役割について
7. それぞれへのメッセージ
8. 終わりに
1.楽しさ
ということでこのブログを見てくれるかもしれない新1年生たちに向けて、さらには自分たちが今年度モットーとした楽しさについて少しだけ書きたいと思います。
ヨットの楽しさには大きく分けて4つあります。
・乗り物としての楽しさ (新歓〜1年前半)
・考えることで成長する楽しさ (1年後半〜3年前半)
・勝つ楽しさ (3年〜4年)
・チームでやる楽しさ (全員?)
ただこのブログを読んでくれている人はチームの楽しさと乗り物としての楽しさとをしっていると思うので、考えることで成長できるヨットならではの楽しさをぜひ知って欲しい。(浅見もこれにどっぷりハマっていたのが最高に嬉しかった〜)という思いで活動したのでその反省と方法を後半たっぷりと綴っています。
ここでは勝つ楽しさについてちょっとだけ綴ります。
先代から受け継いできたこの楽しさは全日本に行くという目標がこれに当たるわけです。
自分が1年生の頃は予選敗退だったところから決勝に駒を進め、全日本を目標にすることができるようになった3年生までこの勝つ楽しさは最高のものがありました。数字や目に見えるものとして現れる結果、駒を進めることができたという達成感は何ものにも言い難い。しかし、決勝進出を超え全日本出場が目標となった今、全日本の舞台を経験してしたことがある、もしくは部の絶対的存在に偶然ではなく勝てた経験がある、そんな人ではないとこの楽しさにどっぷり浸かることはなかなかに難しいようです。さらには絶対的エースのような人はことチーム内ではそれが普通になり楽しさを覚えなくなってしまう。楽しくなければ当たり前だがモチベーションはどんどんと下がってしまいます。最終的に全日本で勝つ喜びを知って欲しい、という思いはもちろんありますがそれをここで願うだけでは仕方がないのでその前段階ヨットならではの楽しさについてたっぷりと後述しようと思います。これらが達成された後に感じる勝つ喜びを感じられる日をOBの一員として心待ちにしています。
2.振り返り
さて、まず簡単に自分のこれまでの軌跡を振り返りたいと思います。
僕が初めてヨット界に参入したのが中学生の頃でした。ちょうど10年前になります。中高と全国大会に参加して、仲間といろんな議論を交わしながら切磋琢磨し合う時期は本当に至高の時間で、ヨットにのめり込んで行きました。コロナでインターハイは無くなってしまったものの、日本一の座を目指してハイレベルな戦いを繰り広げる楽しさもあったが、
それよりも僕は仲間と議論を重ね高みを目指す時が本当に楽しかった。
これに尽きます。
もちろんヨットの楽しさはこれだけではありません。
ハルに波がコポコポと音を立てて振動する様や足から伝わるヘルムの感覚(ん〜、我ながらマニアックすぎる笑)、時に踊るように滑らかに時に激しく動作を繰り返しながら広い視野で戦術を考えることで未経験者であってもオリンピック選手に勝つことだって夢ではない!(一レースだけ畔柳さんとオリンピック選手の前でゴールした時は人生1嬉しかったな〜、と昨日畔柳さんと飲みながら話していました笑)これが大学から始める人が多い要因だと思う!
↑もし読んでくれている神新1年生がいたらぜひヨットの面白さを体感して〜!
と脱線してしまいましたが議論を重ね、成長し合う楽しさを共有したくてもう一度大学になってもヨット部入部しました。幸いにももう熱すぎる先輩や楽しさに共感してくれる同期(浅見しか居なくなってしまったけど、、)、後輩と出会いコロナで1艇しか大会に出られないほど衰弱してしまった千葉大学ヨット部は成長し合うことができる環境になりました。
こうして回ってきた最高学年、結果こそ出せなかったものの最高の環境を残して引き継いでくれたバトンをどう繋いでいくか。。。同期の浅見をはじめ部員と共有し「目的共有」「役割分担」「相互信頼」を基にコミュニケーションを行い主体的に取り組む、そして第一に楽しむこと!これをモットーにスタートしたが、この1年間は本当にキツすぎた。(浅見からの伏線を回収しておきました笑)
3つの主軸は愚か、モットーとした楽しむことすら自分たちが体現できなかったことが本当に悔しいです。春合宿が始まる1月から私は公務員試験に気持ちがシフトしていき、その中で時間を作ろうとしても結局うまくいかず、逆にみんなの意欲を下げさせる結果を招いてしまった。さらには運営すらままならず、こうした自分への不信、または仲間からの信頼は崩れていった。こうして3軸のうちの一角である「相互信頼」が崩れてしまったのだと痛感する。
浅見はブログでは4年生と括ってくれたが、主将として、チームのエースとして3年間も担っていたのに、ただただ結果も姿勢も引っ張ることができなかった自分の至らなさが露見したとつくづく感じる。
