BES大山(鳥取)

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登山道の様子について

2009-12-27 13:54:28 | 遊歩道・登山道
12月26日(土)の夏山登山道の様子について

午後1時の天候
大山寺:曇、気温3℃、無風
頂上:ガス時々雪、気温-6℃、15m/s前後

先週から今週始めにかけての寒波が過ぎて、大山寺付近はやや暖かい日が
続きましたが、山頂はもう厳冬期に入っていってます。

大山寺周辺から登山口、さらに3合目辺りまでは
アイゼンなしでも歩けるぐらいに雪が緩んでますが、

天候が急変し、気温が下がる場合があるので、
これからの時期は必ずアイゼンをお持ちください。

ルートそのものについてはトレースがありますので、
外さなければ問題なく山頂まで行けます。

今日の場合はこの付近からガスで視界が10mほどになりましたが、
目印の棒が立っていますので、ルートを見失っても、
冷静に周りをよく見渡してください。必ず見つかるはずです。

7合目から上については、かなりルートも直線的に
なっていますが、まだまだ厳冬期ほどではありません。

吹雪かれて新雪が積もっている時はルートを見失いがちで、
どんなにラッセルしても少しづつしか登れません。

無雪期にはほんの40分ほどで充分に登れるルートで、
ラッセルしながら2時間以上かかることもあります。

特に冬場は夕方4時ごろまでには、
行動の目安をつけておくことが安全に繋がります。

これからの時期でもっとも注意が必要なのが、6合目から上。
天候によっては6合目から上は時間の目安が立たない場合があります。

また登りよりも危険なのは下り。避難小屋から8合目までは、
非常に迷いやすい場所で、吹雪かれるとルートを見失ってしまいます。
充分に気を付けて下さい。

頂上避難小屋は冬でも開放されていますが、入口が積雪で
どんどん狭くなっていきます。入口にスコップを置いてますので、
利用される方は、入口付近の雪かきにご協力ください。
(山頂側(南側)の1階の窓はすでに雪で埋もれています)

このままで行けば、1月終わりには2階からの出入りになりそうですが、
積雪の多い年は、2階の出入り口さえ埋まってしまいます。

雪が硬くてほれない場合も出てきますので、最悪の場合は小屋に入れず、
そのまま下山というケースも。冬の登山は時間に余裕を持って行動を。

※トレースを刻んだ上を下るときに尻セードで降りるのは
 絶対に止めて下さい。絶対にやってはならない山での常識です。


登山口(南光河原よりの)。駐車場は冬は有料。
3合目。要アイゼン
5合目。跡が残っています
6合目避難小屋。まだ入れます。
8合目。ここから少しのところで…大山をこよなく愛した中山さんのご冥福を心よりお祈り致します。
9合目。木道が無い頃はルートが本当に分からず迷うことが多々あった。今は木道でどうにか。と言う声が。でも油断は禁物
頂上避難小屋。たまに、電気や水道、管理人は居ますか?と言う問い合わせがありますが、あくまで避難小屋。全て自前で用意
避難小屋入口。雪かきにご協力を
今日8時(博労座)の気温は3度。13時現在6度。天気は晴れ。積雪12cm。
シャトル運行。本当に土日かな?と思うほど静か。

道路もノーマル2駆で十分上がって来れそうですが、急に天気が変わるのが
大山の怖いところ。夕方には車が埋まってた・・・と言うことも。
頂上の方は7合目から上が風が強くなっています。韓国からの登山者多め。