90ページの雑記帳-2(丼・行・ぶろぐ。)

ようこそいらっしゃいませ。
自分の文章力も省みずに(笑)、旅の話を主に色々と書いていきたいと思います。m(_ _)m

新幹線縦横断おバカ旅の記(5日目)長崎→京都

2020年03月11日 | 「て・つ」な旅(新幹線縦横断旅)

  ☆旅程5日目☆

 昨日は、この旅で一番早く18時頃には宿に入った日となり、まだ明るいうちから大浴場に入りほっこりしてから夕食バイキングを食して、就寝も22時頃には横になったり、と蓄積してた旅の疲れの回復に鰍ッた日になりました。
で、翌日の天気予報の情報収集して得られた情報では、くもりで夕方から雨、と言うことで、15時台のかもめまでの時間をフルに使える…との皮算用して、長崎湾の夜景を堪能してから就寝おやすみとしました。


 翌朝、丘の上のホテルから臨む長崎の空色は、曇りながらも持ちこたえそうな空色に見えるが、予報が変わって昼過ぎから雨で夕方には本降りとの予報に変わり、あらあら…ってなったものでしたが、12時頃までは大丈夫、それ以降は空と相談しながら行けば大丈夫かな…?てな感じで行けるかなぁ、と希望的観測で行きます。

 ここの宿でも、朝は早起きと(温泉ではないけど)大浴場でサッパリしてから早い目の朝食バイキングを食して、長崎駅前までの送迎バス第1便より先にチェックアウト。


そして、標高のあるホテルからDAHONを組んで、何カ所かのアップダウンを越え上り獲得標高を取りながら、長い下り坂を漕いで駆け下り一旦長崎駅前まで出ました。駅のロッカーにメインザックを預けてから、改めてグラバー園方面へ向かいます。雨はまだまだ持ちこたえそうに思えていた。

 長崎駅からは長崎電軌の軌道に沿って進む。まずは出島の横の狭い道に併用軌道のある場所。ここは、アニメ制作会社P・Aワークスさんの作品で、長崎市が舞台である『色づく世界の明日から』 のOPの1シーンがこの地なのであります。今日はこれの巡礼をメインに回ります。


そこからさらに軌道に沿って走りグラバー園最寄の大浦天主堂電停まで、そしてここまで来たら雨がャcャcと…え?ちょっと早すぎる! 


電停近くの地下駐車場に自転車を置いて、グラバー坂の下の歩道周辺は、第1話で主人公の瞳美ちゃんが道に迷っていたところ。

レンガ塀から奥に進んだ先にはOPで唯翔が佇む階段と、唯翔が瞳美ちゃんを追いかけるような方向に走る姿が映るカーブミラーの場所とか。


グラバー園の外周の路地を登っていくと、斜行エレベータ「グラバースカイロード」の上側とその周辺が、瞳美ちゃんが身を寄せる「まほう屋」へ続く道(という設定)になっているので、このあたりも良く舞台に描かれています。(…。すみません、ボケブレ画像が多いです…汗)

 


このあたりから雨がじわじわと本降り化してきたので、グラバー園内に入場して雨を凌げるかなぁ…と思っていたが、結局雨にもかかわらず(多分)韓国系インバウンドの人々が多く居て、探索して撮影するには動きづらい状況になってきたので、結局場外に出て行動計画を練り直し、近くではあるが坂の上の方になる小さな公園を目指してみることに。因みに元々ここには自転車で登るつもりでしたが、雨が本降り化してきたので徒歩で傘差して向かうことに。
階段と路地を15分ほど登って行き、これも第1話に出てきた東山公園へ。瞳美ちゃんが上がっていた滑り台です、ちょっと“みえ”が心配です♪

 

 

これは無意識に撮ったやつですが、かなり一致していました。(電線がかなりジャマ…)


この画像を撮ったあたりでもう雨が完全に本降りとなり、サイズが大きくない超軽量三つ折り傘だけで巡礼を続けるのは後々しんどくなると思い、11時半頃で巡礼活動を切り上げることとしました。
公園からまた、下の石橋電停まで降りて更に大浦天主堂電停まで徒歩で戻る。それから、地下駐車場に置いてあるDAHONを折り畳んで長崎駅まで戻らなくてはならない。そのために、今日は乗る予定でなかった長崎電軌に、これも20年振り位で乗ることになったが、雨で満員に近い路面電車の車内で輪行をしている状態は、かなり周りに神経を使うのであまり楽しめる状態でもなかったりもしました。
新地中華街電停では長崎駅前方面に乗り換えが必要ですが、すぐ連絡する電車は多客のため見送らざるを得ず、雨に濡れながら次の電車を待ったりもしました。

 長崎駅前に戻って来たのは正午過ぎ。ランチタイムになりまして、長崎では是非とも“長崎トルコライス”を食するつもりで来ていますので、目星をつけていた何店かのお店がありましたが、長崎駅前には目星のお店が全くなくて、やむなくその場で検索して駅近くで良さげなお店を発見し、「ボエーム」との喫茶店系レストランにたどり着きました。