こうした状況では議論を重ね成長すること、それらを通した「楽しさ」は伝わるわけもなく「目的共有」とモットーを失ってしまったのです。
3.課題点
さて、自分の能力不足と嘆いても仕方がないので、これから先どうするべきか自分のためにも考えていきます。
まず、決めた決断に対してやり切る。当たり前だが自分が至らなかった一番の要因だ。
無理なものは無理であるとしっかり見切りをつけ、再度軌道に載せる。
この決断力と固くやり切る力、実行力が至らなさの原因であり、当然にできなければいけないことであったと思う。これらは特に3年生は心配ないだろう。 これから僕個人が解決します笑。
次にないものねだりをしてしまうと底なしの明るさを持つムードメーカーの存在だ。こればかりは各々の人柄次第だがこのような人(先輩で言うと柳さん)がいるだけでチームでやる楽しさ、やり切る実行力も格段に上がると思う。そんなスーパールーキーが出てきたら絶対逃がしちゃダメだよ(笑)
さらにはもう一点考える楽しさについて常に言っていたが、伝え切ることができなかった。
これは前述した私自身の至らなさが原因の大半だが、嘆いても仕方がないので書き記すとともにその方法の改善案を書き残したいと思います。
4.楽しさを追求するために
ここからはただの持論なので、口調を崩します。考える楽しさとは毎練習ごとに目標をたててそれを達成していく楽しさということだ。これは何事にもおいても言える楽しさだが、特にヨットは考えるスポーツである。
前述もしたが、うまくいけばオリンピック選手にも勝てるし、潜在的な身体能力も必要ないのでみんなが成長を感じやすいのだ。さらにいえば経験者も少ないので切磋琢磨しやすい。僕がヨットにハマったのは高校時代の絶対的エース(インターハイ2年連続1位の国見さん)を自分でしっかりと作戦立てたコースでぶち抜いた時だ。それ以来ペアと常に話しあい、時には下回航だけを1つのマークで3時間まわり続け、時には部室においてあった陸上トレーニング艇で動画を撮りながら4時間ぐらいペアの子も交えながらやり続けた。この楽しさの片鱗は大学3年生の畔柳さんと出たオリンピックウィークでも感じることになる。(こちらは偶然が大半である笑)
そのために欠かせないのが目標設定であるが、これがなかなか難しい。目標設定をやろうねと、主将はじめでもその後練習でもいうことはしたが、長続きはしないし、そもそもなかなか設定してきてくれることは少なかった。上級生に関してはただの怠慢だが、下級生は目標の立て方、そもそも何を目標にして良いか、分からないからだと思う。自分はこの指示も怠ってしまった。そこで目標の立て方と今年度の目標について改めて整理しようと思う。
ところで2、3年生は去年の夏オクムラボートの山本さんにしていただいた話を覚えているかもしれないが「戦術」と「戦略」を明確にするという話だ。戦略とは大まかな部の方針であり、どのようなチームの雰囲気、結果、ゴールを見据えるか。戦略とはそのために具体的にどのようなことを実行するのかということである。この話をいただいた当初誰もこのチームにおけるそれらが何であるのか答えることができなかった。そこで兼ねてからの目標である議論を重ね自分で考える主体性を養い、楽しむことで相乗効果をもたらし、成長する様を戦略とした。これは去年の反省も踏まえたものであり、強豪私立に対して技術力では絶対的勝てないためだ。
(ちなみにボートスピードを上げるといった技術的な戦略もすべりの仕方、常に船を整備して軽くする、セールシェイプについてとことん研究する、コーチングを有料で依頼するといったうちの強み、個性を作ることが戦術になり、これらについて山本さんから話があった)
さらに少人数であることも生かし、チームを一丸にすることで3つの主軸とともに後輩からもアイデアをより言いやすい環境や足りないこと、やりたいこと、わからないことに対して常に問いかけるようにする。これらを戦術としたつもりです。(おかけで海上ではずっと声を枯らしていた気がする。。)しかし、足りなかったものは大前提やり切る力さらにより具体的な指示であったと思う。3年生や経験者はまだしも1年生にはわからないことが分からない。よく言うことだが、それに対して具体的に指示や方針を示していくべきであったのかなと思う。
ここからは具体的に目標設定の仕方や何を考えて欲しかったか、そのための指示の仕方について綴りたいと思う。
5.目標設定について
物事にはいくつかの壁が存在する。「知識の壁」、「行動の壁」、「気づきの壁」、「技術の壁」、「習慣の壁」と言うものがあるらしい。それぞれ知らない、知る、やってみる、わかる、できる、している。といった状態を経る。
(『アオアシから学ぶ考える葦の育て方』より引用)
