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6・6 高浜原発3号機 再稼働反対現地闘争 (報告)

2017-06-07 23:28:46 | 記事

< さいなら原発・びわこネットワーク ニュース第15号より >

■ 6・6 高浜原発3号機 再稼働反対現地闘争 ■
■ 金よりいのち  未来を残そう ■

関電高浜原発は5月17日の4号機に続いて、6月6日、
3号機の再稼働が多くの反対の声にもかかわらず強行された。
6日の現地緊急行動を呼びかけた「若狭の原発を考える会」は、
5日より立地地元・福井県高浜町でアメーバデモを展開し、
6日早朝には出勤してくる町役場職員にチラシ配布もおこなった。

6日、正午から高浜原発奥の音海地区展望所に
地元福井・近畿各地・伊方原発反対の愛媛や徳島、そして
福島・東京など全国の原発再稼働を憂う市民が、続々と
マイクロバスを仕立て、マイカー乗り合わせ参集した。

素晴らしい晴天、日本海・若狭の美しい海と、
高浜原発前を通過しなければたどり着けない音海の半島が一望できる。

内外の釣り客を楽しませてきた内浦湾の人の心をとらえる自然の美が広がる、
そんな展望所の目の前に、危険な高浜原発は4基も林立している。

高浜原発1・2号機の包帯をぐるぐる巻きにしたような工事中の姿が、
美しい自然の光景をぶち壊している。
ここでこの1月、クレーン倒壊事故もあった。

緊急抗議行動の参加者は午後零時半すぎ、
「若狭の原発を考える会」木原壯林代表(京都工芸繊維大学名誉教授)の
あいさつ・経過説明の後、高浜原発3・4号機のある高浜原発北ゲート前まで
3列120人の参加者による力強いデモ行進をおこなった。

展望所からデモ出発


到着した北ゲート前では、多重防護フェンスで押し込まれた道路の左端の狭い場所に
デモ隊は詰め込まれ、広い道路を隔てて北ゲート前にこれまた多重防護の
フェンスで入り口前にたった三人の代表団を入れる1メートル幅の空間が何十メートルの長さでつくられ、
何十人もの福井県警の制服警官に防衛されている。         
   


ここに・さいなら原発・びわこネットワークの稲村守事務局長の発声で
怒りのシュプレヒコールをたたきつけ、木原代表、地元高浜町の東山幸弘さん、
再稼働阻止ネットの代表などの代表が申し入れに入り、
ここにマスコミ関係者のみ入れて施錠。原発敷地に一歩も入るわけではないのに。

3号機を動かすなという申し入れを代表がおこない、その後
帰ってきた代表団含めて怒りのシュプレヒコールが続く。



関電会長・社長・原発所長あてに手渡された
『高浜原発3号機再稼働に反対し、4号機の運転停止を求める申し入れ』では、
「あなた方・関西電力は、昨年の高浜原発4号機再稼働時に
1次冷却系で水漏れを起こし、発電機と送電設備を接続した途端に
原子炉緊急停止のトラブルを起こし、今年1月にはクレーンを
燃料プール建屋上に倒壊させています。この事実は、安全性を
軽視することに慣れ切り、緊張感に欠けた関西電力が原発を運転する
能力・資格を有していないことを実証しています。あなた方は、
このような電力会社の体質が福島の事故を生じさせたことを真摯に反省し、
原発運転を即時断念すべきです」とある。

関電社員はたった一人だけがのぞいていて、あとは分厚い警察官の多重防護。

5月17日の4号機再稼働反対に続いてこの日初めて参加した仲間は、
「階級対立を感じた」と語った。
抗議行動は「若狭の原発を考える会」Hさんの司会で進められ、
若い仲間の力強いコールが続く。

午後2時、3号機再稼働のスイッチが押されたという知らせが伝えられ、
一段と怒りのシュプレヒコールが沸き起こる。


怒りの歌声も始められる。
今、同時刻に沖縄辺野古で闘う仲間を思い、脱原発播磨アクションの
仲間の演奏・指導で『座り込めここへ』、円陣が組まれワルシャワ労働歌、
そしてインターナショナル。
若い仲間にはなじみがなかったようで力強いが音程がだいぶ違っていたが、
これも“未来への継承”だ。



伊方原発地元の闘い、通産省前座り込み、高浜町・地元の闘う仲間、
滋賀の市民運動、前々日の京丹後Xバンドレーダー基地撤去闘争集会参加に
訪日された韓国サードミサイル配備反対で闘う韓国の市会議員パクさん、
福島の闘う女性・黒田さんの連帯のあいさつがいつもながら心ゆさぶられる。
「まだここは爆発していない。再稼働はされてもたくさん闘える」と。


サードミサイル配備反対で闘う韓国の市会議員パクさん(青いシャツ、サングラスの男性)


締めのあいさつは、木原代表。
「私は預言者ではないが、必ず原発は再稼働したら事故が発生する。
原発の物理的科学的限界だ。超高速回転に金属が耐ええないのだ。
3月28日の不当な大阪高裁決定からたった3週間の準備で、
4・27関電本店包囲1000人集会ができた。
5月7日に、ここで400人の現地集会ができ、初めてのここから
福井までのリレーデモもできた。そういう市民の怒りがあるということだ。
ここに自信をもって、原発全廃まで闘い続けよう」。

最後に、電気事業連合会や安倍政権まで届く力いっぱいのシュプレヒコールを
全参加者で唱和した。

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<脱原発 市民ウォーク in 滋賀> 6月の予定 → コチラ

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