H27宝満山採燈大護摩供07 2015-06-11 | 護摩供 火渡りの道ができると三方向に座が設えられ 行者が座に就くと順に呪を唱え神酒を口にし 散華して場を清めます。 その間も桧の枝がパチパチと音を立てて白煙を上げています。 いよいよ火生三昧の始まりです。 まずは行者3人が渡り安全を確認します。 竈門神社の神官が配布するお札を手にしてそれに続きます。 いよいよ信者も白煙の中へ 今年は外国の妙齢なお嬢様が多くおいでです。 渡りきるとお札を授かって結界を出ます。
H27宝満山採燈大護摩供06 2015-06-07 | 護摩供 護摩木(乳木)の投げ入れが終わりひとしきり炎が立ち上ると、護摩供の行事は終了します。 護摩壇に一礼し採燈師が結界から退出するのに続き、神官や上位の行者も次々と退出します。 行者たちは護摩壇の上から組んだ丸太を引き落としていきます。 壇の中心には未だ燃え盛る炭化した護摩木がうず高く重なっています。 鉄の熊手を駆使しながら護摩木の炭を幅約2m、長さ5mほどの帯状に広げていきます。 行者が細い破竹を両側から地面に叩きつけて燃え上がる炎を御して道を造ります。 こうして火渡りの準備ができました。
H27宝満山採燈大護摩供04 2015-06-04 | 護摩供 外護摩は煙の行ともいえます。 桧の枝で覆われた護摩壇の天井部から白龍が現れます。 採燈師が九字を切って木ぎれを壇に投入します。 いよいよ炎が現れると、壇を覆う桧の枝を引き下ろし 壇の木組みが顕わにされます。 採燈師はさらに九字を切って願文の入った乳木を豪火に投入し始めます。
H27宝満山採燈大護摩供03 2015-06-02 | 護摩供 護摩壇の周辺で法弓の儀、法剣の儀、斧の儀、閼伽の儀、法螺の儀 などが次々に繰り広げられます。 法螺の儀と並行して神火から松明に火が移されます。 採燈師が願文を読み上げるといよいよ護摩壇の下部に松明が差し込まれ じょじょに白煙が壇の天井部と底から流れ出します。
H27宝満山採燈大護摩供02 2015-06-02 | 護摩供 稚児を先頭にした隊列が竈門神社ご本殿の階段下まで至った後 山伏の一行は採燈師を先頭に結界の外を右回りに半周し 採燈師が真言を唱え結界の縄を切って入場します。 続いて結界の入り口で山伏問答が繰り広げられ 客役の山伏が入場して場が整います。 神社本殿より神火を神官が運び出します。 結界内に設えられた祭壇の燈火に火が移されます。 まさに宝満山の祭祀は神仏が一体となった形として行事がおこなわれていることが実感されます。 法螺が鳴り響き、いよいよ護摩供の開始です。