デミグラスソースがいい香りです、とくべつに大盛り系でもなく、ふつうの女性なら満腹しそうな量ですが、サラダも含めて満足サイズかと。わたし的にはあとご飯1.5倍ぐらいの量でまんぷくになりそうな気がします。今までに例えば加古川かつめしや福井敦賀のスカロップ、大阪のトルコライスとかのワンプレートランチ系はいろいろ食して来ましたが、やっと、この長崎トルコライスを食すことができて、感無量ではあります。また他の店の長崎トルコライスも行ってみたいものです。

 



 念願の長崎トルコライスを食し、長崎駅に戻ってきたのは14時前。長崎を離れる15時20分発のかもめまで1時間半以上あるが、よもや本降りの雨にて何もできない、ただの列車待ちの消化時間と化してしまう。自転車が使えればまだまだ何か見たり出来るけれど、また普段の車移動の旅なら雨なりに廻り方を機動的に変えれるけれども、と思いつつもお天道さまには勝てない訳から、これも輪行込みでの鉄道旅を選択した宿命と悟るしかないのですね。
指定券を押さえている帰りのかもめ26号の1本前の24号は、サガン鳥栖のラッピング電車で、ヒマなので眺めていました。これを見ながら“ゾンビランドサガ”ラッピング電車があっても面白かったのに…、と思っていました。


 サガン鳥栖が発車して暫く待つと、1時間後に発車するかもめ26号が入線。これに乗車すると、もう長崎を離れ、完全に帰らなくてはならない。



 座席の車窓、長崎湾側の敷地には、長崎新幹線の高架躯体が浦上の方に向かって伸びています。
新幹線の軌道敷設工事は約1%ほど進んではいるようです。
新在乗換駅は武雄温泉駅で、長崎からは34分で乗り換えを強いられる事になるようです。新在フリーゲージトレインが開発中止になったので、行く行くは全線フル規格とするとのことですが、新幹線の恩恵が少ない、と言うより平行在来線切り離しされる上に工事費用負担も大幅に増えて、損しかしない佐賀県側が反対するのは仕方がないでしょう。Yahoo!ニュースで長崎新幹線の佐賀県の対応が書かれた記事では、コメント欄に佐賀県民のフル規格反対意見はたくさんの人が投稿しているのに、長崎県民からの新幹線を望む声は殆ど見当たりません。「長崎県の負担を増やしてでも、是非フル規格で作りましょう!」と言うような長崎県民からの声、は出てこないにしても、長崎県民はそんなに新幹線を求めてないんじゃないかな?とかも思えます。
そもそも最初から、佐賀県内フル規格に同意できないからフリーゲージトレイン方式であったので、現状ではよもや佐賀県側がフル規格新幹線建設に同意できるとは思えないので、武雄温泉乗り換えが長く続くことになってしまうとすると、乗り換え面唐ネ鉄道利用が先細りして長崎自体に良い事じゃない様に感じます。ここは、軌道敷設が少ししか進んでいない今のうちに、在来特急が新幹線高架を走るスーパー特急方式に設計変更した方が、速達効果も(ある程度は)保てるし工費の負債も抑えられようし、フル規格に拘ると、結局長崎側の受ける傷が大きくなるような気がしてならないです。
特急かもめに乗っていると佐賀県内の乗降も結構多いので、これを切り捨ててのフル規格強行はありえないと思います。私はスーパー特急スタイルにするのが最良かと思います。

 …長崎を発車したかもめ26号の車窓に目を戻すと、長崎を離れ鞫≠ゥら先佐賀県までの海沿いののどかな農村漁村の風景を眺めながら、それに続く佐賀平野を駆け抜ける、九州を離れまさに旅の終盤になっていることに幾分感傷的な感情も持ちつつ列車に揺られます。1時間と53分で博多駅に到着。

 博多では20分の乗り継ぎ時間でのぞみ56号に、新幹線縦横断旅の締め括りとなります。向かい側のホームにはひかりレールスターが垣間見えた、貴重な車両ですが、残念ながらじっくり見てる時間はない。走行中の車窓は相変わらず雨で、所々大雨と言える降り方に。旅の後半はほんとうに雨男状態でした。もうちょっと天候が良ければ、見たいものもいろいろあったものですが、いつもの車と自転車のシックスホイールでの旅の様に詰め込み過ぎた部分は、ちょっと反省かもでした。
 降り続く雨と、見慣れた感のある山陽新幹線の車窓にそれほど興味がなく、疲れもあったのかもですが、ボーッとした状態で最後の京都までの約2時間50分を過ごしてしまいました。六甲トンネルを越えて新大阪に着く手前ぐらいからあぁ、本当に終わるな…って感情と、明日から現実世界に戻ることに心中ガックシしながら、新大阪を発車してとくに見覚えのある沿線風景に目をやりながら、忘れ物の無い様に下車の準備をする。桂川を渡ったあたりで席を立ち、自転車を下ろす準備をする。終わりが近づいています。
 博多から走ってきたのぞみ56号は、20:19定時で京都駅に到着。ホームに降りた時点で終わった感に覆われてしまいますが、家に帰るまでが旅。


もうこんなに新幹線に乗ることは無いだろうなぁ、と思いながら新幹線ホームを後にし、大荷物とともに嵯峨野山陰線ホームに乗り換え、下車してこの旅最後のDAHON組み立てをして、家まで漕いで、21時頃無事に帰宅…感無量!。

 5日間に渡る新幹線縦横断旅は、この期日で北海道函館から九州鹿児島中央まで訪れることが出来、とくに新幹線区間では全く遅れること無く定時にて到着し、新幹線のすごさを改めて認識した貴重な忘れられない旅となりました。
…と、言うわけで、5日目まで、後半は天候には振り回されましたが、DAHON MuSP9とともに北から南まで自分の好き放題詰め込んだおバカな長旅、無事に完了致しました!