これを元に今自分がどの状態におり、次に何をするべきなのかを整理することで目標を立てることがやりやすくなる。これらの壁を超えるためには各個人が考え行動をしなければならないわけだが、例えば道筋をつけてあげることは上級生がすべきことなのではと思う。具体的に最初に当たるものが知識の壁になるわけだが、これは知識という外部要因がなければ難しい。だからこそ例えば「本のこの章について読んできて」「ロールタックの要点を探してこい」と伝え、次の部活の時に実際に1年生同士でやらせてみるといったことだ。
つまりテーマを与え、どの状態なのかみんなで共有をさせる場を設けることができたと思う。これは上級生にも言えることで、上級生についてはミーティングでやる必要はないと思うが、ペア間でアップ、ダウン、スタートそれぞれのテーマが何であるか共有できるとよかったなと感じた。
これらができれば1年生の何からやればいいかわからないということもなくなり目標を持って活動ができ、成長を自分で感じることができたのではないか、また上級生でもテーマがあるからこそどんな練習をやりたいかと聞いた時にこれがやりたいなど意見を言ってくれるようになったのではと終わってから感じる。
と本や大人の話から類推して偉そうに語ってきましたが、要約すると「考えろ」、「議論しろ」と言っても何を議論するべきなのか分からないので目的語やテーマを与え具体的に指示をすることが大切であるということです。セールを見るのかボート、人を見るのか視点を変え、さらには練習から飛び出て安全性やコース引き、地形研究といったマクロな視点、つまり視座を変えてテーマなどの具体的な指示を与えてあげることが上級生としてやるべきであったのかなということです。
もちろん部員はこれらに従って目標を立てて、やることやりたいこと、現状を把握(わかっているのか、できるなのか、など)することが大切でその方法を自分なりに前述してきました。
とはいえ、実際にこれをやり切ることは本当に難しい!私自身それをやりきれなかったし、個人の中に留めるだけならまだしも組織で取り組むなら尚更だ。しかしそれらをやりきれない自分に失望してそれ以前のことすらできなくなったり、有言実行できないことが自分のように信頼を失うことになったりするかもしれない。それは決めたことの必要性を常に意識して、意識を高く持ち続けるしかない。。今思うとその最も簡単で効率的なものが時間管理なのかなと思う。(他に解決法があったら本当にコチャで教えて欲しい!!!!笑)
ただ、それができない自分たちのようになってしまったら後輩がなんなら1年生が支えてあげてほしい。 後述するが1年生の力は本当に偉大で部全体の意識を底上げすることができると思っている。自分たちで主体的に動き楽しんでくれれば必ず4年生は奮起する上にみんなが部に行きたいと思ってくれる。それでも難しい時は浅見がみんなに寄り添ってくれたように今度は2、3年生が後輩や先輩に対しても寄り添いまとめ上げて欲しい。それが「役割分担」であり「相互信頼」であると思う。
自分の反省を生かし示せる先輩と頼れる後輩になって欲しいと強く願っています。
6.練習の仕方・1年生の役割について
また、これも再三言っていたことだが、必ずしも海に出ている時間が長ければいいというわけではないと思う。昨日OBとしてミーティングにいった際にも言ったことだがまだ海に出る前にやるべきことがたくさんあるということだ。前述した目標を決めるための現状把握ができていないのであれば海に行ってもしょうがないということもそうだが、陸上で動作研究や一年生の知識を試す場としてはセールシェイプをいじってみたり、チューニングをいじってみたりいわゆるやってみることは陸上でもできるというより陸上の方がより効率が良いと思う。これらを踏まえてその日各々が何をすべきで何がしたいのか決めてほしいと願うばかりだ。
ここまで1年生のことについて特に書いてきたわけだが、それは部の雰囲気を作るのは1年生の仕事であると高校時代の恩師から考えを受け継いできたからだ。1年生が楽しくヨットをやってくれれば上級生は本当に嬉しいものだ。これは絶対の自信がある。逆に何をすれば良いか分からず、ただ乗っているだけ、言われた通りやるだけでは上級生は本当に大変になり、部の雰囲気を崩壊させる。ちなみにこれも自分たちの代で楽しむことができなかった要因の一つだと感じている。上級生や過去の自分たちを擁護するようになってしまうが、こと4年生は自分たちのヨットのこと、部の運営、さらには就活や将来の岐路に立たされて他人のことなどに気が回らなくなってしまう。だからこそ何がしたくて何が分からないのか声をあげるだけでもいい。とにかく発信をして、こと海上では声を出して欲しいのだ。何も分からないから何もできないではなく1年生でも部を変えられるだけのパワーがあることをぜひ知ってほしい、そう思います。
7.それぞれに向けたメッセージ
OB・OG、先輩の皆様
