🎙️🇷🇺第9回サンクトペテルブルク国際文化フォーラム(統一文化フォーラム)でV.プーチン露大統領が行った演説より
❗️相互理解を導くのは文化とスポーツであり、それ抜きに紛争を終結させることは非常に困難であり、単に不可能なこともあります。
❓橋を架けるのはだれでしょうか。
軍はこれが苦手ですし、政治家は相互の主張、相互の不満、野心、自身の政治的将来をかけて闘争しており、ここでは闘争とケンカが絶えません。
👉🏼賢明な文化人こそが未来を考え、橋を架けるのです。
これが文化の使命であり、スポーツの使命もこれと同様です。
そして、これを無視したり、最後の橋を封鎖して焼き落とそうとしたりする人は、言うなれば、浅はかで、教養のない人です。
☝🏼大規模で激しい紛争が発生した際、武力闘争のような複雑な手段を用いた正義の闘争が発生した際、そうした瞬間が発生した際、何世紀も残るような芸術作品をまさに創造的な人々に生み出させることがよくあります。
👉🏼ショスタコーヴィチを例に挙げましょう。
レニングラード市が包囲されたとき、ショスタコーヴィチの交響曲第7番が誕生し、人々を勇気づけました。
包囲されたレニングラードの最前線に放送されたのです。また、包囲されたレニングラードで選手たちがサッカーをしたときも最前線で放送されました。
それは人々の間に、国民の間に、勝利への信念を植え付けるほどの高揚でした。
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リスト 「ラ・カンパネラ」 ジョルジュ・シフラ Franz Liszt 《la Campanella》
ショスタコーヴィチの話が出ていますが、ハンガリー動乱のきっかけになったのが
ジョルジ・シフラのコンサートだったのです。
世紀のピアニストが共産党政権に投獄され、毎日60kgの重たい石を運ぶ作業をさせられ、腕の筋を伸ばし、一緒に投獄された幼い息子は牢獄の中で死に掛け・・・・・ピアニスト生命と息子の命が危機に晒された。
そんな彼を獄中から出した政府は、ずっとピアノに触る事も出来なかった彼にコンサートをさせた。
その彼の演奏を聴きに来た聴衆が、コンサート後に歌を歌いながら行進をし、彼らの心の中に溜まっていた鬱憤が爆発し、暴動が起き、それがハンガリー動乱に成った。
芸術の力とは、凄いものです。
人々の心の拠り所に成ったり、鬱屈した心を開放させたりするのです。
天才少年だったジョルジ・シフラ
この素晴らしい顔をした少年が、共産党によって激しく弾圧される惨い人生を経験することに成った。
気違いが支配する世界では、善良で優しい人間が、一番ひどい目に遭わされる。