ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

doironの修二会1

2021-03-24 21:09:46 | ウォーキング

さあて、旅行から帰ってきたのですが、
この話題は少し後ほど紹介しましょう。

町会関係の作業や仕事も
まだまだいくつかあるのですが、
その合間に今日は奈良の
お水取りに出かけたお話を
することにします。

お水取りってよく聞く言葉ですよねえ。
夏に汗をいっぱい掻いて、
脱水にならないように水分補給をする。
いやいやそういうことではないです。
そう仏教に関する宗教行事のひとつで、
若狭井から水を運ぶという
行事に基づいています。

そう西暦752年に始まった
二月堂本尊の十一面観音を祀る
懺悔祈祷の厳行のことを言うのです。

この行事は厳かなもので、
世間がどんな状態であっても毎年続けられ、
今年で1270回となりました。

どんな時でもですよ。
戦争の時もおこなわれました。
そして今も、人の蜜を避けようと
いわれているこのコロナの時代であっても、
対策を講じられながら続けられています。

この行事の中で有名なのは、
松明を持って二月堂を駆け回る韃靼の業法。
それは、実際に目の前で見たことはありませんが、
その痕跡というかお水取りを
おこなっている期間(ほぼ2週間)の
二月堂の姿は何度も見に行きました。

今でもdoironのアトリエには
その時の焦げた松のかけらが飾られています。
今年も昼のお水取り会場である
奈良東大寺二月堂にお水取りの
雰囲気を味わいに出かけました。

では車で出発しましょう。
阪和道から西名阪を経て、
奈良に来てはたいていは
県庁の駐車場に車をとめます。

有料ですが、どこに行くにも
近い所なんで便利です。

ここから、二月堂に向かって
進んでいくのですが、
たいていの人は東大寺の
山門の方に向かって行くことが
多いのですが、
今回は二月堂の参道の方へと
向かって行く北側のコースをとりました。



静かな村の中を抜けてゆきます。



見えている家も豪華な家が多いですねえ。

紅葉なんかも植わっており、
季節ごとにまた違った雰囲気を
出しているんでしょうねえ。

東大寺向いて歩いてゆき、
依水園に突き当たったら左折します。



この依水園は前庭と後ろ庭に分かれています。
前庭は奈良の晒を扱う商人である
清須美氏が設けた庭で
後庭は豪商の関氏が作ったもの。

東大寺の横にでんとこんな庭が
あるなんて知りませんでした。

このあたりの地名は水門と言います。
吉城川の水を水門を設けて
東大寺内にひいていたことから
つけられた名前だそうです。

この水門という地域を拠点にして
奈良で活躍していた人がいます。

入江泰吉です。

奈良とこの人はあまりにも有名で、
奈良の景色と言えばこの人の
写真が浮かびます。

古都の空をバックにこの人が映した
五重塔なんかはもう見ているだけで
実際の映像のように見えてきます。

また古都奈良に漂う濃密な空気を
この人はもろに写真にしているようです。

この人の旧居がこの依水園の先にあります。

奥さんから奈良市が建物の寄贈を受け、
平成27年に入江泰吉旧居跡として
オープンしたそうです。
そしてこの居室から見える
吉城川の景色は格別だそうです。

この部屋で大和に関する歴史書物を読み、
作品に対する構想を練っていた
といわれています。
この入江さんのことは数々の写真を通じて
知ってはいたのですが、
その人の家がこんなところにあったんだ
とは初耳でした。
県庁の駐車場からいつもと違う道を通って、
二月堂に向かった甲斐があったなあ
って感じでした。



その家がこれ。

入ってみたいなあという気持ちも
あったのですが、もう少し彼のことを
勉強してからがいいかなと
今回はあきらめました。

続く


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