私が入部した当初、すごく期待に満ち温かく歓迎してくれたことを鮮明に覚えています。環境整備をしてくれたほたて会の皆さん、強風の中勝手に進む自分のことを声まで枯らしながらもブチギレて下さった監督、初回に私を迎えにきてくれた藤井ちゃん、ムードメーカーな山口さん、最下級生の自分にスキッパーの枠を譲ってくれて自分は4年生なのにクルーとして出場をさせてしまった寺島さん、2年間うるさいほどの事細かい指示出し、愚痴を浴びながらも乗り続けてくれた伊藤さんに完璧主将のけいちゃんに諸々のメーターが振り切って壊れちゃってる柳さん、一人一人が私にとって本当に大切な存在で、運営していく中でも皆さんだったらどうしただろうとよく考えていました。本当にお世話になりました。
(3年生)
就任当初からわかっていたがなかなかうまくまとまらない中、みんなに色々な役割についてもらい、なんなら自分が部活から意識が逸れ、苦しい時期の中でも耐え忍び練習を続けてくれたみんなには頭が上がらないです。それぞれが個性的でこれまたうまくまとまるかちょっと不安だけど、自分とは違いしっかりしている人も多いからそれぞれの個性を大切にしながらちゃんとコミュニケーションをとって自分たちを反面教師に頑張ってください
(2年生)
当初から部員が圧倒的に減り、これから先本当に大変になると思います。特に3年生はこれから忙しい時期に入り、うまく回らない、雰囲気が悪くなることがままあると思うから、今年度の3年生が私たちを支えてくれたように頼りある存在になってください。
まだ、頼りないっすね〜。。
(1年生)
あまり長い時間いることができなかったし、圧倒的優しさを持つかいせいが色々と1年生に対してアクションを起こしてくれていたので、あまり構っていなかったが中盤でもいった通り、みんなは恵まれていてこれだけ大人数で1年から船に乗れ、モチベーションと知識がある部員がたくさんいるので切磋琢磨しあいながら、部の雰囲気をぜひ作ってほしい。1年生のやる気、主体性が何よりも部を作ります。各々が競いあい、ヨットを楽しんでください。
(かいせいに)
3年生までは最高に楽しい時間を過ごして、それぞれが成長できていたが4年になりかいせいに頼りきりになる場面は数えきれないほどあるし、それぞれ思うことはたくさんあると思う。でもかいせいが同期でいてくれて本当によかった。あのヨットを本当に楽しそうにやっていた時の空間を守りきれなくて本当に申し訳ない。これを読んでくれた後輩が一人でもあの頃のように楽しんでくれる人がいると嬉しいね!
8.終わりに
ついつい喋り出すと止まらない癖が出てしまいかなりの長文になってしまって申し訳ないです。。読んでくれた人はありがとうございます。
自分のことを棚にあげ、伝えきれなかった楽しさについてペラペラと綴ってきましたが、とにかく自分が感じたヨットの楽しさ、かいせいがハマってくれていた楽しさ、笑顔がこれからヨットに携わってくれる後輩に一人でも伝わってくれたらいいなと思います。
ヨットは生涯スポーツなのでまたヨットに関わりたいところです!と言いたいところですけど、今年4月ごろにラテックスアレルギー(ゴムアレルギー)であることが発覚し、ウェットが自分に適していないことがわかりました。ぴえん
10年目にしてようやく炎症を起こしていた原因が見つかったわけですが、今更引き返せないのでウェットを着ないウォータースポーツがいいな。
もしかしたらまた、炎症覚悟で着てるかも。。
ただ僕の影響なのかわからないが弟がウィンドを始め、柳さんまでウィンドに明け暮れてるから自分も始めちゃいそうな予感、、、
さて最後に10年間のヨット生活の節目としてここまで千葉大学ヨット部として携わってくれた関係者の皆さん、中学からの同期、先生方、そして家族のみんな本当にありがとうございました。
千葉大学ヨット部 北井克典
今年度主将を務めました、北井です。 早かったような短かったような引退の時期を迎え、まずこうして4年間やり通すことができたことに感謝をしつつ引退ブログを書きたいと思います。
まず冒頭にこの4年間、本当に多くの方にご支援をいただきました。
高校の大先輩である小岩井コーチ、稲毛において明海大学監督ながらさまざまなアドバイスをいただいた国府田監督らコーチ陣、そしてお忙しい中私たちを叱ってくださる熊田監督、今年度からほたて会会長となり常に支えていただいた斎藤さんをはじめ、差し入れやコーチング、指導をしてくださったO B・OGの皆様本当にお世話になりました。入部当初から再三申し上げていますがヨットは環境が命のスポーツです。
どれだけ私が頑張ってもこうして4年間大会に出て、最終的には5艇+レスキューもの仲間と活動をできたのは皆様が築き上げてくださった歴史、そして現在もたくさんの支援をしてくださっているからであると痛感します。改めてありがとうございました。そして2年生の頃新艇(4841)、新レスキュー(ほたてⅡ)をそれぞれ進水し、他にも主将になってからはチーム運営に大会運営や船検など時期的に重なったこともありますが貴重な経験をさせていただきました。こと新艇らは私たちに期待を寄せていただいていたのに、全日本の舞台を再び皆さんにお見せすることができず(北井としても?)本当にごめんなさい。これからはOBとして自分にできることをサポートしていこうと思います。
