海外協力隊への応援歌

青年海外協力隊はじめJICAボランティアを心から応援しています。
2010年1月帰国、イエメン、青少年活動隊員より

コミュニケーション

2006-08-03 | business
後輩2人といっしょに3人のチームで輸出をまわしてきた。今、輸出実務はほとんど私の手をはなれて後輩2人でまわるようになっている。あと、渡しきれていないのは運賃見積や商品開発、見積算出などの交渉ごとやら個別案件で、これは今の2人の実務量からいって渡すのは無理そうだ。ただ、とてもよい勉強になるので、できれば実務者をもう一人増やして、こういう特命案件を振りわけていきたい。理想のシナリオは、私は輸出業務からフェードアウトし、今担当している営業に一時専念する。この市場の基盤をもう少し揺るぎないものにしたらこれを次の担当に渡して新天地へ、そうは問屋が卸さない。?

後輩2人が私のチームにいることをどう思っているかわからない。楽しいか、息苦しいか、やりがいがあるかないか。面倒なことは全部やらされると思っているか私も一応仕事をしていると思っているか。そして、これについて、後輩たちにどうきけばいいのか、きいていいものなのかどうかがわからない。コミュニケーションはうまくいっているときは難しそうでやさしいが、ふだんはたいていやさしそうで難しい。

このチームは実務をまわす人のほうが大切なので、後輩がいやな思いをするくらいなら私がいなくなったほうがいい。だけど、もっとひどい上司がくるくらいなら私で我慢してもらったほうがいいということも考えられる。私の勝手な理想の上司像は、ふだんはあまり存在感がなく空気のようで、でもなぜかその人がいると仕事がしやすいような気がする、もし、上司になることがあったら、そんな上司になれるといいなと思う。

昨年も仕事は楽しかったが、なんだか息が詰まっていた。今年は同じような仕事の内容なのに、思い切り空気を吸って自由にやらせてもらっている解放感がある。明らかに上司の違いなのだが、不思議なのは、どちらの上司も私にはいい上司だと思える人たちなことだ。どこがどう違うのかがさっぱりわからない。自分の、上司に対するスタンスも別にかえているとは思えない。だから、たとえば前の上司がどう対処してくれていたらもっと働きやすかったか、と言われても答えられない。どう対処してほしいとも思わなかったし、働きやすくなかったわけでもない。ただ、息が詰まりそうだっただけ。

私は、ひたすら、とにかく、周りの人たちが楽しくやりがいを持って仕事ができてくれたらいいなと思う。そのためにできることはなにか、ご存知の方がいたらご教授願います。