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今日から彼岸の入り、美しくも妖しげな雰囲気を醸し出す彼岸花が咲き始めます。この花は色が綺麗ですが、別名、曼珠沙華、死人花、地獄花、など言われています。彼岸花は川の近くや、畦道に咲いていますが、これには理由があるようです。彼岸花の根が土手や畔の土を固めてくれるため、彼岸花の毒により、田んぼを荒らす鼠やもぐら、虫などの被害を防ぐための先人の知恵だそうです。金色の稲穂を背景に咲く真っ赤な彼岸花とのマッチングは素晴らしい景色です。我がヤンGの近く、日高町の巾着田は見事なもので、毎年多くの観光客が見えています。
「彼岸」とは、仏教用語で向こう岸という意味、一切の悩みを棄て去って悟りの境地に達することをいいます。生死の苦しみに迷う現世が「此岸」(しがん)といます。