ということで今できることとして今年度の自分の考え方と反省、そして自分が思う改善策を書き残ししていこうと思います。かなり長いのでそれぞれ必要だと思う部分だけ目次ごとに読んでください笑。ただ、これに従えということではなく自分が考える理想像になるためにはという視点なので、各代話し合ってそれぞれの理想像を決めて欲しいと思います。
ただまず言いたいことは楽しくあれ!ということです。
少人数さゆえに誤魔化していた部分が多々あったけれど(?笑)楽しさを知らないようであれば正直相当辛い部活に来ることは自分のことだけ考えればマイナスです。海外旅行やら新しい常識、考え方を養う貴重な経験に使ってください。
でもヨットは楽しい!そしてやってみないとヨットの楽しさは伝わりづらいのです。ぜひみんなにハマって欲しいと思いつつ、各個人が、各代が楽しく、良い時間を過ごして欲しいと切に思います。
さて、この楽しさ、振り返りをする前に後書きですがこの文章はかなり長いです。すみません。
少しでも読みやすいように目次を作っておいたので読みたいと思う章だけ抜粋して読んでください。
(目次)
1. 楽しさ
2. 振り返り
3. 課題点
4. 楽しさを追求するために
5. 目標設定のために
6. 練習の仕方・1年生の役割について
7. それぞれへのメッセージ
8. 終わりに
1.楽しさ
ということでこのブログを見てくれるかもしれない新1年生たちに向けて、さらには自分たちが今年度モットーとした楽しさについて少しだけ書きたいと思います。
ヨットの楽しさには大きく分けて4つあります。
・乗り物としての楽しさ (新歓〜1年前半)
・考えることで成長する楽しさ (1年後半〜3年前半)
・勝つ楽しさ (3年〜4年)
・チームでやる楽しさ (全員?)
ただこのブログを読んでくれている人はチームの楽しさと乗り物としての楽しさとをしっていると思うので、考えることで成長できるヨットならではの楽しさをぜひ知って欲しい。(浅見もこれにどっぷりハマっていたのが最高に嬉しかった〜)という思いで活動したのでその反省と方法を後半たっぷりと綴っています。
ここでは勝つ楽しさについてちょっとだけ綴ります。
先代から受け継いできたこの楽しさは全日本に行くという目標がこれに当たるわけです。
自分が1年生の頃は予選敗退だったところから決勝に駒を進め、全日本を目標にすることができるようになった3年生までこの勝つ楽しさは最高のものがありました。数字や目に見えるものとして現れる結果、駒を進めることができたという達成感は何ものにも言い難い。しかし、決勝進出を超え全日本出場が目標となった今、全日本の舞台を経験してしたことがある、もしくは部の絶対的存在に偶然ではなく勝てた経験がある、そんな人ではないとこの楽しさにどっぷり浸かることはなかなかに難しいようです。さらには絶対的エースのような人はことチーム内ではそれが普通になり楽しさを覚えなくなってしまう。楽しくなければ当たり前だがモチベーションはどんどんと下がってしまいます。最終的に全日本で勝つ喜びを知って欲しい、という思いはもちろんありますがそれをここで願うだけでは仕方がないのでその前段階ヨットならではの楽しさについてたっぷりと後述しようと思います。これらが達成された後に感じる勝つ喜びを感じられる日をOBの一員として心待ちにしています。
2.振り返り
さて、まず簡単に自分のこれまでの軌跡を振り返りたいと思います。
僕が初めてヨット界に参入したのが中学生の頃でした。ちょうど10年前になります。中高と全国大会に参加して、仲間といろんな議論を交わしながら切磋琢磨し合う時期は本当に至高の時間で、ヨットにのめり込んで行きました。コロナでインターハイは無くなってしまったものの、日本一の座を目指してハイレベルな戦いを繰り広げる楽しさもあったが、
それよりも僕は仲間と議論を重ね高みを目指す時が本当に楽しかった。
これに尽きます。
もちろんヨットの楽しさはこれだけではありません。
ハルに波がコポコポと音を立てて振動する様や足から伝わるヘルムの感覚(ん〜、我ながらマニアックすぎる笑)、時に踊るように滑らかに時に激しく動作を繰り返しながら広い視野で戦術を考えることで未経験者であってもオリンピック選手に勝つことだって夢ではない!(一レースだけ畔柳さんとオリンピック選手の前でゴールした時は人生1嬉しかったな〜、と昨日畔柳さんと飲みながら話していました笑)これが大学から始める人が多い要因だと思う!
↑もし読んでくれている神新1年生がいたらぜひヨットの面白さを体感して〜!
