レース志向の無い私にとってロードバイクの最大の魅力は速く走ることより遠くまで走ることです。100km超えのロングライドが最高の喜びなのです。ただ、加齢と共に走る速度が遅くなると、そもそも走っている時間が長くなり、その疲労もなかなか抜けないことが多くなっています。それでも時間さえあれば120kmは走る自信はあります。
50代の頃なら120kmは休憩や食事の時間も入れて6~7時間程度で走っていました。今なら8時間はみておかないといけないかもしれません。朝の8時にスタートしても帰りは夕方になるので、走る事の出来る時期は限られます。本来は日の長い夏場に走ることが多いのですが、年々夏の暑さが尋常ではなくなり、真夏の炎天下に8時間は厳しくなっているのです。
加えて骨折明けということもあり、今年は午前中だけで走り切れる50km程度の距離に終始しています。とはいえ、100kmという距離は普通に考えると自動車や公共交通機関を利用する距離なので、誰もが気軽に走れるというものでもないのです。
初心者が最初に犯してしまう失敗は気負いでしょう。ライドイベント等でもよくある光景なおですが、初心者程最初から飛ばす傾向があるのです。私も最初の頃はそうでした。富良野アースライドに初参加した頃の自分です。自分のペースが分からず、人のペースに無理に合わせようとして心拍数を上げ過ぎバーンアウト。いわゆる無酸素状態になってしまったのです。
ロングライドの秘訣はまず自分を知ることです。運動能力が高く、心拍数がなかなか上がらない人もいれば、高い心拍数を長時間キープできる人がいる一方で、私のように運動音痴で心拍数が一気に上がるとなかなか戻らない人もいるのです。
自分の身体能力を測ることは不可欠です。これはサイクルコンピューターとハートレイトモニターが必要ですが、安いものなら1万円程度で揃えられます。私も最初の頃は速度を見るためだけにサイコンを使ってましたが、今では心拍数とケイデンス管理のために使っているのです。
レース志向の強い人ならパワーメーターということになるのでしょうが、ホビーライダーにパワーメーターは不要だと思っています。それよりも、どのギアでどの位脚を回すと心拍数はどの位になるかを知る事の方が大切だと思っています。
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