食堂内でわいわいと言いながらも、
いきなりやってきた白装束の集団に
推されてあ―だこーだと言いながら
それでも陽気に食べています。
イワナなどの料理を楽しんでいますね。
「これはどうして食べるのかなあ。
頭も食べるのかなあ」とかいいながら、
ワイワイ言ってます。
なべの料理は飛騨牛かなあ、
なんかとっても美味しかったです。
宿を手配したものとしては、
うれしいですねえ。
最後のデザートまでに
もう結構お腹いっぱいです。
最近はねえ、それほど食べないから
安い価格で精一杯出してくれる
お料理で、もうお腹いっぱいになります。
有難うございました。
さて、そんな料理をいただいたあとで、
明日のことで宿の人と色々と話をしました。
「ここの山は結構厳しいですよ」とのこと。
「もし山頂に行かれるならヘルメットは
どうしますか」と聞いてきます。
そうこの辺の山もヘルメット推奨地区ですね。
この前に行った中央アルプスと同じです。
「それにねえ、明日はねえ、
やはり天気が悪いようで、
山頂を目指している頃には
大荒れになるかもしれませんよ」
というアドバイスもありました。
まあ実際、予報では明日の昼頃に
まとまった雨雲が上空を通過しそうです。
なので、ヘルメットの指摘には
「それを借りていってもいいのですが、
我々が天気で引き返すかもしれないので、
山小屋でお借りするのがいいかもしれません」
と返事。
まあ実際今は梅雨末期。
荒れる時にはめちゃ荒れるので、
慎重に素早く対応しますといい
それから朝から行けないような
天気だったらこの辺歩くところとか
ありますかあと、その辺の情報も
仕入れておきました。
またロープウェイまでの所要時間も確かめ、
明日の朝食を弁当に変えたので
それは予定通りお願いしますと頼んで
連絡は終わり。
スタッフの中に1人だけ山に
詳しそうな人がいたので
話はスムーズに行きました。
部屋に帰ると食後の宴会が
始まろうとしています。
一杯飲んで、もう卓球の用意が
始まってましたよ。すっかり
ピンポン玉は2個持参で、
ラケットは部屋に置いてある
お盆を使いました。
勝ち抜き戦で10ポイント摂取で勝利です。
静かな山の宿に響く、
うひゃーという歓声。
結局勝ったのはピンポン玉を
持ってきた人でした。
勝者にはビールが送られます。
結局飲むんかあと喜びの声を
あげてはりましたな。
で、ビールを飲んで落ち着いたら、
次は踊り大会です。
ネットで音楽とそれに合わせて
踊っている映像を見ながら、
それに合わせて踊るというイベント。
全員60歳以上なのに、
まるで高校生の修学旅行のような
賑やかさでした。
遊び疲れたところで、
本日のイベントは終わり。
色々話した結果、
明日はロープウェイで上に登り、
行けるところまで行って
帰ってくるという案で一致しました。
なにがなんでも登頂しようというのは
この天候じゃやはり無理ですね。
森林限界を超えたら、
風雨にさらされますしね。
じゃ、まあ明日はそういうことで、
八時半スタートのロープウェイに乗るために、
宿を出発するのは午前7時を
めどにしようと決めて、
時折雷が鳴るのを聞きながら
我々は眠りに入ります。
続く
今日でお家に帰っていた
仏さんがあの世に帰った。
今年の盆の最後にお茶をして、
昔なら川にお供えの一部を
流していたのだが、
今はお墓参りをしてお見送りを
することになっている。
盆の間には僧のお参りがあったり、
近所の中のいい人が家にお参りに来たりした。
doironの姉も千早からやってきて、
お供えを持ってきた。
今日はその話。
姉のお供えの中に大きなスイカが二個ありました。
自分で育てたという。
一つは普通のスイカなのだが、
もう一つはほぼ真っ黒の大きなスイカだ。
去年も植えたが駄目だったので、