ありがとうございました。


※       ※       ※


※ 振り返り
1日目 京都→函館
2日目 函館→金沢
3日目 金沢→鹿児島中央
4日目 鹿児島中央→長崎



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新幹線縦横断おバカ旅の記(4日目)鹿児島中央→長崎

2020年02月05日 | 「て・つ」な旅(新幹線縦横断旅)

  ☆旅程4日目☆

 昨日までに、京都から函館→金沢経由京都→鹿児島中央駅で新幹線縦横断旅としては完了していて、ここからは帰りの消化試合的な空気も入ってしまいそうですが、新幹線としてはまだ開業していないけれど建設中の整備新幹線として何かと話題になっている九州新幹線西九州ルート、俗に言う長崎新幹線に触れてみたいと思っていたことと、その他九州への思いがあるところを廻っていく形で旅が続きます。

 昨晩の大雨から、朝になれば幾分かでも雨脚も弱まることを期待していたが、カーテンを開けてみれば、そんな期待値をあざ笑うかのような本降り雨の続き。だめだこりゃ。。。orz



 結局、鹿児島で輪行袋を開けることはままならずでDAHONの出番なしとせざるを得ないことになりました。でも、鹿児島市電にはもう少し乗っておきたいので、ホテルの朝食は列一番目に並んでさっさと食して早くチェックアウトし、ホテルからの送迎バスより早い時刻にタクシーにて鹿児島駅前の方に向かい、そこから鹿児島中央駅まで輪行乗り鉄を決め込みました。鹿児島駅前電停の大屋根の下には、ユートラムⅡとユートラムⅢの勇姿が収まる光景が見られました。


鹿児島駅前からはユートラムⅡに乗車して鹿児島中央駅を目指しました。これとユートラムⅠの運転台は、路面電車としては破格の広さの運転台です。大手私鉄の電車でもこんな広いのはなかなか無いと思います。


 雨の降りしきる中、鹿児島中央駅からはN700系車両からなる「みずほ604号」に乗車。N700系もJR九州色塗装の独特の車両なのですが、800系新幹線が好きすぎるわたしは結局N700系みずほの写真は全然撮らずに(時間が無かったこともあるとは言え、鹿児島銀行のゆるキャラ、しろどんファミリーは撮ってたのに…)乗車して熊本を目指します。



 約40分の乗車で熊本駅へ。ここまで来たら雨は降っていなくて、直ぐには降出しそうじゃない程度の曇り空。DAHONが出せる!
熊本駅で下車後、乗ってきたみずほ604号の最後尾だけでもと思って撮っていたら、下の方から、甲高い汽笛音が鳴り響きました。SL人吉号の運転日だったようです。微かに石炭の匂いも感じますが、よもや急いで在来線ホームに降りても残念ながらSL人吉号の姿は無い。。。


SL人吉号は、とくに狙っていた訳でもないのでまぁいいとして、今回熊本に寄ったのは、熊本地震の熊本を、熊本城を僅かでも支援しようとの思いからで、現時点での熊本城の姿を目に焼き付けていこうとの思いからです。思いだけは多いです。


 熊本駅に荷物を預けて、昨日雨のせいで大荷物と化していたDAHONの輪行袋を2日振りに開封、今日は走れて嬉しかろうと。ってか、私が嬉しい訳なのですが(^^;)
熊本駅からは熊本市電の線路に沿って、熊本城を目指します。今日は市電に乗ることは無いだろう。市電は高校生時代に全線完乗を終えているので、特に今回は絶対乗っておきたいとかは無いです。あの時代は、日本初のVVVFインバータ制御の電車8200形がデビューして間もない頃で、今となっては珍しくもないが当時最新鋭のVVVFインバータのモーター音とか車輪がむき出しのインサイドフレーム台車とか、新機軸の車両がまぶしかったものでしたが、今ではLRV超低床電車が幅をきかすようになり、熊本市電も当時と様相が変わってきていますので、気にはなりますが、今日は自転車活動優先。


 桜の馬場駐輪場へ自転車を留めて、天守閣の見える広場までを目指す。二の丸広場から見える長塀が約100m崩落した箇所が先ず一番に目をひく被害箇所で、そこに至るまでも塀や櫓に小規模な崩落が見えたりして、地震被害の大きさが至る所で垣間見れる。


もう少し進むとニュースでもよく採り上げられている、一本足に残った石垣に支えられている戌亥櫓(いぬいやぐら)も目立ちます(こちらは後で話題になった櫓だそうで、一本足でもっと有名なのが飯田丸櫓なようですがわたし的には戌亥櫓の方をよく見聞きしたもので)。


