宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

平成26年度 宝満山の峰入り

2014-04-28 | 行事

本日5月11日、恒例の宝満山の峰入りがおこなわれました。
約70名ほどの市民が随伴のために竈門神社に参集し、
御神前での勤行に立ち会いました。


先達より峰入の心得と日程の説明を受け入山です。
新聞社、テレビ局が取材に入っています。

宝満山は花盛り

2014-04-22 | Weblog

宝満山はツクシシャクナゲが満開の時期を迎えています。
一の鳥居付近はまさに見ごろ!
中宮跡はたき火事件で花芽もろとも枝がなくなり淋しい限り。
しかし、山桜が散り際で春の中での移ろいが感じられます。


今日は百地のテレビ局が取材で入山されました。
いろいろな意味で今の山の姿が人に伝えられることはありがたいことです。


宝満山での十六参りの復興

2014-04-20 | 行事

今日は穀雨の名の通りの少雨が朝から降っていました。
そんな中、宝満山の山すそにあるかまど神社で「えんむすび大祭」が催行され、
良縁を願って200名近くの方が昇殿参拝をされました。
遠くは関西などからもお見えになったそうです。


同時並行で歴史的な行事が復活しました。
宝満山弘有の会主催で昔行われていた宝満山への「十六参り」が復興されたのです。
協力は竈門神社、筑陽学園高校、常若の会、宝満山修験会、NPO法人古都太宰府の風を育む会で、
筑陽学園高校郷土史研究クラブ7名と太宰府市学業院中学校の生徒2名が
宝満山修験会の山伏さんに引率され、山頂までの登拝を全員が果しました。

宝満山中宮跡の悲劇

2014-04-16 | Weblog

宝満山の登山仲間の間では今もっぱらの心配事は
常識やマナーのない登山者が増えていることではないでしょうか?


先週は中宮跡でのたき火騒ぎがもっぱらの噂になっていました。
西日本新聞でご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
植樹された桜の支柱をバラバラにして井桁に組んで、
中宮南側の岩の上で堂々とたき火をした跡が残されていました。
さらになんと・・・その周囲にある今にもほころびそうな花芽をつけた
ツクシシャクナゲの枝葉の先が、無残にむしり取るようにへし折られていたのです。




シャクナゲは筑紫石楠花倶楽部の方々が20年以上の活動によって
苗木を担ぎあげて植樹されたもので、ご存知の方は怒り心頭であったことと思います。
顛末は以下のようです。

大学生を含む男二人組が、装備も持たずに夕方から山に入り、
暗くなって場所が不案内となり中宮で野宿を決め込んだところ、
寒くなって暖をとるために周辺の木々を片っ端から集めて焚いたようです。
常連さんが早朝に上がった時に彼らを見つけ、
雨水でたき火を消火して、懐中電灯で彼らを下してあげたそうです。

夕方から装備も持たず入山する・・・
だんだんとこのような輩が増えつつあるようです。
夕方、このような姿を見かけたら「山をなめちゃあ痛い目に会うよ」
ぜひ、一声かけてください。
(写真は山の先輩からのいただきものです)

宝満山の峰入りと護摩供

2014-04-14 | 行事

●宝満山の峰入り
5月11日(日)9:00~ 14:00頃上宮にて解散

竈門神社御本殿にて御祈祷→登拝道→一の鳥居にて入峰問答
→中宮にて勤行→女道→座主跡(キャンプセンター)昼食、峰入り解説
→水場経由で仏頂山の心蓮上人祠(勤行)→鎖場→上宮(勤行、解散)

同行可能で、解散時に手形の引き替え札が渡され、
下山後に社務所にて木札(入山手形)と交換される。

※多くお問い合わせがありますが、本年は英彦山までの峰入りはありません。


●宝満山の護摩供
5月25日(日)10:30~ 竈門神社御本殿前

祭典(祝詞奏上、勤行)、筑前琵琶「宝満山」奉納、
稚児行列、山伏問答、作壇作法、護摩供(奉納の護摩木を投火)、
破壇作法、火渡り、終了

駐車場は限りがあるため公共バスをご利用ください。
西鉄太宰府駅→内山(竈門神社前)所要時間約10分 100円
http://www.city.dazaifu.lg.jp/data/open/cnt/3/8656/1/utiyamaikinitiyou.pdf

十六参りの復興行事について

2014-04-13 | 行事

宝満山での十六参りの復興行事について
行事の詳細をいただきましたので掲載しておきます。

実施日 平成26年4月20日(日)*雨天の場合は27日
主催  宝満山弘有の会
協力  竈門神社、筑陽学園高校、常若の会、宝満山修験会、
NPO法人古都太宰府の風を育む会(食器製作)

1,当日のタイムスケジュール
登拝組
筑陽学園高校郷土史研究クラブ・教員・保護者・弘有の会・宝満山修験会
9:00  竈門神社社務所集合
     着替え(十六歳の高校生のみ)
     女子は久留米絣の短着に赤い腰巻き、
     竈門神社の手拭い
     男子はテクリ、竈門神社の手拭い
9:30  お祓いの後出発
     正面登拝道→中宮跡→男道(竃門岩・益影井)→上宮
12:00  座主跡キャンプセンター(弁当)
     再会の木→愛敬の岩→東院谷→中宮跡→下山
15:00  竈門神社参拝後、直会
     赤飯、紅白ナマス、ダブ、漬け物、緋桜餅
16:00  解散
調理組
常若の会
9:00 着付け手伝い
9:30~ 調理、配膳

※同行を希望の方は9:30までに神社御本殿前においでください。