こんにちは、ひろみです。
今日は、社交ダンスのスタンダード競技会で着用される燕尾服についてお話しします。
燕尾服とは、裾が燕の尾のようになったフォーマルスーツで、かつては夜の正礼装として普及していました。
現在でも夜の正礼装ではありますが、もっとも格式の高い礼装として、夜に限らず着用されることもあります。
例えば、社交ダンスの世界でも伝統的な舞踏会や競技ダンスで、優雅な雰囲気を演出するために燕尾服が着用されます。
※イラストは、黒の蝶ネクタイになっていますが、男性はホワイトタイが、正装です。
ところで、この燕尾服ですが、「結婚式の時に作ったものがあるので、それで踊って良いですか?」というご質問を時々お受けしますが…、
「社交ダンスの燕尾服は、ダンス用に、特別仕様になっているので、お値段がお高いですけど、購入してください。」とお答えしています。
ダンスの踊る姿勢をつくっても、肩が上がらないように、踊った時によくみえるように(最近では動きやすいように、ストレッチがきいたものもあります)つくられています。流行もありますしね。
その他、指揮者は、クラシック音楽のコンサートで、オーケストラの指揮者が燕尾服を身につけることが一般的です。
また、騎手は、競馬の表彰式などで、騎手が燕尾服を着用する場合があります。
マジックの世界では、マジシャン、手品師が舞台で華やかなパフォーマンスを披露する際、燕尾服をまとっていることが多いです。
ノーベル賞、授賞式でも、男性のもっとも格式の高い礼装として燕尾服が着用されることが多いです。
以上のように、燕尾服は格式高い場や特別な催しで、着用されることが多く、その分野で着用するのにふさわしい燕尾服として進化し、いずれも燕尾服が持つ世界観が醸し出す独特の雰囲気を生かし、特別な一日を演出してくれます。
皆さんも、たまには、日常を忘れ、燕尾服やドレスを着て、社交ダンスをおどってみませんか?