これ以外にも手付かずの被害箇所はまだまだたくさん有ると思われますが、今は先ず天守閣を最優先せざるを得ないと言うことなのかと思います。加藤清正神社から見られる、大仰な鉄骨フレームに囲まれて修復作業中の天守の威容も、被害の大きさを物語っているようです。

 


熊本城復興の募金受付けみたいなのがあるじゃろう、と思って、城内の各所を見ながら探しながら歩いてみましたが、このとき実施していたのは、「復興城主」制度を創設してひとり一口一万円からになる募金の制度に(金額の割には被災者には回らないお金でもあるし)、何かもやっとした気が残ってしまって、今回は賛同できなかったこととして募金を遠慮させてもらいました。
地震の影響で熊本来訪の観光客は激減している、との言説もありましたが、熊本城には日曜日と言うこともあってか、市民や観光客は結構来ていた様に感じたし、地震の影響も払拭されているのかなぁ?とか思ってしまいました。熊本市内だけしか見ていないから多分見間違えていることだろうと思います。

 熊本城を出てから、まだ滞在時間があるのでもう少し長い距離を自転車に乗りたい、と思ったので、水前寺公園まで足を伸ばしてみました。しかし、着いてみたら水前寺成趣園の入場料が結構お高い値段だったので、時間的にもここの興味が無くなってしまったのでした。それならばと、熊本電気鉄道にくまモンラッピング電車があったよなあ?と、思い出して、藤崎宮前駅まで移動。
藤崎宮前駅の先の併用軌道区間を発見したと思ったら、準備も整える間もなく踏切が鳴り出し、曲線部から顔を出した電車は、気にしていた“くまモンラッピング電車”だった! 元東京メトロの01形車両の復刻塗装車にくまモンが描かれた電車で、中国台湾方面からの国外観光客の誘致にもなっているようです。まぁ、単純にかわいいです♪

 


くまモンラッピング電車を見た後は、熊本駅まで戻る。結構慌ただしくまた移動のため新幹線の人に。尤も、この回は40分程の乗車で在来線に乗り換えるろこととなりますが、もう一度800系新幹線に乗れる機会です。


そのつばめ326号到着を待つ向かい側のホームに、走り出したばっかりのミッキーマウスラッピングの800系新幹線が走って行った、それと入れ替わりにつばめ326号が入線。


あれだけ憧れとなっていた800系もあと40分程でしばしさようならとなってしまう。…と言うか、車齢からして引退も近づいてくる可能性もあるかも知れないので、本当に堪能しなくては、とも思ってしまいます。

 熊本から40分程で、新鳥栖駅に。大荷物のため800系との別れをじっくり画像に残す余裕も無く、すぐに発車する列車を目に焼き付けると、ここからは長崎本線の白いかもめに乗り換え。約30分待ちでやって来た。長崎までのかもめは高校の時にも乗っていて、それも今は無き国鉄佐賀線、瀬高から佐賀まで、そこで乗り換えて長崎まで485系特急車で長崎へ向かったものでしたが、現代では白いかもめ885系、初めて雑誌等で見たときは、ドイツのICE とかの欧州の車両かと思った斬新なスタイルの車体は、走り始めてから20年を経ても、今なお古さを全く感じさせないインパクトがあるです。


車内に入ると、ここではグリーン車に乗車したのですが、シートは黒色本革製シートで、自動車用か家庭用のインテリアかと言うような鉄道車両の概念とかけ離れた質感で、更に2列+1列の余裕綽々のゆとりある配列もすごい。ただ、年期が入っているせいか、私の座った椅子がたまたまあたりが悪かったのか、リクライニングに少々ギクシャク感があって操作感が悪かったのがほんの少しの残念な部分でした。
肥前鹿島から先のひなびた海沿いの風景を眺めている間に鞫≠゚ぎ、長いトンネルを抜けると都会の風景が開けて長崎市内浦上へ、そして終点、長崎に到着、16:50分を約5分遅れて着きました。


この日は、旅程4日目となり結構疲れが出てきてたので、輪行袋を開封する気力もいまいち残ってなくて、駅前に発着する長崎電軌の車両をちょっとだけ眺めていました。最新型の超低床電車が来ました。


しばらくしてから駅前に来た丘の上のホテルの送迎バスに乗り込む、結構な急坂を大きなバスがどんどん登っていき宿に到着。今日は割と早い目に宿に入り活動を終わりとしました。

 明日は聖地巡礼がメイン、15時20分発のかもめまでなので時間は充分にあります。。。

…4日目は、旅の疲れが出てき始めましたが、ほぼ無事に終了しました。


翌日の旅日記は→コチラです♪ 長崎→京都



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新幹線縦横断おバカ旅の記(3日目)金沢→鹿児島中央

2019年11月29日 | 「て・つ」な旅(新幹線縦横断旅)

