お世話になっております。4年の関根啓太です。
今年の秋インカレ決勝をもって4年生は引退となったため、引退ブログを書きます。
まず初めに、斎藤会長、小岩井さん、熊田監督、OB・OGの皆様、4年間にわたるご指導・ご支援本当にありがとうございました。お金のない私たち学生がヨットというスポーツを続けてこられたのは、皆様のご支援のおかげです。貴重な経験をさせていただきました。
特に、熊田監督、小岩井さんには、暑い日も寒い日もレスキューに乗っていただき、ヨットについて様々なことを学ばせていただきました。多大な労力をかけていただいたにも関わらず、結果で恩返しできなかったことは、大変後悔が残ります。お二方の負担を減らすためにも、時間があれば練習を見に行きたいと思います。
今後は、ほたて会の一員として、皆様と共に千葉大ヨット部を支えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、引退ブログに移ります。
まず初めに、引退ブログの投稿が遅くなってしまい申し訳ございません。その理由は、大きく分けて2つあります。1つ目は、研究が割と忙しかったからです。11月は特に忙しく、あっという間に時が過ぎてしまいました。2つ目は、引退してからブログを書くまでに少し時間を置きたかったからです。引退後、少し時間を置いて振り返った方が、いろいろわかるかなと思いました。
また、先日行われた千葉県大学生選手権に選手として出場させていただき、引退のタイミングとしてはちょうどいい感じだと思ったので、この時期に投稿させていただきます。
改めてヨット部生活を振り返ってみると、結果的にはヨット部に入って、引退まで頑張って続けてきて良かったと思います。楽しかったことも辛かったこともありましたが、思い出すのは楽しかったことばかりです。辛かったことも振り返ってみればいい思い出になります。毎週練習に行くのは大変でしたが、なんだかんだバランスの取れた生活だったと思います。特に、4年生の期間は、平日は毎日研究室で資料を作り、休日は部活となかなかなハードスケジュールでしたが、部活がいい感じのリフレッシュとなって、一番充実した大学生生活を送れていたと思います。
また、ヨット部で学んだことは私生活でもいろいろ役立つものだと感じます。時間を意識して行動すること、周りを見て行動すること、カツカツなスケジュールで活動することなど、ヨット部で意識していたことは、意外と当たり前ではなくて、私生活でギャップを感じます。千葉大ヨット部はまだまだ上記の意識が足りないところもあるかと思いますが、それでも他の大学生と比較したら十分できているなと感じます。自分たちなりに試行錯誤ながら改善してきたことには、多少なりとも成果はあったのかなと思います。
ここから先は、部員のみんなへのメッセージになります。
まずは、今まで一緒に戦ってきてくれてありがとう。私は、自分の実力に自信がない部分があって、うまくみんなを引っ張ってこられなかったと思います。練習メニューを考える時も、これでいいのかどうか不安に思うことが多くて、みんなに意見を求めていたと思います。そんな中でも、文句も言わずに部活を頑張ってくれました。そんなみんなの姿を見ていて、このチームなら全日本に行けるかもしれないと心の底から思っていました。正直、最初にこの目標を立てた時は、「全日本は無理でしょ。」と思いました。それは、私は頭が硬く、飛躍した思考はあまり好まない性格だからです。無理だとは思うけど、とりあえず口に出して、とりあえず努力してみる。そんな感じで夢が少しずつ目標となっていきました。そして、部活が辛いこともあったけれど、目標に向かって頑張るみんなの姿に鼓舞されて、最後まで続けることができました。
最後になりますが、一番大事なことを書きます。それは、ヨットというスポーツが好きということです。自然の力を全身で感じ、思いのままに船を動かすのが楽しいです。なかでも、私の最も好きな瞬間は、夕焼け×南風×強風×クローズです。夕日の美しさ、強風のスリル・爽快感、練習の締めとして最後の力を振り絞る感覚。言語化しにくいエモさを感じて好きです。
今後、後輩たちがどのような目標を設定して、どのような部活を作っていくかは自由だけど、目標に囚われすぎて、ヨットの楽しさを忘れるようなことにはならないでほしいです。