Wツールを狙うポガチャルが選んだ今季初のステージレースはポルタ・ア・カタルーニャでした。ツール・ド・フランスを狙う選手はイツリア・バスクカントリー(バスク1周)の方を選ぶのが一般的ですが、ポガチャルはジロに向けてこちらを選んできました。
メンバーもポガチャル、ジョアン・アルメイダ、パヴェル・シバコフ、フェリックス・グロスシャートナー、ジェイ・ヴァイン、ドメン・ノバク、マルク・ソレルとジロ参加予定のメンバーを多く揃えて来ていました。
最終的にこの選択がポガチャルには幸いしましたようです。ツールを目指すログリッジやヴィンゲゴーとエヴェプールが選んだイツリア・バスクカントリーでは落車が相次ぎ、ヴィンゲゴーは鎖骨と肋骨数本を骨折と肺挫傷、エヴェプールも鎖骨と肩甲骨を骨折という不運に遭遇しているからです。前日にもアユソやログリッジも落車に巻き込まれているのですから。
メンバーもポガチャル、ジョアン・アルメイダ、パヴェル・シバコフ、フェリックス・グロスシャートナー、ジェイ・ヴァイン、ドメン・ノバク、マルク・ソレルとジロ参加予定のメンバーを多く揃えて来ていました。
最終的にこの選択がポガチャルには幸いしましたようです。ツールを目指すログリッジやヴィンゲゴーとエヴェプールが選んだイツリア・バスクカントリーでは落車が相次ぎ、ヴィンゲゴーは鎖骨と肋骨数本を骨折と肺挫傷、エヴェプールも鎖骨と肩甲骨を骨折という不運に遭遇しているからです。前日にもアユソやログリッジも落車に巻き込まれているのですから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/47/21b529a8cf02f3866b6b4ada6c8c80aa.jpg)
Wツールを目指すためにスタートを遅らせ、ここまでワンデイレースを2つこなして、今季初のステージレースでしたが、只々ポガチャルの強さが目立った大会になりました。とにかく山岳が厳しいことで有名な大会ですが、標高2,135mの超級山岳ヴェルテルにフィニッシュする2日目、悪天候をもろともせずに6.5kmの独走勝利。前年まで標高が高く空気が薄い山岳は苦手と言われていたポガチャルですが、この走りを見る限り今年は問題はないようです。
2日連続の超級山岳フィニッシュとなった第3ステージでもポガチャルが7kmの独走で2勝目を挙げてしまうのです。わずか3日で2位のミケル・ランダに2分27秒という差を付けてしまったのですから。
4日目と5日目はスプリントに持ち込まれ、EFエデュケーション・イージーポストのマライン・ファンデンベルフとアルペシン・ドゥクーニンクのアクセル・ローランスがそれぞれ勝利します。有力どころのスプリンターはイツリア・バスクカントリーに回ってしまっているので、若く登れるスプリンターにはアピールには最高の舞台になったようです。
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ただ、6日目からは再びポガチャル劇場になります。最後から2つ目の山岳で仕掛けたポガチャルが29.2kmを独走し、ボルタ・ア・カタルーニャ第6ステージで区間3勝目を飾り、総合優勝を大きく引き寄せたのです。初めて目にするスパイダーマン・ポーズでゴールしたポガチャルには余裕さえ感じさせました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/96/db2cef5a33aac22184cc8fcda9cdccdc.jpg)
2日目は6.5㎞、3日目は7㎞、6日目が29.2㎞とレースを重ねる毎に単独走の距離が延びていきます。そして、迎えた最終日は何とゴールスプリントでステージ4勝を挙げてしまうのです。7ステージで4勝と圧倒的な強さを見せたポガチャルですが、ここはあくまでもジロに向けての調整として、色々と試しているような感じだったのです。流石に標高2,135mの超級山岳ヴェルテルは相当きつかったのかもしれません。それでも、その後の回復のために何が必要か、勝つことと同じくらいにリカバリーについても神経質になっていたのでしょう。後にポガチャルは自身の補給についても話していますが、今年はレースの度に補給も色々と試していたのかもしれません。