  ☆旅程3日目☆

 昨晩チェックインしたときから思っては居たのですが、今回の宿は、ビジネスホテル的でも高級感を売りにしたタイプのホテルでしたが、20時過ぎに着いたときに混雑していたフロント周辺には日本人は全く居ない、中韓アジア系は言葉で見分けるとして、見てすぐにわかる西洋系の人たちなど外国人ばかりと、何んだか私は海外旅行に来たのかなぁ?、と錯覚しそうな光景でした。昨今のオーバーツーリズムを京都でなくここ金沢で痛感することになるとは思わなかったものでしたが、朝チェックアウトの際には、それなりに日本人の姿も見れて、ちょっと安心したりしたものでした(^_^;。
 今朝もまた、遅寝早起きで宿を出て早くに駅に向かうと言う、この旅での標準になってしまった行動様式で始まります。…まぁ、乗り鉄の旅だとこうなってしまうのは致し方ないのかも知れません。

 



 昨日は、長野・北陸新幹線を完乗した金沢からその先は、現在のところ新幹線はありません。ので、山陽・九州新幹線まで繋ぎの在来線特急で、サンダーバードで京都まで乗車で始まります。サンダーバード10号はそれでも、途中福井と京都しか停まらない速達型列車なので、北陸新幹線敦賀延伸の先取り列車的な感じもします。

 

 



 IRいしかわ鉄道の車両もいる金沢駅から、JR西日本のサンダーバードで金沢を出発。市街地を抜けると南側の車窓には白山の勇姿が、、、っちゅうか、一瞬だけ姿を見せたが、その後山裾だけが姿を見せる状態の残念な空模様は、これから先の天候を暗示しているのかも知れない。まぁ、いずれにせよ逆光なのでうまくは撮れない状態でしたが、朝TVで見た、と言うか昨晩発表の予報から既にそうでしたが、これから向かう鹿児島県の降水確率は涙目うるうるものであったのでした…。
車窓にはまた、北陸新幹線福井延伸の工事箇所が飛び飛びで現れる。高架の躯体がところどころで北陸線に寄り添って来ます。福井駅では、高架化の過程でえちぜん鉄道線が先行完成した新幹線の高架を間借りし、仮線を運行していた時期もありました。(昔の画像です)

 



 福井を出ると、新幹線に乗り換える京都まで無停車の速達便なので、敦賀周辺や湖西線沿線の見慣れた風景が、新幹線ほどでは無いとは言え体感的には結構速く、ビュンビュン飛び去っていきます。
やがて、大津の市街地が見えてくると沿線は雨模様、西日本が雨模様が広がるさまを感じつつ、京都へ。
…ふつうの旅ならば京都へ帰ってきたことになりますが、今回の旅ではただの中継点でしかないので、日常風景を垣間見つつもそれに浸る間もなく、12分の短い乗り換え時分で慌ただしくサンダーバードから新幹線に乗り換え、非日常の旅時間が連続となります…。


 乗り換えた新幹線は、博多まで直行する「のぞみ15号」、新大阪から小倉までは、過去に何度か乗車している区間なのでそれほど目新しさを感じない区間になって、車窓への興味が薄くなり気味で、ネットでのいろいろ情報収集に比重が行っていました。とくに鹿児島の市電が前々日に脱線事故を起こしていたのが心配でしたが、とくに続報が出てきていないので復旧したと見ていいものかどうか。。。
途中区間では、福山や広島などでは目が覚めて駅周辺の風景に見入っていましたが、半分近くはうたた寝で過ごし、ふと気がつけば新関門トンネルに突入した所でした。間もなくこちらも(多分…)22年振りの九州上陸。それと小倉から博多までの山陽新幹線の未乗車区間の初乗りです。京都を軸に見てですが、新函館北斗から九州が新幹線で繋がっていることを実感します。

 博多が接近してくると、今回の旅の大きな楽しみの一つ、いつか逢いたいと思っていたかわいいあの娘に会える! の瞬間が刻一刻と近付いてきました。私にとって、それはもう、2日前にグランクラスにも乗ったばかりですが、それよりも普通車座席だけのモノクラス編成でありながら余裕ある4列座席で、水戸岡ワールド満載な木のぬくもりもふんだんに使われた柔らかい雰囲気の車内、先頭部前照灯は縦3列灯がキラキラお目々に見える、新幹線一かわいい車両であるJR九州800系新幹線、これに乗れるのがこの旅最大の楽しみ!と言えます。
そして、博多駅に到着。乗り継ぎ時分が短い中で乗り場に迷ってしまい、時間のない中800系新幹線とドキドキの初対面! で、時間がないあまりに急いで撮影した画像は全てブレまくりで、とても残念な画像しか残せませんでした。。。orz (その中の一番ましな失敗画を自虐的に貼り付けます。。。)



 博多からは、ついに憧れの九州新幹線を、新幹線一かわいい800系新幹線「さくら409号」で鹿児島中央まで下ってゆく、一番晴れ晴れとした気分の新幹線旅な筈でしたが、車窓は残念な曇り空で沿線の所々で雨が降る生憎なお天気に。。。更に、前日のお天気予想から全く変動することなく、降水確率終日100%を指し示す鹿児島中央に向けて走って行きます。
ここで、車窓から目を離して800系新幹線の車内を見てみますと、デッキ部分にも自然素材的なのれんがあったり漆を思わせるドアの塗装とか、和モダンな温かさが感じられるのは水戸岡イズムのなせる技なのかもです。

 

 

 

 



