この説明はお客様と間取りの打ち合わせする時に必ずと言っていいほどお話しする内容になりますね。
なぜなら建物の形が複雑になるほど工事の手間がかかり、本体工事を押し上げるからです
例えば、同じ延べ床面積で総2階建ての家でも、正方形の箱形の家か、長方形の家か、または雁行型(がんこうがた)の家かによって外壁の面積が変わることがあります。
例えば、正方形が9個あるとします。これを3×3の正方形に並べると、外周に12辺ができます。
しかし、形を複雑にすると、外周が増えるので、外壁にかかる費用が多くなります。
屋根の形状も片流れや切妻といった単純な形より、入母屋屋根のような複雑なものの方が工事費は上がります。
また、単純な屋根でも、勾配がきつくなると工事の手間が増えるために割高になります。
あと2階建ての家でも下屋(1階部分が2階部分より大きい部分の屋根)があると当然屋根材がいる分高くなります。
下の2枚の写真を見て頂けると分かりやすいかと思います。
↑L型で下屋があるパターン
↑総二階の家
このように本体価格に大きく影響する家の形状は、複雑なほど坪単価を高くなるので見た目も大切な要素ですがあまり複雑な形にならないようにすることも坪単価を下げる要素になるので、こういうようそも考えて間取りを考えたほうがよいですね。