なかなかに手間のかかることだ。じいさんは一切農薬を使わないで野菜を作っている。ここは虫が凄い。どうしているのか。手で捕まえている。大根やカブ、小松菜の葉っぱに青虫や黒い小さな虫がくる。毎日、毎日、何十匹と手で捕まえて殺す。虫でも殺すのはあまり気持ちのいいものではないのだが、仕方がない。時々『ナンマンダーブツ』などとつぶやいている。小さな限られた畑だから出来ることであって、お百姓さんはとてもこんなことは出来ないだろう。毎日そうしていても大根の葉っぱはこんなになってしまう。

一日早く一人娘から父の日の贈り物が届いた。四十を前にして一人娘を授かった。そのとき、”目の中に入れても痛くない”とはこんな気持ちなのかとよく分かった気がした。いくつになっても娘は娘、可愛いものである。しかし、今一番の心配の種でもある。

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