天気は生憎ではありますが、着席している進行方向右側の車窓には、九州新幹線全通時の“祝・九州”CMで見覚えのある風景が次々と現れて、あの河川敷、あのマンション、あの学校舎、あの工場…などなどと思い出して、感動のシーンが蘇ってきます。







 熊本や八代あたりまではところどころ小雨が降っている状態でしたが、川内付近まで来ると本格的に大雨状態で、もう自転車は無理なのを覚悟して自転車をどうするかとか行動をシミュレートしながら、鹿児島中央に向けて最後の薩摩田上トンネルの長いトンネルを抜けると、ついに終点、鹿児島中央駅に到着。記念すべき新幹線日本縦横断を達成となった鹿児島は、土砂降りの雨の中でした。。。
ホームに降り立ち、改めて800系新幹線車両を眺める。雨の中激走してきた彼女(?)は、白い車体がうっすらと汚れて激走の疲れも見えるが、車体の各所に描き込まれたロゴやつばめのトレードマークなど水戸岡イズムが独特で、わたし的には先頭部のつばめマークからの赤いストライプが車体横面でクルッと旋回する軌跡を描くところにほのぼの感があって、これも大好きなャCントです。

 

 




 鹿児島に来たら、楽しみにしていたもう一つが、鹿児島市電なのでした。全国の路面電車社局のなかで、鹿児島市電だけが全く乗車したことがない路線だったので、今回ここに乗ると、全車局乗車になります(ただ、全車局全線ではないです。札幌はすすきのから中島公園通までしか乗っていないのです。)。しかし、鹿児島中央駅で事前に見ていた自転車保管が無理だったことがわかった為、急遽予定変更してすぐに送迎バスでホテルに入り、自転車と荷物を整理してから再度市電に乗車するために街に戻りました。



 

 

 

 


そんなこんなで市電を巡る時分も短く、また同時に訪れる予定だった“聖地”も行くことが出来ずで、何かと縮小版になってしまいましたが仕方がないです。この日は屋久島で、豪雨による災害で登山者が多数遭難したりした日でもありました。全員救出されたそうなのでそこは良かったです。

…3日目は、天候に振り回されるも、ほぼほぼ無事に終了しました。


翌日の旅日記は→コチラです♪ 鹿児島中央→長崎




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新幹線縦横断おバカ旅の記(2日目)函館→金沢

2019年11月02日 | 「て・つ」な旅(新幹線縦横断旅)

  ☆旅程2日目☆

 朝、宿を7時半頃には出られるように、夜寝てから睡眠6時間あるか無いかぐらいで結構早起きして朝風呂温泉して一番早い時間に朝食を戴くなど、グレードの高い宿のャeンシャルをも殆ど体感する間もなく慌ただしい朝をこなし、ほぼほぼ目標の時間に宿を出発。


 湯の川からは市電の走る中心街を通らずに、南部の浜通りを一気に走り函館駅を目指しました。吐く息が白い、GPSサイコンによると外気温は12℃。旅行前に家で待つ娘達に、お土産物のリクエストで「北海道と九州でどっちのお土産がいいか?」を訊いたところ、2人とも北海道がいい!…とのことだったので、旅の2日目にしてお土産を仕入れて内地に送る、と言うミッションを遂行する為に、はこだてライナーの乗車時刻の1時間以上前に駅に来たのでした。

 



 この旅のおみやげを一気に仕入れて宅配サービスに申し込んだら、はこだてライナー発車の20分前頃。
北海道に上陸して(それも南の端函館に上陸後24時間も居ないと言う)、滞在時間が短いのがすこし後ろ髪を引かれる思いもあるけど、この後のミッションも控えているのでやはり先にも行きたいと言う、複雑な思いとともにはこだてライナーに乗車です。函館駅は、以前はバイク(当時持ってたHONDA XLR250R)とともに寝台特急「日本海モトとレール」に乗り込んだ駅ですが、今回はDAHONとともに乗車します。


 はこだてライナーのヘッドマーク、函館山と五稜郭の2大ランドマークで構成。旅愁です。



 はこだてライナーで19分、田園の中のターミナル駅、新函館北斗駅で再び北海道新幹線へ。発車まで20分程待ち時間が。
…北海道新幹線のシェア上昇へのネックは、運賃・所要時分に加えこの乗り換え時間ロスになっているような気がしました。



 北海道新幹線の終端部、つまり札幌延伸に向けて車止めの方向は山が立ちはだかり民家もあるし、何んとも札幌までの道のりの険しさを暗示しているようにも見えてしまいますが、本当のところはどうなのでしょうか…。(用地取得とか調査工は実は準備完了している…?)
(それとは別にグランクラスのアテンダントさんがべっぴんさんで絵になる…(^_^;)

そのときのTweet

 昨日通った青函トンネルを、はやぶさ16号で再度通る。この列車は行きしのはやぶさ11号と違って盛岡まで各駅に停まるので、速達感は少しスャCルされてしまう。3線軌併用区間は在来線速度で走るので、トンネル内は景色が無くても低速感は否めないが、トンネル抜けて農村の中の巨大駅奥津軽いまべつ駅を出て在来線が分岐したところから急に、ここまで押さえつけられてたストレスをかき消すかの様に、これが私の実力だ!と言わんばかりに急激に加速していくところはとても面白い。見ててワクワクしました。それでも整備新幹線区間なので最高260km/hで抑えていてまだ全開では無い。

