【アニメで古文】夢よはかなき世の中を・薫る香に(和泉式部日記)のあらすじ
福島県石川町には平安時代の歌人、和泉式部の生誕伝説が残されています。13歳の年にその美貌ゆえに上洛し宮中に使え歌人として名を馳せ、華麗な男性遍歴を繰り広げた女性として有名です、彼女が上洛するときに残していった愛猫の「そめ」は寂しさのあまり夜な夜鳴き通したそうで今は「猫啼温泉・井筒屋」として賑わっておりますが、昨日の読売新聞夕刊の特集記事によりますと時代の変わりで、「式部様」という伝承の祭りも今は取りやめてるそうです。残念なことです。船橋聖一の小説「ある女の遠景」はこの旅館「井筒屋」に4日間泊り執筆したそうです。和泉式部は歌の才能に恵まれ、「中古三十六歌仙」「女房三十六歌仙」の一人として名を上げましたが紫式部には「歌は優れているが、素行には感心しない」とバッサリ言われてるように男性遍歴には自由奔放だったとうです。
百人一首にも詠んだ歌があります。
あらざらむこの世のほかの思い出に今ひとたびの逢ふこともがな
古き雅な時代の華麗なる恋物語は永遠に不滅でありますように