藤原道長「この世をば 我が世とぞ思ふ」
今NHK大河ドラマ「光る君へ」が放映中ですが、主人公まひろのソウルメイトとして大きくフイチャーされてる藤原道長が見上げた月と同じ日、同じ時間に見られるなんてこと信じられませんが、・・・今年11月16日(土)の夜の満月はその「望月」にあたります。今回は奇しくも翌日ドラマ放送がありそのシーンが放映されるとはなんと奇跡ではないでしょうか。「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」=「今夜は心ゆくまで楽しいものだ。空の月は欠けているが、私の月(后となった娘たち)は欠けてはいないのだから」という意味で「全ては私のものだ」」というより「息子頼道の代まではこの栄華がつづく道筋が出来た」とホットした道長の心情であると思います。勿論、個人的な憶測でしかありませんが、そんな心情を想像するのも古典を学ぶ醍醐味かもしれません。