ここ数年・・・リフォームを考えられる方が増えてきているようで、築30~50年前後のお家の大改造をさせていただく機会が増えています。
建ててから30年から40年ぐらいたってくると、建て替えかリフォームを検討される方が多いようです。
多くの家は大工さんが設計し施工したもので、間取りは昔よくある田の字型の間取りの家が多いです。
そして、木と壁土で造られた夏に対応した造りで高温多湿の日本の気候にはとても快適で、人にも建物にもやさしく造ってあります。
先人たちの知恵で造られた家つくりでで良いところもたくさんあるんですが現代の暮らしには収納や動線など使いにくい部分もあります。
そして昔の家造りは「家造りは夏を旨とすべし」といった言葉があるように夏の生活に重きを置いていたため
冬の生活には寒くてストーブや暖房の光熱費を考えるととても快適とはいえません。
こうした様々な理由で暮らしの方の改善を考えられます。
数年前でしたら潰して新築に建て替えることが多かったのですが、ここ最近リフォームが増えています。
その理由として新築並みにリフォームをしても新築の70%程度の費用ででき税金面でも費用がかなり抑えられるというのが大きな理由だと思います。
建替えとなると家の新築費用とは別に解体費がかかりますし、土地と家を購入するには予算的に厳しい・・・と思われている方は空き家になった家を安くで購入してリフォームするという選択肢もありだと思います。
もう一つの理由として住まい手さんが今の家に愛着を持たれ、材料も国産の木や今では貴重な栗やケヤキといった良い材料が使われていることに気付かれてきたのだと思います。
現在まで様々の古民家再生やリフォームをさせて頂いてきましたが、現在一般的に造られている家とは違い柱や梁といった構造材が太く地産材が多く使われていることが多いですし、
大工さんの高度な技術で刻まれた木組みも価値があるものだと思います。
今ではなかなか手に入れることができないような材料や丸太の梁などそういうものを活かしながら、生活スタイルに合わせてリフォームするのも選択の1つだと思います。
新築でないと理想の生活ができないかといえばそうではないと思います。
そういった昔の良い物を残しつつ新しい技術や考え方を取り入れ、現代のライフスタイルに合わせた住まい手さんの思いを生かし次世代まで快適に暮らして頂けるリフォームは
私たち工務店にしかできないとてもやりがいのある仕事だと感じています。
弊社がこれまで施工させて頂いた材料を活かしたリフォーム事例です。
2014年完成 大規模リフォーム宮津市
2014年完成。リフォームin与謝野町岩滝
2012年完成 古民家再生公開!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
京都府北部(舞鶴市、綾部市、福知山市)、宮津市、京丹後市を中心に自然素材・京都府産の木を使った
新築・リフォーム・古民家再生・地球環境にも配慮した健康住宅・木の家を建てる木を愛する工務店です。
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