宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

「御笠の古代官道について」

2009-07-28 | Weblog
筑紫野市の自治団体である御笠振興会さんが
古代官道の講演会を企画されておられます。
参加自由とのことなのでふるってご参加ください。

宝満山の山裾を走っていた古代官道の様子、知りたくありませんか?

テーマ;「御笠の古代官道について」
日時;平成21年7月29日 19:30~21:00
場所;筑紫野市吉木 御笠コミュニティーセンター(092-922-2601)
講師;筑紫野市教育委員会 小鹿野亮 氏
主催;御笠振興会

20090726集中豪雨の宝満山

2009-07-28 | Weblog

今年は7月末になっても梅雨が明けない異常事態です。
日曜日7月26日午前中の集中豪雨は
24日夜の時間100ミリ降雨直後の大雨で
とても心配される事態でした。
昨日の宝満山山内です。


内山妙見原の本谷池脇の九州自然遊歩道になっている
いわゆる登山道が池の側に約8mにわたって崩壊しています。
道にはクラックが走ったままでとても危険な状態。
市役所が通行止めの措置をとりました。
登山される方は車道を歩いて一の鳥居まで行くことになります。


内山のマルヤマ、いわゆる浄戒座主坊跡・・・
風呂屋に行く途中の焼き鳥や「ばんから」のノリ面崩壊です。
道は今日の時点でも通行止めで土砂搬出中です。
九州自動車道が通行止めのために
太宰府から宇美町への道が大渋滞しているため
復旧工事車両の往復が困難で作業が地帯する事態です。

このほか山中では東院谷の坊中(南坊付近)で
土砂崩落が起きているようです。

くれぐれも入山には細心のご注意を!

7.26山頂夏山開き祭中止

2009-07-25 | Weblog

福岡は7.24の夕方に相当量の雨が降りました。
太宰府でも時間110mmとの話です。
しかし、平成15年7月の時間100mmの時より
山での土砂崩壊は少ない(というかほとんどない)ようです。
なによりのこととお宮を拝んだら
その視界の左側に看板が・・・

明日の山頂の上宮で予定されていた
夏山開きの祭事は中止になったようです。

竈門神社上宮のとても古い写真

2009-07-20 | Weblog

内山の地元のかたへの取材で
竈門神社上宮のとても古い写真を拝見できました。
写真はどうも漆黒の闇の中でフラッシュを焚いて
撮られたもののようです。
写真の左下には「H.MIYAKOJI DAZAIFU」と陽刻されています。
太宰府三条の宮小路写真館の撮影によるもののようです。

写真を裏返すと鉛筆で次の内容が記載されていました。
「竈門神社上宮
大正元年十月十四日 正遷宮 〃二十三日
昭和七年十月四日 修繕参□(小栗県知事、石田神社局長)」

明治末に焼失していた上宮社殿を復興し
その再興時の正遷宮祭の模様なのでしょうか?
残念ながらこの写真に写っている社殿も
この後、昭和27年に焼失してしまいます。
そして昭和32年にコンクリート造りの
われわれが慣れ親しんでいる現在の社殿に建て替わりました。

写真の古い社殿は拝殿に上がった神官がたの人数からして
かなり立派で大きなお社であったことがわかります。
大正10年にはさらに別棟で社務所が建設されています。
かつての山頂はいかにも神社社地の景観であったことが知られます。

阿修羅展の賑わい・・・

2009-07-19 | Weblog

ブログをほったらかしてしばらく別のヤマに行っておりました。

今日は太宰府天満宮余香殿で森弘子さんの第2回の宝満山講座がありました。
とても蒸し暑い日でしたが、前回同様、会場いっぱいの200席がほぼ埋まる状態でした。
歴史関係の常連さんもたくさんいらっしゃいましたが、
ヤマノボラーのスポーティーな方々もたくさんおられ、
宝満のことを知りたい層が広がっているんだ、と
改めてうれしい認識を得られたことです。

会場の太宰府天満宮周辺は大混雑でした。
お隣の九州国立博物館で開催中の「阿修羅展」目当てに
朝の早い時間から車の渋滞がはじまり、
午後3時頃までは天満宮から大宰府政庁跡まで
車が数珠繋がりで、ほぼお正月近い様子でした。
西鉄電車も昼前後は乗車率120%はあったでしょう。
マスコミの力は恐ろしものです。

※「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」
会期 平成21年7月14日(火)〜9月27日(日)