病院から電話があり、内科の先生から薬の処方箋を預けてあるのでもらってください、とのこと。ボクが言ってきてもいいのだが、ついでに母も行って隣にある、ホームセンターやスーパーなどがあるモールへ一緒に行こうと連れて行った。家で寝てばかりいては体がますます動かなくなってしまうから。
さっさと処方箋をもらい、薬局で薬ももらった。そばのモールへ行った。そこは500台か1000台かわからないがたくさんの車が止められる広い駐車場がある。
駐車場だから床はアスファルトでたいら。これが母が歩くにはとても大切。凸凹していてはうまく歩けない。狭いところでは、端が斜めになっていたり道路との境では段になっていたりする。
とりあえず100円ショップで買いたいものがあるようなのでそこへ向かう。平らとはいえ車を降りてから100m以上は歩く。杖を突きながらそろそろと歩いている。すると、駐車場の中のスーパーマーケットの手押し車置き場の前を通ると、かたずけているおじさんが、「これを使うと歩きやすいよ」と手押し車を貸してくれた。それは小型で滑りが良い。母は、それを押しながら歩くと見違えるように早く歩ける。
いままではボクの手を握りながら杖を突いてゆっくりと歩いていたのがウソのようだ。それでも50mぐらい歩くと疲れてベンチに座る。一度座るとベンチがあるたびに座りたくなるようだ。今まではこんなに長い距離を歩いたことなどなかったのでしかたないのだろう。
100円ショップで、髪の毛を止めるカチューシャを買って、ホームセンターを歩き、スーパーでアイスクリームを買って車の中で二人で食べた。途中からは、病院の中のように車いすで押してもらいたっかったのだろうがそうもいかず車まで歩いてしまった。たぶん500m近く歩いたのではないか。
あれから2日して家では体全身が痛いらしい。少し休ませて、天気の良い日に、また近所から少しずつ歩こう。
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