今回の調達は二手に分かれ、取材は北谷の「オッゴヤ」という畠と山の境に行きました。
「オッゴヤ」は字台帳では「奥小屋」となっています。
護摩壇は桧でつくられます。
桧は枝のついた形のものも、葉先だけのものも準備します。
丸太は伐採した木の径が20~30cm程度の太さの部位を130cmほどに切りそろえます。
伐採木だけでなく枝打ちした材も必要です。
樹上のひとは杣人ではありません。れっきとした神職さんです。
毎年の行事の積み重ねのたまもので、それぞれが粛々と段取りをこなして
お昼には軽トラック6杯分の枝と丸太の調達が終了しました。
宝満山の竈神社でおこなわれる採燈大護摩供は
5月27日(日)10時30分より催行されます。
今朝9時、宝満山の竈門神社に軽トラックが続々集合しました。
今日は5月25日(日)に神社ご本殿前でおこなわれる
宝満山修験会がおこなう護摩供養の護摩壇の材料である
桧の枝と丸太を採りに行きました。
伐り出したのは神社氏子さんの持ち山のある
筑紫野市原と太宰府市北谷字奥小屋でした。
取材は氏子さん2人、山伏さん2人、神社ご神職と北谷に行きました。
中宮に到達した一行は、広場奥にある石の祭壇に集まります。
この場所には石造の十一面観音が奉られています。
かつては中宮の中心建物であった講堂があった場所です。
一行は祭壇に香を焚き、灯明を灯して勤行をおこないます。
随伴の一行も神妙に合掌し、この行事が峰入りであったことを再確認します。
今日は登山というよりまさに「登拝」の景観です。
巡礼の列が登拝道を埋めています。
列の前後には「前鬼」「後鬼」と言われる役の行者さんが
刈又を肩に担いで結界を形成しています。
法螺の音が先と後で呼応しながら吹かれ、
列は中宮へと登っていきます。
主催者から標記の情報提供がありましたので掲載いたします。
日時:平成26年5月25日 14:30より
※当日は10:30より竈門神社境内にて採燈大護摩供が厳修されます。
火生三昧(火渡り)終了後に映写会を開始します。
会場:竈門神社社務所展示室
※採燈大護摩供・映写会共にどなたでも拝観できます。
入場無料(来場歓迎・上映会への事前申し込みは不要)
主催:宝満山弘有の会
<14:30~15:25>
ザ修験道 ?150年ぶり 峰入りを復活させた山伏たち?
竈門神社1350年大祭を記念して、平成25年4月25日~28日、
宝満山修験会の人々によって明治維新の神仏分離以来150年
ぶりに復活された宝満山から英彦山への峰入りの記録ドキュ
メンタリー。修験道の真髄を知るには必見の作品。
<15:30~15:55>
宝満山バイオトイレ建設始末記
宝満山頂座主跡キャンプセンターのバイオトイレ建設に至る
西鉄山友会の人々をはじめとする男達の奮闘記。
<16:00~16:20>
歴史と遊ぶ ?宝満山 十六詣り再現?
十六詣りは、かつて十六歳になった男女が宝満山に登拝し、宝
満山の祭神玉依姫に、成長を護ってくださった事への御礼をし、
女は良縁を得ることを、男は一生金に困らないことを祈ったとい
う成人儀礼。今年4月20日再現されたこの行事の記録ドキュメン
タリー。
日時:平成26年5月25日 14:30より
※当日は10:30より竈門神社境内にて採燈大護摩供が厳修されます。
火生三昧(火渡り)終了後に映写会を開始します。
会場:竈門神社社務所展示室
※採燈大護摩供・映写会共にどなたでも拝観できます。
入場無料(来場歓迎・上映会への事前申し込みは不要)
主催:宝満山弘有の会
<14:30~15:25>
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女は良縁を得ることを、男は一生金に困らないことを祈ったとい
う成人儀礼。今年4月20日再現されたこの行事の記録ドキュメン
タリー。
一の鳥居を過ぎると恒例の「入峰問答」が行われます。
今年は新客さんはなく常連さんが集っています。
ベテランの山伏さんが、「俺も今年までや!」
といいながら今年もいつもの聞きなれた野太い口上を聞かせていただきました。
引き続き「宝弓の儀」で四方が清められ
「宝剣の儀」
「法螺の儀」と続き、一切の入山儀礼が滞りなく終了しました。