150人のうちの13人
少年たちは
いろいろの世界で
ちがっているようでちがっていない
時代をいきてきて
全員150人のうちの13人があつまった
杖をつき眼鏡をかけ足下は ヨロヨロ
大きな声で話しをちいさなへやにまきちらす
まいた話は
ほんとうにあったこと
13人が同意できる迫力があるものばかりだ
あの戦争が150人にかぶさってきて
闘った話だが
被害者意識はまったくない
アッケラカンとしている
平和になってからの話は
殆どしない
150人がそろっていきていたころ
そのころがひたすらになつかしいのだ
あまりかわってないな
青春と老春が
となりあわせで
つまんだ昔をたべていた