と脱線してしまいましたが議論を重ね、成長し合う楽しさを共有したくてもう一度大学になってもヨット部入部しました。幸いにももう熱すぎる先輩や楽しさに共感してくれる同期(浅見しか居なくなってしまったけど、、)、後輩と出会いコロナで1艇しか大会に出られないほど衰弱してしまった千葉大学ヨット部は成長し合うことができる環境になりました。
こうして回ってきた最高学年、結果こそ出せなかったものの最高の環境を残して引き継いでくれたバトンをどう繋いでいくか。。。同期の浅見をはじめ部員と共有し「目的共有」「役割分担」「相互信頼」を基にコミュニケーションを行い主体的に取り組む、そして第一に楽しむこと!これをモットーにスタートしたが、この1年間は本当にキツすぎた。(浅見からの伏線を回収しておきました笑)
3つの主軸は愚か、モットーとした楽しむことすら自分たちが体現できなかったことが本当に悔しいです。春合宿が始まる1月から私は公務員試験に気持ちがシフトしていき、その中で時間を作ろうとしても結局うまくいかず、逆にみんなの意欲を下げさせる結果を招いてしまった。さらには運営すらままならず、こうした自分への不信、または仲間からの信頼は崩れていった。こうして3軸のうちの一角である「相互信頼」が崩れてしまったのだと痛感する。
浅見はブログでは4年生と括ってくれたが、主将として、チームのエースとして3年間も担っていたのに、ただただ結果も姿勢も引っ張ることができなかった自分の至らなさが露見したとつくづく感じる。
こうした状況では議論を重ね成長すること、それらを通した「楽しさ」は伝わるわけもなく「目的共有」とモットーを失ってしまったのです。
3.課題点
さて、自分の能力不足と嘆いても仕方がないので、これから先どうするべきか自分のためにも考えていきます。
まず、決めた決断に対してやり切る。当たり前だが自分が至らなかった一番の要因だ。
無理なものは無理であるとしっかり見切りをつけ、再度軌道に載せる。
この決断力と固くやり切る力、実行力が至らなさの原因であり、当然にできなければいけないことであったと思う。これらは特に3年生は心配ないだろう。 これから僕個人が解決します笑。
次にないものねだりをしてしまうと底なしの明るさを持つムードメーカーの存在だ。こればかりは各々の人柄次第だがこのような人(先輩で言うと柳さん)がいるだけでチームでやる楽しさ、やり切る実行力も格段に上がると思う。そんなスーパールーキーが出てきたら絶対逃がしちゃダメだよ(笑)
さらにはもう一点考える楽しさについて常に言っていたが、伝え切ることができなかった。
これは前述した私自身の至らなさが原因の大半だが、嘆いても仕方がないので書き記すとともにその方法の改善案を書き残したいと思います。
4.楽しさを追求するために
ここからはただの持論なので、口調を崩します。考える楽しさとは毎練習ごとに目標をたててそれを達成していく楽しさということだ。これは何事にもおいても言える楽しさだが、特にヨットは考えるスポーツである。
前述もしたが、うまくいけばオリンピック選手にも勝てるし、潜在的な身体能力も必要ないのでみんなが成長を感じやすいのだ。さらにいえば経験者も少ないので切磋琢磨しやすい。僕がヨットにハマったのは高校時代の絶対的エース(インターハイ2年連続1位の国見さん)を自分でしっかりと作戦立てたコースでぶち抜いた時だ。それ以来ペアと常に話しあい、時には下回航だけを1つのマークで3時間まわり続け、時には部室においてあった陸上トレーニング艇で動画を撮りながら4時間ぐらいペアの子も交えながらやり続けた。この楽しさの片鱗は大学3年生の畔柳さんと出たオリンピックウィークでも感じることになる。(こちらは偶然が大半である笑)
そのために欠かせないのが目標設定であるが、これがなかなか難しい。目標設定をやろうねと、主将はじめでもその後練習でもいうことはしたが、長続きはしないし、そもそもなかなか設定してきてくれることは少なかった。上級生に関してはただの怠慢だが、下級生は目標の立て方、そもそも何を目標にして良いか、分からないからだと思う。自分はこの指示も怠ってしまった。そこで目標の立て方と今年度の目標について改めて整理しようと思う。
ところで2、3年生は去年の夏オクムラボートの山本さんにしていただいた話を覚えているかもしれないが「戦術」と「戦略」を明確にするという話だ。戦略とは大まかな部の方針であり、どのようなチームの雰囲気、結果、ゴールを見据えるか。戦略とはそのために具体的にどのようなことを実行するのかということである。この話をいただいた当初誰もこのチームにおけるそれらが何であるのか答えることができなかった。そこで兼ねてからの目標である議論を重ね自分で考える主体性を養い、楽しむことで相乗効果をもたらし、成長する様を戦略とした。これは去年の反省も踏まえたものであり、強豪私立に対して技術力では絶対的勝てないためだ。
