茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

製糸工場内のおしゃれな洋館

2009年03月15日 | Weblog
富岡製糸工場内に一際目立つ洋館がありました。この建物は当時技術指導者として雇われたフランス人ポール・ブリューナが家族と暮らしていた住居です。
建物は木骨レンガ造りで建てられ、高床でしゃれた回廊風のベランダを持つ風通しの良い開放感のある造りになっています。床下には、当時造られたレンガ造りの地下室があります。たぶんワインでも貯蔵していたのでしょう。
明治6年に建築され建坪は320坪あり明治政府がいかに欧米の技術者を優遇していたかが解ります。
ブリューナが帰国後は、この住居が工場で働く女工さん達に読み書きそろばんや和裁、洋栽などを教える夜間学校として利用されました。
企業内教育の先駆けといえます。この建物も重要文化財に指定されております。
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富岡製糸工場跡見学

2009年03月14日 | Weblog
今日は群馬県富岡市にある世界遺産暫定リストに記載されている富岡製糸工場に行ってきました。明治の初期、当時の日本はまだ明治維新を迎えたばかりでしたが、欧米の近代国家に追いつくべく政府は殖産興業政策を掲げ、輸出品として生糸の品質改良と大量生産を可能とする器械製糸工場の導入を推進すべくフランスより技術者を呼び、富岡に工場を建て、器械製糸の生産を始めました。
当時としては画期的な工場であり、近代産業発祥の歴史がここにみられたようです。官営工場として操業を始めましたが、やがて民間企業に払い下げられ、以来115年間操業を続けてきました。一貫して同一製品の生産が行われ、操業停止後も旧状を変えることなく保存管理されてきましたので、この生産ラインは今にでも動き出しそうな内部の保存の良さには感動してきました。
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