宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

宝満山の護摩供2010

2010-05-31 | Weblog

今年も宝満山の護摩供がおこなわれました。
快晴のお天気でしたが湿度の少ないカラッとした気候。
朝方は少し肌寒い陽気で、らしからぬ当日。


この色とりどりの衣装も数度と回を重ねて
だんだん元からそうだったような落ち着いた感じに見えていました。
開始前に社務所前で集合されて役割を確認されています。


着々と会を立ち上げた世代から息子、
そして孫が稚児で参加するようになってきました。

鳥越峠近くでの事故

2010-05-29 | Weblog

昨日、鳥越峠近くの登山道で滑落事故が発生し、
消防のレスキューによって救助活動がおこなわれ
要救護者はヘリに搬送されて九大病院の
救急救命センターに収容される事案がありました。

岩盤の沢を渡る際に苔で足を滑らせて岩の上を10mほど落下。
裂傷のみで別状はないそうです。
かもしか道を下山中であと少しで鳥越というところ。
まさかの場所で発生した事故でした。
皆様もくれぐれもご注意ください。

首羅山(しゅらさん)遺跡現地見学会

2010-05-25 | Weblog
福岡県久山町の首羅山(しゅらさん)遺跡現地見学会

●日時
平成22年5月29日 土曜日
9:30出発 (現地まで約45分かかります)

●公開場所
本谷 大型建物の基壇部分(発掘調査地点)
山頂部(薩摩塔、宋風獅子)

●集合場所
白山神社境内(久山町大字久原)
県道福岡直方線 山の神交差点近く
JRバス山の神バス停下車 徒歩3分

●その他
・登山の準備を各自でおこなってください。
・足元の悪いところ、傾斜が急な場所もあります。
・少雨決行(雨天中止)
・お申し込みは不要です。

●お問い合わせ

久山町教育委員会 社会教育課
電話092-976-1111

久山町の首羅山遺跡

2010-05-24 | Weblog
ウチでも一昨年見学会をおこなった福岡県久山町の首羅山(しゅらさん=白山)遺跡で
新たな発見があったと報道されています。
29日に現地説明会が予定されているそうです。

 福岡県久山町教育委員会は19日、鎌倉時代に最盛期を迎えた後に歴史から姿を消したため「幻の山岳寺院」と呼ばれる首羅山遺跡で、これまで見つかったものより約100年古い12世紀前半ごろに造られたとみられる建造物の基礎部分を発見したと発表した。

 町教委によると、新たに見つかった基礎部分は、現存する13世紀前半の基礎部分から約1メートル下の地中にあった。一辺が約15メートルの正方形で、開山当時の寺院が立っていたらしい。

 遺跡がある白山(標高289メートル)の山頂部にある「白山神社経塚」は、1109年造営と分かっており、一帯の山岳寺院もこの時期に開山したとみられる。

 今回の調査では、周辺から九州での出土例が少ない「梵字文軒丸瓦」が大量に見つかったほか、石垣の跡も確認された。29日に一般公開される。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100519/acd1005191902006-n1.htmより


(昨年5月の首羅山の基壇建物)


頭上注意!(竈門の駐車場編)

2010-05-20 | Weblog

竈門神社のコミュニティバスの駐車場を降りたら
電柱にこんな表示が・・・


なるほど見上げれば今にも小枝が落ちてきそう。


白黒のが飛んできましたよ。
耳がいい人にはピーイーピーイー聞こえるそうです。
カササギくんは着実に繁殖域を広げていますな!

宝満山での大護摩供(外護摩、火渡り)

2010-05-18 | Weblog

宝満山修験会さんによる大護摩供が今月末の日曜におこなわれます。
修験道の衣装、所作、そしてそれらが一体として醸し出す世界観。
知るより感じる体験を一度はぜひに。

詳細は昨年、一昨年の本ブログでご参照ください。

日時 平成22年5月30日(日)午前10時30分より
場所 竈門神社境内
※今年は駐車場が増えていますが、極力太宰府駅から100円バスをご利用ください。

参照HP;http://www.dazaifutenmangu.or.jp/kamado/events.htm#goma

木うそ保存会さんとの合同作業2

2010-05-17 | Weblog

保存すべきコシアブラの木はまだ太さが1cmに満たないひょろひょろしたものです。
それが境内の杉の木立の下で青々と五葉の葉を広げています。
杉の足元は生存競争の只中。コシアブラはひと際背を高くしてがんばっています。
この場所は4年ほど前に一度下草が全部伐り払われたのですが、
時間の経過とともに背丈ほどの雑木で覆い尽くされている状況です。


雑木を伐るとともにコシアブラには赤布を裂いてマーキングしていきます。
思う以上にお目当ての木が次々と現れるので、紐を作るのがとうとう間に合わなくなりました。


400を超えたところで布が終了。
今回は境内地の一角だけの作業に終わりましたので、
木の総数は5倍以上になるでしょう。
まだまだ作業は続きます。

ここはきっといい太宰府版「木うその森」になることでしょう。
作業を報告するとお寺の和尚さんは合掌されて微笑まれました。

木うそ保存会さんとの合同伐採作業

2010-05-16 | Weblog

平成22年5月15日土曜日は朝から快晴。
9:30分に宝満山裾の竈門神社に面々が勢ぞろいしました。
今回は内山辛野遺跡周辺で自生するコシアブラの木を
木うそ保存会の方々といっしょにマーキングして
周辺の雑木を伐り払う作業をすることになっています。


なんと今回は宝満山研究会7名、木うそ保存会14名の総勢となり、
駐車場から乗り合わせて現場に移動しました。


現場に到着して、まずは作業のレクチャー。
今回は承天寺別院さんの特別なお許しを得て、
太宰府天満宮でおこなわれるご神事の「鷽替え」
で使用される木うその原木の育成のためのマーキングと
周辺の雑木を伐り払って、合わせて山の環境を維持する、
そういう意義を説明しました。
そして、この場所が有智山寺として機能していた中世の
遺跡で逢ったことを解説しつつ、場の意味を共有しました、

※木うそ保存会さんでもこの日のレポートが掲載されています。
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/ca7c1195be9479c4293bfcaa5825e8c3/0b

あさって5月15日はお手軽グリーンツーリズム

2010-05-13 | Weblog

あさって5月15日土曜日は内山辛野遺跡での共同作業を予定しております。
昨年11月におこなった史跡内の下草刈りの続きの作業と、
太宰府木うそ保存会の方々と合同で太宰府天満宮での「鷽替え神事」
で使用されている木うその原木であるコシアブラのマーキングと
その周辺の草刈りが主な作業となっています。

詳細は前回の記事をご参照ください。
ご参加いただける方は9:30に竈門神社駐車場にお集まりください。
乗り合わせて現場まで移動します。
山林の保全、史跡整備、地元伝統行事、伝産品の育成支援と
一つの作業でたくさんの体験ができるということです。
身近なグリーンツーリズム、いっしょにやってみませんか?