保存すべきコシアブラの木はまだ太さが1cmに満たないひょろひょろしたものです。
それが境内の杉の木立の下で青々と五葉の葉を広げています。
杉の足元は生存競争の只中。コシアブラはひと際背を高くしてがんばっています。
この場所は4年ほど前に一度下草が全部伐り払われたのですが、
時間の経過とともに背丈ほどの雑木で覆い尽くされている状況です。
雑木を伐るとともにコシアブラには赤布を裂いてマーキングしていきます。
思う以上にお目当ての木が次々と現れるので、紐を作るのがとうとう間に合わなくなりました。
400を超えたところで布が終了。
今回は境内地の一角だけの作業に終わりましたので、
木の総数は5倍以上になるでしょう。
まだまだ作業は続きます。
ここはきっといい太宰府版「木うその森」になることでしょう。
作業を報告するとお寺の和尚さんは合掌されて微笑まれました。
宝満山研究会の皆様、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。