ひと頃から見れば暖かくなったとはいえ太陽の日差しがない雨の日は寒い。
仕事の打ち合わせで藤沢へ行き、バスに乗った。
最近は車内ではいつも本を読んでいる。
今日は、佐藤愛子さんのエッセイ集だ。
「粗犬ペティ」のページを開いて読み始めた。
これは著者が飼っているミニブルドックの話なのだが、
ミニブルドックなどという種類があるわけでなく、発育が悪くミニになってしまったらしい。
マイペースで、番犬の役に立たず失敗ばっかりしている話なのである。初めは、にくめない犬に軽い笑顔で読んでいたのだが、あまりの可笑しさに吹き出しそうになってしまった。
バスの中なので、ぐっとこらえて、私の事をへんな顔で見ているのではないかと周りを見回した。
すると、向かいでうつらうつらしていたオバサンの顔を見た時、我慢が出来なくなってしまった。
オバサンの顔はブルドックそっくりだったのである。
当然、本に目をやりエッセイが可笑しくて笑ったようにしたがわかってしまったのだろうか。
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仕事の打ち合わせで藤沢へ行き、バスに乗った。
最近は車内ではいつも本を読んでいる。
今日は、佐藤愛子さんのエッセイ集だ。
「粗犬ペティ」のページを開いて読み始めた。
これは著者が飼っているミニブルドックの話なのだが、
ミニブルドックなどという種類があるわけでなく、発育が悪くミニになってしまったらしい。
マイペースで、番犬の役に立たず失敗ばっかりしている話なのである。初めは、にくめない犬に軽い笑顔で読んでいたのだが、あまりの可笑しさに吹き出しそうになってしまった。
バスの中なので、ぐっとこらえて、私の事をへんな顔で見ているのではないかと周りを見回した。
すると、向かいでうつらうつらしていたオバサンの顔を見た時、我慢が出来なくなってしまった。
オバサンの顔はブルドックそっくりだったのである。
当然、本に目をやりエッセイが可笑しくて笑ったようにしたがわかってしまったのだろうか。
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もし良ければ、「素犬ペティ」が載っている本を教えていただけませんか?お願いします。
お尋ねの本は角川文庫の「一天にわかにかき曇り」佐藤愛子さんの本です。昭和54年出版の古い文庫本です。
ブルドックが出てくるお話ですので思い出の文章はこれかもしれませんね。
これからもよろしくお願いします。