ロードバイク2台体勢の夢

　TCR2の納車首を長くして待ちながら、SHIMANOの2011年製品カタログを枕頭の書とし、日々TCR2の改造試案の検討をしていますが、目標とするFULL ALTEGRA化にかかる費用はコンポーネントだけで95,232円になります。これにWH-6700のホイール費用を含めると総額は136,613円となります。これは後5万円でTCR COMPOSITE SEが買えてしまう金額な訳です。
　そこでふと思い浮かんだのが、「ロードバイクの2台体勢」でした。TCR2が納車されればAL-700Xとの2台体勢にはなるのですが、TCR2に乗ればおそらくAL-700Xの硬さに辟易すると思います。まぁ片道10ｋｍ程度の距離なら特に問題は感じていないので、実際、自転車通勤には何の問題もない訳ですが・・・そこは人間の欲深さで、自転車通勤にもTCR2をと考え始めないとも限りません。勿論、新車の間は怖くて駐輪場には預けられませんから、何とか今年中は我慢ができそうですが、TCR2がくたびれ始める来年はというと全く自信がありません・・・
　そこで、TCR2の改造にあまりお金をかけず、以後毎月2万円の積み立てをすれば、来春にはTCR COMPOSITE SEが買えてしまうということに思い至った訳です。これはにはAL-700Xの改造に車体の倍以上の費用を投じてしまったという経験も影響しているのですが、そうすればアルミとカーボンの違いは勿論、SHIMANOとSRAMのコンポーネントの違いも体感でき、究極の1台の選択に大いに貢献してくれるのではないかなどと勝手な妄想が膨らんでくるのです。
　ならば、最初のロードレーサーはDEFY3、場合によってはOCRでも良かったのではないかという考えもあるでしょう。ただ、DEFY3もOCRもコンポは8速の2300ですから、本格的なロードレーサーとはいい難いところがあるのです。逆にもう1年待てばTCR ADVANCED SEが買えてしまうという意見もあるでしょう。これは最初に高級品を手にしてしまうと次のSTEPが難しくなるので、却下させて頂きます。
　勿論、若い方ならOCRやDEFY3から十分経験を積みながら、フルカーボンの高級車へステップ・アップして行く時間がたっぷりある訳ですから、むしろ遠回りを奨めたいくらいです。ただ、老い先のあまり長くない身としては、できるだけ短期間に必要な経験を積まなければいけないわけです。単に知識だけではない情報を元に、できるだけ短い時間でロードレーサーの究極型を見つけなければならないのです。初のクロスバイクAL-700Xの購入から1年足らずで初のロードレーサーの購入に至ったのもそうした想いからでした。
　どちらかというと「安物買いの銭失い」という傾向が強く、衣類など安いものを沢山買い、2日続けて同じものを着ることがありません。同じものを続けて着ることがないので、安物でも結構長持ちさせることが出来るので、中場衣裳部屋に近い部屋が出来上がっている状況なのです。自転車も複数台所有してTPOで乗り分けることができれば、結構長持ちするかもしれないという思いもあります。まぁ、これは人の好みによるので、決して高級品嗜好を否定するものではありません。ロードバイクが2台体勢になれば、今の衣裳部屋を自転車部屋に帰るべく、衣装の整理が必要になるのですが・・・物が安易に捨てられない年代の人間には結構辛いことではあるのですが・・・
　とりあえずは色々な選択肢を残してくれたという意味では、TCR2の選択は間違っていなかったと思っています。さらに、このブログを参考にTCR2を購入されたr.nさんのような方からの貴重なコメントも心強く感じています。ありがとうございます！！TCR2が納車されたら、AL-700Xの時と同様に様々なインプレッションをお届けできればと思っているところです。