昨日、友人が集まった。
クラス会ではなかったのだが、6人のうち5人は高校の同じクラスだった。
もう一人は学校が違うのだが昔からよく知っていた友人。でも、卒業して40数年にもなると学校が同じでも違っても大した問題ではなかった。
東京に住んでいる友人が来るというのでなんとなく都合のつくものが集まって来たのだ。
いつものように、昔のことに話は弾む。
修学旅行の話は昨日あったことのように語られた。
酒を飲んで、大騒ぎになったことに話が及び、友人の様子や話した言葉が出てくる。先生の怒りの言葉も出て、みんなで大笑い。
ぼくも笑いながら、昔もどこかでこの話は話したり聞いたことがあったし、僕も話したことがあったなあと思っていた。
みんな、そう思っていたと思うのだが何度聞いても面白かった。
もうみんな、細かいところに至っては本当にあったことなのかだれかが昔大げさに言ったことなのか、
別の出来事と混ざっているのか、分からなくいなっている。
真実はもうわからないのだろう。というより、真実などもうどうでもよいのだ。
急に話は現在に及ぶ。
6人のうち4人が重大な病気をおこしたものたち。
ガンが3人僕は脳出血。何故かみんな病気自慢である。とりあえずマヒもなく体が動くところまで回復したことがそうさせるのかもしれない。
健康体の二人は肩身が狭いようだった。
元気な二人に向かって、「次回に集まる時にはびょうきになってくるように」と言って別れた・