今年再チャレンジしたら豊作だったと言う。
ミセスはスイカが好きなので
とても喜んでいたので、
よかったよかったと言いながら、
こちらも写真を取り忘れてしまった。
話を聞くと姉はそうして畑仕事に
たいていの時間を費やしているんだそうだ。
こういう性格は、多分doironにも
あるでしょう。
前から近所の者に、空き地を貸したげるから
畑をしと言われるが、今は断っている。
もし着手してしまったら、
多分弁当持って畑に行ったり、
三時のおやつもそこで食べているだろう。
いやいや、クーラーボックスに
ビールを入れて、畑の作物を眺めながら、
プハーと飲んでいるに違いない。
そんな人の姉である。
昔からの百姓の血はコツコツと
流れているんだろう。
姉の口調では、こんな感じだ。
水は金剛山から流れる水で
まかなえるからなんかうれしいし、
借りているのは家の近所だから
頻繁に旦那と一緒に畑仕事に
でかけているのがなんとも
健康の秘訣なんだそうだ。
順調に作物を調達しており、
ときおり食卓はそんな野菜で
あふれるという。
ただ一つだけ、問題があるのは
畑を荒らす動物との戦いなんだそうだ。
というより、これがもう畑仕事の
最大業務なんだそうだ。
畑の周りにネットを張って
イノシシをよけるのだが、
アライグマはそんなネットも
よじ登って入ってくる。
イタチも結構厄介だそうだ。
またたまに鹿が現れたりもするから、
旦那さんは畑仕事と言っても
動物との戦いやなあと
いつも言っているそうだ。
そんな中でできたスイカだから、
大切に頂くことにしよう。
近所の麻雀友達にも一つを分けてあげた。
冷蔵庫に入れるのも大変だしね。
まあ今なら盆の仏壇に供えて
おくのもいいだろう。
そんなスイカを、今日切って
少しいただいたが、
これがとてもおいしかったなあ。
金剛山の水、たまにやってきて
畑仕事を語る姉、
がんばって育てた姉の苦労が
大きなスイカに実っているんやなあ
とかいろいろ考えながら
食べたらとっても豊かな味がしたなあ。
お盆になると、お墓へ仏さんを
迎えに行って家に帰ってくる。
そこへ僧がきてお経をあげる
というのが盆の恒例行事だ。
なので僧が来るのは、
お迎えに行く8月13日になっていたのだが、
今年は8月12日に僧が来るという知らせがあった。
それを聞いた村人が、仏がまだ帰ってないのに、
僧が来るとはどういうことだ
という話が持ち上がり、湧き上がったのだ。
お寺のそういう動きをみんなに
知らせている人はもう80近いお年寄り。
お寺の意向でそう決めたのだが、
村の反発を買う結果になったのは悲しいことだ。
お寺の意向に理屈で叶うことはない。
ましてやそんな話を苦情として
我が家に持ってきた人には、
「一日早く墓に行けばええだけやん」
と頑張って諭すことにしたのだ。
まあ、それもそうやけどとなんとなく納得。
いやいやむかしからの風習を
そんなに変えちゃいかんと
怒る人もいるけど、お寺の世話人も、
みんなで順次やっているのだから
事情を察してあげればいいのになあ
とdoironは思うのだ。
誰でも役員をやれば、
そんな苦情にあったりもするが、
「まあそんなに目くじら立てないで」
と、旧役員は思うのだ。
なのでdoironも今年は8月12日の
早朝に墓参りに行ったのだが、
そこで村の人に2組あったのは、
心の底でなんかおかしかったな。
人生、色々あるけど、
柔軟に対応していけばええやんね。
御岳について書いていますが、
今日はお盆です。
ちょっと御岳休みます。
お盆と言えばミセスの誕生日ですね。
doironと同学年なんで、
これくらいの人を「アラコキ」と呼びます。
お盆の時期に誕生日なんで、
あまり外でお酒を飲んで
宴会というわけにも行かないので、
家でひっそり祝ってます。
