Topstoneが発売された当時からアルミのSynapseもありましたが、最初はグラベルロードはコンフォートロードの代わりにになると勝手に思い込んでいたのですが、フレーム設計の問題か、コンポのギアの問題かは不明ですが、グラベルロードはコンフォート系ロードの代わりにはなり得ないことを実感しています。実はTopstoneをSynapseに近づけようと、フルクラムのレーシング6DBというホイールを買い、30Cのタイヤを履かせてみたのですが、Synapseからは程遠い感じでした。
特に踏み出しが重く、舗装路でも60kmも走ると膝に痛みが出るのです。同じアルミでもCAAD10やCAAD12ではそんなことは無かったので、フレーム素材だけの問題ではないのでしょう。Topstoneを初めて見た時、Synapseはどうなるのだろうと心配していたのですが、Synapseカーボンがこの価格なら、むしろSynapseでグラベルも走れるんじゃないかと思っている自分がいるのです。
昨年秋に第4世代のSupersix EVOに一目ぼれをしていなければ、おそらくSynapseカーボン3Lの12Sモデルを選んでいたかもしれません。来年70歳を迎える身にはそれが適切な選択だからです。主流はエアロ化の時代ですが、巡行速度が30km/h程度の脚力なら、乗り心地重視でエンデュランスロードを選ぶのが適切だと思います。ただ、エアロロードのSupersix EVOも決して乗り心地が悪いバイクではありませんし、同じ速度で巡行するとしてもSupersix EVOの方が出力が少なくて済むのも事実なのです。
それにしても。先月発表されたGIANTのTCRといい、今回のSynapseカーボンの大幅値下げといい、カーボンロードの価格には驚かされます。TCR ADVANCED 2 KOMは機械式105の12S搭載で33万円でした。今回のSynapse Carbon 3Lも機械式105の12速は34万円と最下級グレードモデルとはいえ、円安やSimanoがまた製品値上げに踏み切ったこと等を考えても少々不可解です。
さらに、日本においてBianchi(ビアンキ)ブランドを展開するサイクルヨーロッパジャパンは、5月1日より「Sprint ICR(スプリント ICR)」の税抜価格を35万円から28万8000円に改定すると発表しました。税込みだと316,800円です。このモデルもシマノに機械式105の12S搭載になります。ここまでアルミロードとの価格差が縮まって来ると、初めてロードバイクに乗るような若い人には、このグレードのカーボンロードでも良いのかもしれません。アルミの最高峰といわれているCAAD13の機械式105 12Sモデルは31万円なのですから。
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