 



…因みに青函トンネル内の少し長閑な時間で、函館で名店であるらしい「とんかつ とんき」さんのかつサンドを食して間を慰めていました。美味しかった♪ お店のとんかつも次回には味わいたいところです。

 



 いわて沼宮内から先の間の長いトンネルを抜け、進行右手に岩手山の偉容が見えると盛岡に到着、秋田新幹線田沢湖線も合流してきます。


 はやぶさ16号はここでこまちを併結です。当然ながらホームにおりて、連結シーンをショウタイムさせてもらいます♪

 

 

 

 


 …ここまでやってて、完全連結した画像が撮れていなかったと言う…orz
早く車内に戻らないと置いて行かれそうな気がして焦っていたせいですが。。。
そのときのTweet

 はやぶさ側からこまち側を見ると、在来線車幅のこまちとの差が歴然、補助ステップの必然性が際立ちます。



 ここから宇都宮までは最高320km/hで走る(疾走る、が相応しいかも)区間。後ろに繋がるこまちも、秋田から急勾配急曲線区間を経て来てここから320km/hで走る、すごくハードな仕事をしてる車両だなぁ、と、感心します。

 320km/h運転を堪能しつつ半分寝てる感じで着席していたが、大宮での長野・北陸新幹線乗り換えが迫ってくると、ちょっとした緊張を感じて目が冴えていました。いろいろ下調べはしていても、始めての駅で自転車と60㍑級のザックを抱えての乗り換えは、列車に遅れが発生してたりすると更に時間がタイトになるし、無事乗り継げるのかドキドキしながらの乗り換えで、乗ってきた電車を撮る暇も無くバタバタとしていました。大宮と言えば鉄道博物館もあるんやったなぁ…、とかの後ろ髪もふと過ったり。。。
 長野・北陸新幹線(←意図的に言い間違えています、長野新幹線として開業した区間に対しての敬意・リスペクトです!)の乗車位置に辿り着くと、程なく北陸新幹線の?7系が入線(E7系かW7系か見てなかった為…。車内wifiの案内表示に東日本の記述があったのでE7と思いますが)。はくたか565号に乗車です。



 …厳密には未だ高崎までは上越新幹線で、ここまで乗ってきた東北新幹線を右側に見送って関東平野をひた走り、高崎からは上越新幹線をまた右側に見送ると、ついに長野・北陸新幹線へ。
高崎からは長野まで無停車なので、車窓を見覚えのある信州長野県の風景が次々と通り過ぎていきます。軽井沢トンネルを抜けて軽井沢駅を通過したところで離山の山容が。


そこから、佐久平駅の小海線が新幹線を乗り越える高架、御代田町の丘陵地のアップダウンする県道から一瞬しなの鉄道と新幹線が見通せる箇所、上田の城趾と街並み、更埴から篠ノ井と姨捨千曲高原を見上げる善光寺平を越えると、長野駅に到着。もうここで降りて信州の旅に切り替えたい衝動にかられてしまいましたが、まぁそうは言うても信州はまた必ず来るし、この旅は完遂したいからそんなことはしませんが…。

そのときのTweet
 飯山トンネルを抜けるともう信州を抜けて上越に。この川の上流方向は頸城鉄道跡の百間町や浦川原方面になります。


 北陸新幹線の北陸線沿いの区間、糸魚川から上越までも、久比伎自転車道で走っているし、黒部宇奈月温泉には富山地鉄の旧京阪3000系が見られるしで、何かと親しみのある地域です。そして、富山で途中下車します。



 富山駅では、駅の南北の富山ライトレールと富山地鉄市内線が乗り入れする連絡線の工事が進みつつあって、その進捗状況が見たかったことと、もう一つ、“聖地巡礼”がしたかったからです♪。富山県を基盤にアニメを制作しているP・Aワークスさんが、富山・黒部ダム・立山を舞台に制作した巨大ロボ系アニメ「クロムクロ」 の富山市内のシーンの場所を見たかった、からです♪
(立山の下の方や黒部ダム周辺は既に巡っていたので。)

 …説明を付けると長くなりすぎるので、各聖地巡礼サイトを御参考に(^_^;
この風景の中でジオフレームや敵グロングルが暴れて新聞社本社ビルもきれいに大破していて、それを緻密に描いてるところに制作側の富山愛が溢れております♪^^

 

 

 

 

 


 富山駅に戻って、南北連絡線の工事は、旧富山駅の構体を解体している段階で、コンクリートのプラットホームの躯体や跨線橋の基礎とか、そこそこ時間がかかりそうです。


メ[トラムの停まってる正面が前記の工事箇所で、工事が進むと現在の終点も仮設停留所に移される様です。


南側を見に行くと、高架下の富山地鉄の線路から車止めを越えて、軌条を敷く溝がずっと延びていってる様子がわかります。何んか出発信号機みたいなのも建ってるし、完成が楽しみです♪

 