昼間は、前からミセスが食べたがっていた
モスバーガーを、持ち帰りで買ってきて、
ハッピーバースデーを
歌いながらいただきました。
そして夜はこんなケーキを買ってきて
アンパンマンの歌をうたいながら
食べてたら、もう2人とも
お腹いっぱいで晩飯代わりにいただきました。
ここんところ家での晩酌は
やめていますが、
今日は一本の缶ビールを
半分こして祝いました。
息子からもメールが来て
なんてこともない誕生日の夜を
ひっそりと迎えているわけです。
でもねえ、もうこの歳になったら
なんてこともないっていうのが
一番いいのかもしれませんね。
車は石碑をかき分けるように登ってゆきます。
このまま登り続けたら、
御嶽山王滝口の上り口かなあ、
とか思いながら運転していくと、
宿泊する予定の休暇村の案内が出てきました。
案内通りに道をそれて
右折して下がってゆくと、
その辺り一帯が休暇村の
エリア内という感じです。
ここは名古屋市が公設で作ったところで、
休暇村と名前をつけてますが、
あの旅館の休暇村シリーズでは
ないようです。
ここはとても広いエリアで、
キャンプ場もあるし、
ほかにもいろんな施設があるんですね。
案内を見ていて興味があるのが、
鳥獣舘と天文館なんていうのもあります。
まあ、とりあえずその中にある
宿泊館にエントリーしてゆきましょう。
時刻は、思っていたよりも
早い時刻なので、
風呂に入る前にdoironは宿の周りを
歩き回ることにしました。
靴に履き替えて、
宿の横の散策路に入ってゆきます。
右手奥には鳥獣館があるようですね。
そしてけもの道のようなところを
進んでいきます。
道の横には花が咲いていますね。
これはホタルブクロ、
と思いきやヤマホタルブクロですね。
それからこれはヤマオダマキ。
そしてこれはオカトラノオで
何となく山系の花が咲いていますね。
どんどん進んでいきますと、
道が草だらけになってきましたので
仕方なく引き返しました。
でもまあ、雨だったらこの辺を
散歩で歩き回るくらいなら
できるかもしれないなあって感じです。
宿に戻ってから天文台の事を聞きました。
もし、利用するつもりなら
事前に予約してくださいとのこと。
今日は雨っぽいので、
翌日、山から帰ってきたときに
見学の予約をしておきました。
それとそばアレルギーの確認をすると
本日と連泊の翌日にはそばは
出ませんとのことです。
よしよし、それではゆっくりと
風呂に入りましょう。
残念ながら、この宿の風呂は
温泉ではありません。
温泉は別棟に有料でありそうですが、
まあそんなに温泉には
こだわりませんので
ここの風呂に入りました。
幸い、本日はすいているらしく、
風呂は貸し切り状態。
のんびりと体を伸ばしてきました。
さあ、では宿のお楽しみ夕食です。
宿泊料は1泊ほぼ1万円の夕食は、
バイキングではありません。
食事表の付いた定食で進んでいきます。
まずは生ビールで乾杯です。
僕が運転に専念するんで、
昼間でも飲んでいいですよ
と言ってるのですが、
皆さん遠慮して飲みはりません。
運転じゃなかったらdoironは
飲みたいから、そんな遠慮なんか
いらんのにねえ。
ま、とりあえずは、乾杯です。
「あしたの山登りが好天でありますように」
おいしい食事で、
イワナなんかをいただいているときに、
集団が食堂に入ってきました。
ああ、バスがついたんでしょうねえ。
でもねえ、驚いたのは全員白い服です。
胸には大きく「御嶽」と
書かれています。
老若男女で子供もいます。
誰かのあいさつがあって、
食事が始まりました。
どうも、御嶽の宗教に関する
団体さんでしょうねえ。
最初はビールも飲まなかったのですが、
挨拶が終るとビールも運ばれてきましたね。
宿の景色も一気に御嶽登山の
様相を呈してきたようです。
続く