10月10日の記事で紹介しましたが
平成20年12月6日(土)の18回例会に充てる
糟屋郡久山町のシンポジウムについて
詳細情報を再度掲載いたします。
当日は午後にシンポジウムがありますがそれに先立って
午前中に久山町さんのお計らいで、当会の会員のみでの
現地の白山(中世山岳寺院)の現地見学を企画しております。
宝満山の中世を考えるためには必見の残りの良い山岳遺跡です。
参加には事前のお申し込みが必要ですので
当会の会員のみなさまは当会幹事にご連絡ください。
ふるってご参加ください。
首羅山(白山)遺跡シンポジウム開催要項
1.名称 シンポジウム
甦るまぼろしの山岳寺院
―首羅山(白山)遺跡―
2.目的
平成17年度から調査を行っている首羅山(白山)遺跡は、中世の状況がそのまま残っている貴重な山岳寺院跡であり、広く注目されている。首羅山遺跡は本町にとって貴重な地域資源であるだけではなく、アジアの窓口である福岡平野周辺の歴史を考えるうえでも重要な遺跡であるといえる。そのため、保存のための国の指定を目指し、発掘調査だけではなく、多方面からの調査を継続している。
調査から4年を経過し、ベールに包まれていた首羅山遺跡もその姿をあらわしつつある。そこで、現在までの調査の成果を報告し、遺跡の周知を図る。また、本町の伝統・文化を活用した地域づくり(まちづくり)に取り組むために、文化財の保護・活用促進を目指し、今回のシンポジウムを開催するものである。
3.主催 久山町・久山町教育委員会
後援 福岡県教育委員会
4.日時 平成20年12月6日(土)午後1時~5時(申込不要)
現地見学会 12月7日(日)午前10時~午後1時(要申込)
往復はがきに住所・氏名・年齢を明記し、教育委員会
あてに申し込み。11月1日より受付。先着60名
5.会場 久山町文化交流センター(レスポアール久山)欅ホール
(住所)福岡県糟屋郡久山町大字久原2603-1
(交通アクセス) 西鉄バス・JRバス久山バス停下車すぐ
駐車場あり
(問い合わせ先・申し込み先)
〒811-2592福岡県糟屋郡久山町大字久原3632
久山町教育委員会 文化財保護係
092-976-1111(内線284)
文化財係 江上・八丁
6.内容
現在の調査状況の説明、久山町白山遺跡調査指導委員会から調査報告の後、パネルディスカッションを行い、首羅山遺跡調査の成果と今後の展望について確認するとともに、遺跡の保存とまちづくりへの活用方法について討論を行う。また、現在九州歴史資料館が所蔵となっている「白山神社経塚出土遺物」の借用を行い、町民に公開する。
7.開催次第
13:00 開会行事
ご挨拶
久山町長
13:05 首羅山遺跡発掘調査の概要
久山町教育委員会 主査 江上智恵
13:20 調査報告
挨拶
久山町白山遺跡調査指導委員会
委員長 西谷 正
報告
久山町白山遺跡調査指導委員会委員
○「首羅山(白山)」をとりまく岩石
久山町文化財保護審議会会長 安河内 孝
○首羅山(白山)の歴史と東アジア
九州大学大学院比較社会文化研究院社会情報部門教授 服部 英雄
○経塚と瓦からみた首羅山(白山)の歴史
福岡大学人文学部歴史学科准教授 桃崎 祐輔
○首羅山遺跡の宋風獅子と薩摩塔
九州歴史資料館学芸員 井形 進
○首羅山(白山)の建築
河上信行建築事務所 河上 信行
○宝満修験道の峰入聖域としての白山(首羅山)
日本山岳修験学会顧問 長野 覺
○宇和家文書にみる白山神社
九州大学大学院比較社会文化研究院社会情報部門教授 中野 等
15:15 休憩(15分)ロビーにてパネル・白山神社経塚出土遺物展示
15:30 パネルディスカッション
「首羅山(白山)遺跡の保存と活用
―まちづくりにどう活かすか」
コーディネーター
久山町白山遺跡調査指導委員会委員長
九州歴史資料館館長
西谷 正
パネリスト
久山町白山遺跡調査指導委員会委員
服部 英雄
長野 覺
中野 等
河上 信行
桃崎 祐輔
井形 進
安河内 孝
久山町教育委員会教育長 阿部信之
16:45 質疑応答・閉会行事
17:00 閉会
8.定員 400名(入場無料)
9.広報活動 ポスター・チラシ(町内全域・全国主要博物館・大学
県内市町村配布)新聞・広報誌・町ホームページ
福岡県「歴史彩発見」事業
糟屋地区共同事業「発見!かすや」
10.その他 町刊行書籍販売
『首羅山遺跡』未定 500部限定
『久山の仏像』1000円 200部限定
『久山町史』 上下巻セット3000円
他関連書籍販売
※今回のシンポジウムより遺跡名称を「白山遺跡」から「首羅山遺跡」としています。