娘が里帰り。当然、孫も一緒だ。
おかげで、二人だけで活気のなかった我が家が大騒ぎになった。
まだ三ヶ月の孫なので話すことができないのだが、
機嫌がいいとオーオーと何か話しているのだ。しかも、そんなときはそこに笑顔も混ざっている。
その笑顔をなんとかカメラに収めようといつもデジカメをそばに置いている。
しかし、カメラを構えると笑顔をやめて、カメラ目線になり、じっとカメラを観入ってしまう。
あやしたり、カメラを隠したりいろいろするのだがどうしても笑顔が撮れない。
あまりしつこく撮ろうとしていると、遂には泣きそうな顔になってしまう。
それが、遂に取れたのだ。
大きな声で喜んではいけない。驚いて泣き出しては大変だ。
画像が真ん中でなく少し横へそれているが、
そんなのは後でトリミングして良いところを切り取ってかっこよくしよう、とほくそ笑んでいる。
朝起きたときはとっても機嫌がいいのだが、概して夕方が機嫌が悪いようだ。
昨日も、ぐずりだした。
泣き始めたら止まらないのだ。抱っこしようが横にしようがダメである。
困り果てていたら娘がこともなげに
「泣いている声より大きく音楽をかけると泣き止むよ。私なんか家でガンガンかけちゃうよ」
というので、何かないかとそばにあったCDを見たらドリカムがあったのでとにかくかけてみた。
近所迷惑も顧みずボリュームを上げて、泣き声より大きくした。
とたんに泣き止むではないか。
一曲目が終わり次にかかる僅かな時間にもう泣きそうな顔になる。
この大音量の中なのにそのまま眠ってしまった。
そっと、布団に横にしてほっとした。
ところがしばらくしているとまた目が覚めて泣き始めた。
今度は妻が紙袋を持ってきて、それを孫の顔の前でバリバリグシャグシャとまるめ始めた。
ところがその音を聞くとピタッと泣き止むのだ。
お腹の中にいるときに聞こえていた音によく似ているそうなのだ。
テレビやラジオの放送終了の時のザーザーという音もその音なのだそうだ。
困ったら親である娘に頼ればいいが、親は逃げるわけにはいかず大変だなと感じる毎日だ。
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