ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

地藏さん、今年もお世話になりました

2021-08-24 20:45:51 | 日常

夜になるともう季節は秋ですね。
ムシがジーっと鳴いて、
夏の終わりを告げています。

ようやく昨夜、地蔵盆も終わりました。

一年間、黙って世間を見つめ
村を守ってくれていた地蔵さんに
感謝の一日でした。



いつもは頭屋が準備する用意も、
今年は正式なイベントではないので、
ほとんどはdoironが
感謝の気持ちを込めて行いました。
これまで僧との打ち合わせも行ってきました。
そんな打ち合わせに基づいて、
事前に準備する物も用意します。

簡単なお供えも購入し、
果物も買いました。
え~バナナとなしと桃とオレンジですね。

読経のあとには、こんな供物を
僧に持ち帰りをお願いしよう
と思っていたのですが、
地蔵や公民館でいろいろ準備をしているうちに、
今年はお供えもなしですよ
と回覧等していたのに、
これを少しと言って持ってきてくれる
人たちもいました。
いやあ断ってますので、
とは言えませんよねえ。
ありがたく受け取り、
地蔵の前に並べさせていただきました。

それと、読経時の準備もしましたよ。



花も購入して並べましたよ。
こんなハスの花のつぼみも
入っているいい花です。



そして地蔵の前には何を並べるんやったっけ
と悩みましたが、頭の中で
いつもの読経時のことを思い出し、
鐘とろうそくと線香台は
並べておくことにしました。

一緒に準備していた仲間が
「木魚は?」と聞くのですが、
それはなかったやろ~とか言って
並べませんでした。

それはそれで正解でしたね。

まあ来るのが僧一人ですから、
手に小さな鐘を持って、
お経をあげながら鐘と木魚を
叩くというのも、手が足りませんよねえ。
これで何とかなるでしょう
という準備を終えて、
夕方6時半の僧の登場を待ちます。

今年はコロナのおかげで、
みんな集まってビールを
飲むこともないのですが、
呑み助のおっさんは
公民館の冷蔵庫からビールを取り出して、
缶を片手にウロウロしていたり、
持ち込んだ椅子に座って
孫の提灯を眺めながら
ぺちゃくちゃ言ってるじいさんもいます。

ああ、こういう景色もまた
地蔵さんのおかげで、いい景色です。

そうしているうちに、
横を通りかかった工務店の社長が、
これッといって供物のお金を
置いていきはりました。

「ありがとうございます」
とか言いながらも、
おさがりを配らなければと
頭の中を整理しておかないと
いけませんよね。

あそこにはあれを配って、
あの人にはこれをと考えていた中身を
配分しなおさないといけません。

頭の中のCPUはフル活動です。
これ以上増えたらバグが現れそうです。

そんな心配をしているうちに、
ようやく僧があらわれました。

町内の読経時に一緒にお参りする
女性も現れましたね。
では時間通り6時半から
お参りが始まります。
お経は途中で般若心経になります。
ああ懐かしいですねえ。

四国八十八ヵ所では
200回以上唱えましたね。
それを三回唱えはりました。

用意していた村の鐘もたたいています。
これがねえ、いい鐘で、
横で聞いていると
耳がおかしくなるくらい
素晴らしい音を出します。

約30分でお参りは終わりです。
最後におさがりもお渡しし、
無事に終了です。
他の供物をいただいた人にも
おさがりはちゃんと分けられましたし、
参加者にはアクエリアスの
お土産類も配れましたね。

コロナの時代で出来る最高の地蔵盆でした。

あとは後日の片付けが残っていますけど、
doironの村の役割も一つ、
無事にほぼ終了しました。

子どもの時は、この地蔵の後ろには
山もあったりして、
このあたりでよく遊びましたね。
そんな地蔵さんに、
65年も経ってようやく一つ
お返しができたようです。


南無阿弥陀仏

合掌


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