(ちなみにボートスピードを上げるといった技術的な戦略もすべりの仕方、常に船を整備して軽くする、セールシェイプについてとことん研究する、コーチングを有料で依頼するといったうちの強み、個性を作ることが戦術になり、これらについて山本さんから話があった)
さらに少人数であることも生かし、チームを一丸にすることで3つの主軸とともに後輩からもアイデアをより言いやすい環境や足りないこと、やりたいこと、わからないことに対して常に問いかけるようにする。これらを戦術としたつもりです。(おかけで海上ではずっと声を枯らしていた気がする。。)しかし、足りなかったものは大前提やり切る力さらにより具体的な指示であったと思う。3年生や経験者はまだしも1年生にはわからないことが分からない。よく言うことだが、それに対して具体的に指示や方針を示していくべきであったのかなと思う。
ここからは具体的に目標設定の仕方や何を考えて欲しかったか、そのための指示の仕方について綴りたいと思う。
5.目標設定について
物事にはいくつかの壁が存在する。「知識の壁」、「行動の壁」、「気づきの壁」、「技術の壁」、「習慣の壁」と言うものがあるらしい。それぞれ知らない、知る、やってみる、わかる、できる、している。といった状態を経る。
(『アオアシから学ぶ考える葦の育て方』より引用)
これを元に今自分がどの状態におり、次に何をするべきなのかを整理することで目標を立てることがやりやすくなる。これらの壁を超えるためには各個人が考え行動をしなければならないわけだが、例えば道筋をつけてあげることは上級生がすべきことなのではと思う。具体的に最初に当たるものが知識の壁になるわけだが、これは知識という外部要因がなければ難しい。だからこそ例えば「本のこの章について読んできて」「ロールタックの要点を探してこい」と伝え、次の部活の時に実際に1年生同士でやらせてみるといったことだ。
つまりテーマを与え、どの状態なのかみんなで共有をさせる場を設けることができたと思う。これは上級生にも言えることで、上級生についてはミーティングでやる必要はないと思うが、ペア間でアップ、ダウン、スタートそれぞれのテーマが何であるか共有できるとよかったなと感じた。
これらができれば1年生の何からやればいいかわからないということもなくなり目標を持って活動ができ、成長を自分で感じることができたのではないか、また上級生でもテーマがあるからこそどんな練習をやりたいかと聞いた時にこれがやりたいなど意見を言ってくれるようになったのではと終わってから感じる。
と本や大人の話から類推して偉そうに語ってきましたが、要約すると「考えろ」、「議論しろ」と言っても何を議論するべきなのか分からないので目的語やテーマを与え具体的に指示をすることが大切であるということです。セールを見るのかボート、人を見るのか視点を変え、さらには練習から飛び出て安全性やコース引き、地形研究といったマクロな視点、つまり視座を変えてテーマなどの具体的な指示を与えてあげることが上級生としてやるべきであったのかなということです。
もちろん部員はこれらに従って目標を立てて、やることやりたいこと、現状を把握(わかっているのか、できるなのか、など)することが大切でその方法を自分なりに前述してきました。
とはいえ、実際にこれをやり切ることは本当に難しい!私自身それをやりきれなかったし、個人の中に留めるだけならまだしも組織で取り組むなら尚更だ。しかしそれらをやりきれない自分に失望してそれ以前のことすらできなくなったり、有言実行できないことが自分のように信頼を失うことになったりするかもしれない。それは決めたことの必要性を常に意識して、意識を高く持ち続けるしかない。。今思うとその最も簡単で効率的なものが時間管理なのかなと思う。(他に解決法があったら本当にコチャで教えて欲しい!!!!笑)
ただ、それができない自分たちのようになってしまったら後輩がなんなら1年生が支えてあげてほしい。 後述するが1年生の力は本当に偉大で部全体の意識を底上げすることができると思っている。自分たちで主体的に動き楽しんでくれれば必ず4年生は奮起する上にみんなが部に行きたいと思ってくれる。それでも難しい時は浅見がみんなに寄り添ってくれたように今度は2、3年生が後輩や先輩に対しても寄り添いまとめ上げて欲しい。それが「役割分担」であり「相互信頼」であると思う。
自分の反省を生かし示せる先輩と頼れる後輩になって欲しいと強く願っています。
6.練習の仕方・1年生の役割について
また、これも再三言っていたことだが、必ずしも海に出ている時間が長ければいいというわけではないと思う。昨日OBとしてミーティングにいった際にも言ったことだがまだ海に出る前にやるべきことがたくさんあるということだ。前述した目標を決めるための現状把握ができていないのであれば海に行ってもしょうがないということもそうだが、陸上で動作研究や一年生の知識を試す場としてはセールシェイプをいじってみたり、チューニングをいじってみたりいわゆるやってみることは陸上でもできるというより陸上の方がより効率が良いと思う。これらを踏まえてその日各々が何をすべきで何がしたいのか決めてほしいと願うばかりだ。
