(宝満山座主跡背面の土嚢による導水路)
平成26年8月22日(金)早暁4時台に太宰府市で時間98.5ミリの降雨があり、
隣市の筑紫野市では高尾川、鷺田川周辺地区などで浸水被害などがでました。
常連さんの情報から宝満山山中では土砂崩壊などの被害はない模様
との一報を翌日にはいただいていましたがようやく巡視できました。
雨水が流れた跡からすると隣の大野城(四王寺山)のほうが降ったようです。
山中でも中宮以下のほうがそれより標高の高い場所より流れた痕跡は明瞭でした。
当日当夜に山小屋におられた方の証言でも、そこまでの降雨は座主跡ではなかったようです。
座主跡から下位の東院谷では平成15年、18年、24年での集中豪雨で、
石段や石垣などが崩壊するなどの被害が出ており、
平成25年5月には筑紫野市と竈門神社によって土嚢が設置され、
流下する雨水が1か所、1方向に集中しないよう分水する手立てがこうじられました。
現状ではその策がみごと機能しているようです。
(座主跡から雨水を北側に分水するための導水管)