▼群生するセイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウ キク科アキノキリンソウ属
Solidago canadensis var. scabra
花期:10~11月
原産国:北アメリカ
最近は、日本全国何処に行っても、道沿いに
黄色い花を見るようになりました。
この花はセイタカアワダチソウと言って、
北アメリカが原産の飼料(肥糧)に紛れて日本に
持ち込まれたとされ、日本の在来種を減らして行く為、
環境省の要注意外来生物リストにも掲載されています。
その花が大山隠岐国立公園内(南光河原、観光道路など)にも
入り込んでおり、貴重な在来植物が絶滅の危機に瀕しています。
それを防ぐために、セイタカアワダチソウ除去作業が
企画され、大山自然歴史館(館長)を中心として行なわれました。
10月31日行なわれたセイタカアワダチソウの除去作業には
40名を超えるボランティアが集まり、
約2時間を掛けて手に握力が無くなるまで作業を行いました。
そもそもこの植物が爆発的に繁殖した理由の一つとして、
植物自身が忌避物資(毒)を発生させることにあります。
それにより他の植物を枯らし、そこに新しく根付いていきます。
しかし、その毒によって自家中毒を起し、自ら枯れてしまう
…と言う変わった特徴も持っています。(約5年周期で世代交代)
また、種子だけではなく、地下茎でも数を増やします。
セイタカアワダチソウの中心に養蜂箱が置いてある場所、
ハーブとして、腎臓炎やリューマチに薬効があったり、
染色に使うと綺麗な緑色に染まる…などの利点もありますが、
そう言ったことを踏まえても、害の方が大きくなってしまっています。
一方で、既に日本の風景の一部として馴染んでいる…なども意見も。
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今日8時の気温は7度。10時現在8度。天気は雨~曇。
る~ぷバスは今日が運行最終日。
現在、歴史館にてセイタカアワダチソウに関するアンケート実施中。
11/11 鍵掛峠(AM8:30)に行くなら午後から
今日の頂上は雪。気温は0.5度。下からは雲が掛かって見えません。