ここまで1年生のことについて特に書いてきたわけだが、それは部の雰囲気を作るのは1年生の仕事であると高校時代の恩師から考えを受け継いできたからだ。1年生が楽しくヨットをやってくれれば上級生は本当に嬉しいものだ。これは絶対の自信がある。逆に何をすれば良いか分からず、ただ乗っているだけ、言われた通りやるだけでは上級生は本当に大変になり、部の雰囲気を崩壊させる。ちなみにこれも自分たちの代で楽しむことができなかった要因の一つだと感じている。上級生や過去の自分たちを擁護するようになってしまうが、こと4年生は自分たちのヨットのこと、部の運営、さらには就活や将来の岐路に立たされて他人のことなどに気が回らなくなってしまう。だからこそ何がしたくて何が分からないのか声をあげるだけでもいい。とにかく発信をして、こと海上では声を出して欲しいのだ。何も分からないから何もできないではなく1年生でも部を変えられるだけのパワーがあることをぜひ知ってほしい、そう思います。
7.それぞれに向けたメッセージ
OB・OG、先輩の皆様
私が入部した当初、すごく期待に満ち温かく歓迎してくれたことを鮮明に覚えています。環境整備をしてくれたほたて会の皆さん、強風の中勝手に進む自分のことを声まで枯らしながらもブチギレて下さった監督、初回に私を迎えにきてくれた藤井ちゃん、ムードメーカーな山口さん、最下級生の自分にスキッパーの枠を譲ってくれて自分は4年生なのにクルーとして出場をさせてしまった寺島さん、2年間うるさいほどの事細かい指示出し、愚痴を浴びながらも乗り続けてくれた伊藤さんに完璧主将のけいちゃんに諸々のメーターが振り切って壊れちゃってる柳さん、一人一人が私にとって本当に大切な存在で、運営していく中でも皆さんだったらどうしただろうとよく考えていました。本当にお世話になりました。
(3年生)
就任当初からわかっていたがなかなかうまくまとまらない中、みんなに色々な役割についてもらい、なんなら自分が部活から意識が逸れ、苦しい時期の中でも耐え忍び練習を続けてくれたみんなには頭が上がらないです。それぞれが個性的でこれまたうまくまとまるかちょっと不安だけど、自分とは違いしっかりしている人も多いからそれぞれの個性を大切にしながらちゃんとコミュニケーションをとって自分たちを反面教師に頑張ってください
(2年生)
当初から部員が圧倒的に減り、これから先本当に大変になると思います。特に3年生はこれから忙しい時期に入り、うまく回らない、雰囲気が悪くなることがままあると思うから、今年度の3年生が私たちを支えてくれたように頼りある存在になってください。
まだ、頼りないっすね〜。。
(1年生)
あまり長い時間いることができなかったし、圧倒的優しさを持つかいせいが色々と1年生に対してアクションを起こしてくれていたので、あまり構っていなかったが中盤でもいった通り、みんなは恵まれていてこれだけ大人数で1年から船に乗れ、モチベーションと知識がある部員がたくさんいるので切磋琢磨しあいながら、部の雰囲気をぜひ作ってほしい。1年生のやる気、主体性が何よりも部を作ります。各々が競いあい、ヨットを楽しんでください。
(かいせいに)
3年生までは最高に楽しい時間を過ごして、それぞれが成長できていたが4年になりかいせいに頼りきりになる場面は数えきれないほどあるし、それぞれ思うことはたくさんあると思う。でもかいせいが同期でいてくれて本当によかった。あのヨットを本当に楽しそうにやっていた時の空間を守りきれなくて本当に申し訳ない。これを読んでくれた後輩が一人でもあの頃のように楽しんでくれる人がいると嬉しいね!
8.終わりに
ついつい喋り出すと止まらない癖が出てしまいかなりの長文になってしまって申し訳ないです。。読んでくれた人はありがとうございます。
自分のことを棚にあげ、伝えきれなかった楽しさについてペラペラと綴ってきましたが、とにかく自分が感じたヨットの楽しさ、かいせいがハマってくれていた楽しさ、笑顔がこれからヨットに携わってくれる後輩に一人でも伝わってくれたらいいなと思います。
ヨットは生涯スポーツなのでまたヨットに関わりたいところです!と言いたいところですけど、今年4月ごろにラテックスアレルギー(ゴムアレルギー)であることが発覚し、ウェットが自分に適していないことがわかりました。ぴえん
10年目にしてようやく炎症を起こしていた原因が見つかったわけですが、今更引き返せないのでウェットを着ないウォータースポーツがいいな。
もしかしたらまた、炎症覚悟で着てるかも。。
ただ僕の影響なのかわからないが弟がウィンドを始め、柳さんまでウィンドに明け暮れてるから自分も始めちゃいそうな予感、、、
さて最後に10年間のヨット生活の節目としてここまで千葉大学ヨット部として携わってくれた関係者の皆さん、中学からの同期、先生方、そして家族のみんな本当にありがとうございました。
千葉大学ヨット部 北井克典
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます