鎌倉の長谷にある鎌倉文学館から歩いて5分ほどの家に、仕事の打ち合わせのために行った。
時間がまだ早かったので近くを散策していたら大分年代のたった洋館があった。
入口のところに案内板が設置されていた。鎌倉市の子ども会館として使用されているようだ。「旧諸戸邸」と書かれていた。
子ども会館とは地域の子どもたちが無料で自由に遊べるスペースとして鎌倉市が設置している施設。
プレイルームや図書室があり庭や卓球などの設備のあるところもあるようだ。
こんな文化財を子ども会館に使用するのは良いことだと思った。
帰ってから「旧諸戸邸」について少し調べてみた。
鎌倉市のホームページに以下のように書かれていた。
この建物は、明治41年に福島浪蔵氏邸として建てられ、大正10年に諸戸清六氏の所有となり、昭和55年に鎌倉市に寄贈されました。 外観は、バルコニーの柱にギリシア建築の様式を取り入れ、メダリオン飾りが付けられており、ドア枠と窓枠には手の込んだ装飾が施されるなど、きわめて華麗です。また、内部も古典的な雰囲気が感じられます。
この建物は、明治期の住宅建築の貴重な遺構であり、造形意匠の密度においては、鎌倉のみならず、県内でも最高のものといえます。
※ 公開はしていません
古い建物だったが外観は丁寧にしっかり作られていてベランダが特に見事な作りだった。
この辺はよく知っていたつもりだったがこんな建物があるとは気がつかなかった。いつか中も見せてもらいたいなと思いながら携帯のカメラにおさめた。