タデイ・ポガチャル擁するUAEチーム・エミレーツとシマノがオフィシャルテクニカルパートナーシップを締結しました。女子チームも契約に含まれ、2025年から2028年までの4シーズンを共に戦うことになります。
2023年に使用コンポーネントをカンパニョーロからシマノに変更し、ここまで2シーズンを戦ってきたUAEチーム・エミレーツが12月9日付けのプレスリリースで、2025年から2028年までの4シーズン、シマノをオフィシャルテクニカルパートナーとして迎えることがアナウンスされました。契約にはエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)が加入する女子チーム「UAEチームADQ」も含まれるとのことです。
UAEチーム・エミレーツはこれまでの2シーズンは最新のシマノコンポーネントを自費購入してきたというのです。コンポーネントメーカーはイタリアのカンパニョーロにアメリカのSRAM、日本のシマノが世界3大メーカーと呼ばれていますが、近年のプロツアーでは電動化に出遅れたカンパニョーロが激減し、シマノが一機に増えているのです。電動化で先行したSRAMも昨年新柄REDを発表していますが、チェーントラブルが多く、チームがメーカーに対処を依頼しているとの報道もありました。
且つてはツール・ド・フランスのサポートカーはMAVICでしたが、今はそれもシマノが担っているのです。それだけ、シマノのコンポーネントを使用しているチームが増えた証ともいえます。
先日発表されたばかりのUAEチーム・エミュレーツが来季から使用する新型エアロロードY1RsにもDura-Ace Di2がアセンブルされています。コルナゴの70周年を記念して限定発売されたスチールロードのSTEELNOVO Settantaにはカンパの新型レコードがアセンブルされているのとは対照的です。
コルナゴとカンパニョーロは長年タッグを組んできたイタリアンブランドですが、ロードレースという戦いの場では日本のシマノが選ばれるというのは、日本人の誇りでもあります。個人的にもシマノのコンポを使用しているので、その性能の高さは実感できます。近年の値上げラッシュは遺憾ですが、それでもまだカンパやSRAMに比べれば割安感があるのです。
プロはDura-Ace Di2一択のようですが、私のようなホビーライダーには高値の花です。個人的には第4世代のSupersix EVOの機械式105の12速が最新モデルですが、第3世代のSupersix EVOには機械式Ultegraの11速をアセンブルしています。つまり、Di2どころかDura-Aceすら知らない訳ですが、105で満足しているので、それ以上の性能なら間違いはないことは良く分かります。