宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

小春日よりの宝満山

2014-11-27 | 百景

小春日和の糟谷平野越しの玄界灘
殺生禁断の碑上の見晴しから
穏やかな光景が広がります。

竈門神社の1350年大祭

2014-10-30 | 行事

本日、平成26年10月30日、陽光うららかな秋の日
太宰府市宝満宮竈門神社において1350年の大祭が催行されました。


昨日は神社関係者のみでの祭事がおこなわれ


本日は氏子代表者や奉賛者などが招かれての祭事となりました。


式は宮司による祝詞奏上、代表者による玉串の奉納など粛々とおこなわれ、




巫女による浦安の舞が奉納されました。



西高辻宮司よりの結びのごあいさつでは
境内の整備事業はまだまだ継続する旨のお話がありました。




宝満山中の九州自然歩道施設改修工事

2014-09-17 | Weblog

現在、宝満山の山中では福岡県環境部環境自然課による
九州自然歩道関係の施設改善工事が行われています。
昨年度は八葉峰から中宮跡までがおこなわれており、
今回は登山口となる式部稲荷横の汐井川までの工事です。


休み堂のベンチ交換


休み堂直上の石段の組み直し


赤い橋下の救急箱ヨコのベンチ交換


閼伽の井前のベンチ交換

工事は来月末までの予定で進捗しているようです。
しばらくベンチに座れませんのでお気を付けて(^^)

宝満山頂は17度

2014-09-16 | Weblog
午前5時半、夜明けの宝満山頂は気温17度とのこと。
20度を下回り、じょじょに秋が深まっています。

時間98.5ミリ降雨後の宝満山

2014-08-28 | Weblog

(宝満山座主跡背面の土嚢による導水路)

平成26年8月22日(金)早暁4時台に太宰府市で時間98.5ミリの降雨があり、
隣市の筑紫野市では高尾川、鷺田川周辺地区などで浸水被害などがでました。
常連さんの情報から宝満山山中では土砂崩壊などの被害はない模様
との一報を翌日にはいただいていましたがようやく巡視できました。
雨水が流れた跡からすると隣の大野城(四王寺山)のほうが降ったようです。
山中でも中宮以下のほうがそれより標高の高い場所より流れた痕跡は明瞭でした。
当日当夜に山小屋におられた方の証言でも、そこまでの降雨は座主跡ではなかったようです。
座主跡から下位の東院谷では平成15年、18年、24年での集中豪雨で、
石段や石垣などが崩壊するなどの被害が出ており、
平成25年5月には筑紫野市と竈門神社によって土嚢が設置され、
流下する雨水が1か所、1方向に集中しないよう分水する手立てがこうじられました。
現状ではその策がみごと機能しているようです。


(座主跡から雨水を北側に分水するための導水管)

週末に遭難事故

2014-06-16 | Weblog
宝満山ではこの週末も高齢者の遭難が発生したそうです。
2014年06月15日11時41分頃に筑紫野太宰府消防本部よりレスキューが出動しています。


事態が収拾したのは17時31分とされています。
9合目付近で70代男性の滑落事故だったとうかがいました。
いよいよ山のシーズンですが体力に合った登山を心がけましょう。

宝満山のヤマアジサイ

2014-06-14 | Weblog

6月も半ばまですすみました。
北部九州は曇り続きでまとまった雨は今のところ降っていません。
宝満山の山中もしっとりとした、というほどでなく、
歩きやすいコンディションが続いています。
とはいえ花の季節はアジサイの時期を迎えています。


六所宝塔跡の南斜面に平成24年3月24日に研究会で植樹したヤマアジサイが
今年もひっそりと青や白い花を咲かせています。

宝満山の動植物情報

2014-06-14 | Weblog

宝満山には登山目的のお客さんだけでなく
多くのバーダーさん(野鳥愛好家)や
野草ハンターさんも来られています。
昨日はバズーカを構えたバーダーさんに出会いました。


安いデジカメでは対応できないことがよくわかります。
キビタキが間近な枝先で美しくさえずっています。
案外逃げないものですが、居場所を教えてもらわないと気付かない小ささです。

先日は宝満山でのキツネの親子の発見談が西日本新聞で紹介されていました。
奇しくも昨日出会ったバーダーさんが撮られた写真だったそうです。
宝満山は自然の豊かさも魅力の一つですが、最近では内山地区でも
北谷地区でもハクビシンの目撃例や被害の話が増えているようです。
外来種による生態系の変化も着実に進行しているようです。

宝満山の採灯大護摩供と火渡

2014-05-25 | 護摩供







宝満山での護摩供の準備2

2014-05-24 | 護摩供

今回の調達は二手に分かれ、取材は北谷の「オッゴヤ」という畠と山の境に行きました。
「オッゴヤ」は字台帳では「奥小屋」となっています。


護摩壇は桧でつくられます。
桧は枝のついた形のものも、葉先だけのものも準備します。









丸太は伐採した木の径が20~30cm程度の太さの部位を130cmほどに切りそろえます。




伐採木だけでなく枝打ちした材も必要です。
樹上のひとは杣人ではありません。れっきとした神職さんです。




毎年の行事の積み重ねのたまもので、それぞれが粛々と段取りをこなして
お昼には軽トラック6杯分の枝と丸太の調達が終了しました。

宝満山の竈神社でおこなわれる採燈大護摩供は
5月27日(日)10時30分より催行されます。