前向き！！

日曜日、竹箒の会のお仕事で、江戸川区の　視覚障害者対象の　モバイル講習会に行ってきました。

この日は　集まっていただいた、視覚障害者の方に　「すでに　かなり使いこなしていらっしゃる方」と　「メールを初めてやってみる方」の　２チームに分かれていただいての講習でした。

 

しょーこは　「メールを初めてやってみる方」チームの　インストラクターを務めさせていただいいたんですが、いざ　始まってみるまでは　すっごく不安がいっぱいでした。

 

というのは　普段、あんまり　視覚障害者の方と　身近に接する機会がないせいもあって、みなさんが　どのように　携帯電話を使っていらっしゃるのか、どういう説明なら分かったいただけて　どういう説明だと分からないのか、まったく　イメージがつかめなかったんです。

 

だから　正直な話、アシスタントではなく　メインインストラクターで、というお話をいただいたときは　ちょっと憂鬱な気分でした。

 

でも　実際　やってみると、視覚障害者の方って　本当にすごいんです。

 

文字盤の数字配列や　各ボタンの位置なんかは　一回　説明すると　すぐに覚えてしまうし、器用に指を動かして　正確なボタンをちゃんと見つけるんです。

 

講習会が始まる前、しょーこも　目をつぶって　キー操作をやってみたんですが、全然ダメでした。

人間、何かを失うと、別の部分が発達して　その能力を補うって聞いたことがありますが、まさにその通りって感じでした。目が見えてるってのは　とっても　ありがたいことではあるけれど、いろいろ　余計なことなで　見えてしまってるのかも知れないです。

 

でも　何より驚いたのは、彼らが　ものすごく　前向きな考え　を持っているということ。

 

正直、メールの作成は　結構　大変だった方もいらっしゃいました。でも　みんな　決して投げ出したりしないし、しょーこの　下手くそな説明にも　すごく根気よく　耳を傾けてくれていました。

 

メールを作成した後、ケータイのいろんな使い方を　紹介したんですが、普段の講習会だと　「そんな機能はどうせ使わないから・・・」　みたいな空気がちょっとあったりするんですが、このクラスは　「もっと　上手になって　そういう機能も使いこなしたい！！」みたいな反応。

 

講義の終わりに　まだ　メールアドレスを取得していなかった方が　２名も　「メールは　使わないと思っていたけれど　やってみたら　もっと練習したくなったから　帰りに　ショップに行って　手続きしてきます！」　といって　帰られました。

 

視覚障害者の方の　すっごく前向きな姿勢に　なんだか　こっちが勉強になった　講習会でした。