BES大山(鳥取)

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大山新そば試食会

2008-11-20 08:22:17 | 自然情報
…と言うことで昨日は中ノ原スキーセンターで
新そばの試食会がありました。

大山蕎麦の概略(歴史)をちょこっと言うと、
今から約800年前、基好上人によって伝えられたと言われ、

大山寺で修業に励んでいた基好上人は、
水稲の作れなかった広大な大山山麓を利用して、
蕎麦の栽培を奨励し、その蕎麦を食べる為の
製法を編み出したとされています。

一般的(?)な大山蕎麦の大きな特徴と言えば、
甘皮まで挽き込むため、蕎麦自身が黒い色をしています。

大山蕎麦と言うとピンと来る人も少ないでしょうが、
出雲蕎麦と言うと聞き覚えがある人も多いのでは?
実は、出雲蕎麦は大山蕎麦から派生したと言われています。

享保15年(1730)、山奉行吉川右平太の尽力により、
博労座で牛馬市が組織的に開催されるようになり、

岡山県備後地方の久井、島根県石州地方の出羽とともに中国地方の三大牛馬市、
そして明治初期には西日本一とまでに言われるようになりました。

人が集まれば、当然、食べ物も必要になる訳で、
牛馬市の際に出された大山蕎麦は素朴な味で人気となります。

しかし、牛馬市が廃止となり、蕎麦自身は出雲へと伝わったものの、
大山ではすっかり廃れ、一部に形を残すのみとなっています。
そんな大山蕎麦を復活・普及させようと言うのが試食会の目的。

ちなみに今回出された大山蕎麦は蕎麦自身の味をみるため、
甘皮は入れず、丸抜きしたもので試食。
大山蕎麦と大山の蕎麦で作った蕎麦の違いは…?二八と十割(各平地・山間部)で比較
美味しければ、大山蕎麦に拘らなくても良いんじゃない。な声もありましたが…

今日8時の気温は-2度。天気は雪~晴。積雪22cm。

10時時点の様子で言えば、これから暖(?)かくなりそうで、
空気は冷たいですが、広い…な雰囲気。

一昨日は佐摩線で脱輪。昨日は観光道路で横向き。
と言うことで、雪が多少はおさまったとは言え、充分注意。
そして、何気に昨日は1人しか観光客を見てないような…。

▼南光河原の様子(11/20 AM10:00)
道路。桝水方面へは影になるので雪が残っています。
空気が澄んでいます。