そのときのTweet

 あと、メ[トラムの複線区間延伸箇所も見て、日暮れ後に、残りの金沢までを乗車。何時の列車に乗れるかわからなかったので、この間は普通車自由席券にしてある。はくたか571号の自由席に乗車しました。乗車待ちの列が長かったので、自転車もあるし立席で行かなアカンかなぁ、と思ってたけど何とか着座。尤も、新高岡、金沢と2駅だけ。立ちでも苦にはならない。

 2駅なので、あっという間に金沢駅到着。長野・北陸新幹線完乗です♪
金沢なので、地元色の強いお店の金沢カレーが食せれば…とは思っていましたが、周辺には全国チェーンのゴーゴーカレーしか無かった。。。ので、ここで食しました。
 宿は、駅北側10分程の高級ビジネスホテルですが、折角なので南口の鼓門まで寄ってパチリです♪

 



…2日目も、無事に終了しました。



翌日の旅日記は→コチラです♪ 金沢→鹿児島中央



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新幹線縦横断おバカ旅の記(1日目)京都→函館

2019年10月24日 | 「て・つ」な旅(新幹線縦横断旅)

 昨年、会社から永年勤続記念の旅行券を頂いたものですが、その夫婦での使用を想定したと思われる金額の券について、最近独り身となってしまった自分がどう使うのか考えあぐねていました。当然の如く夫婦で使う想定だったのが、想定外の進展に頭が対応出来ず、うちの娘たち2人連れての旅行にすることも考えたが、
…休みが合わせられないから、一人で行ってきたら…
と言われたので(まぁ、禿親父との二人旅とかになる可能性が出てくれば嫌がるわな(^_^; )、それならば、この際ちょっと贅沢な乗り鉄旅行をすれば消化できるかも…、その場合、瑞風とかの超セレヴな方向性じゃなく、全国新幹線を乗り回す様な方向性なら…、と、いろいろ検討した結果、今般の新幹線従横断旅をしよう!と決め、旅行会社と何度も打ち合わせの末、そのムチャクチャとも言えるおバカな旅程が完成しました。

 


…普段でもローカル線には乗っても新幹線には中々乗らない私が、新幹線乗りまくりで、しかもひとつの旅で北海道から九州まで回るというのは、そうそう出来る体験ではないので、期日が近づくと最後にはかなり楽しみになりました。
そんな「新幹線従横断おバカ旅」を画像中心に振り返ってみます♪


  ☆旅程1日目☆

 朝4時半頃に起床、荷物最終チェックして嵯峨野山陰線で6時前に京都駅へ。東海道新幹線向きに軽い朝食を仕入れようと思ったら、朝6時過ぎではまだ売店が少ししか開いてなくて、思っていたものが無かった。。。諦めてホームへ上がりホーム売店を見てみたら、そっちの方で見つけられた。…まぁ、志津屋のかつサンドだったんですが。。。(^_^;
ホームでこのひとり旅の相棒“DAHON MuーSP9”とともに電車を待って、しばしして1本目の新幹線のぞみ100号東京行きが到着。(スマホ撮影ですが、ホームドアが結構邪魔で撮りづらいですね。)

 



 車内で京都人の朝めし(?)として、志津屋のかつサンドを食しながら車窓の流れの速さに改めて驚きながら見入る(魅入る、とも言える)。JR在来線や高速道路沿いから見慣れた風景が吹っ飛んでいくのはすごい、特に名神高速に沿ったところがわかりやすい、米原から関ヶ原を越えるのも一瞬でもう濃尾平野か…と思ったらもう、『♪~♪、間もなく、名古屋に…』の放送とともに名古屋駅前都心の光景が。同発で高速道ならまだ関ヶ原にも来てない頃なのに…。新幹線速えぇ!。


そのときのTweet

 名古屋からでも、いつの間にか浜名湖を越え静岡県に、富士山は残念ながら雲に隠れて裾しか見えなかったが、丹那トンネルを越え箱根の脇をすり抜け、東京郊外の住宅地を駆け抜けると、ビルの乱立する大都会東京へ。

 今回の旅も、大東京とは言いながらも、ただの通過点でしかないように設定しているので、改札から出ず下車をしない。東京の嫌いな偏屈な田舎もんの私、面目躍如状態…♪か? 
でも、東京駅の新幹線ホームの、JR東海側の画一さと対照的なJR東日本側のカラフルさにはこころ惹かれてしまいました。
もっとも惹かれているのは鉄ヲタな私ばかりでも無く、とくにここ流線型同士のダイナミックな連結面は、大人も子供も海外からの旅行者も、到着を待つ間、旅情や憧憬を呼び起こす色とりどりの車両たちを楽しんで見ている様でした。

 

 

 



 カラフルな車両に目を奪われている間に、次に乗車する はやぶさ11号 新函館北斗行き が入線してきました。


ここは、この旅の大目玉パート、グランクラスに乗車する、と言う、自分の生活レベルからかけ離れた異空間で旅をするという大イベントであります♪


グランクラスの内装やシートの豪華さは当然ながら、実はグランクラスの共食サービスへの認識が甘かった。私には足りない量かと思っていましたが、幕の内タイプの弁当とか洋菓子とかあって、結構量的に充実していました。別途小さ目の肉系弁当を買っていたが、完全に過剰食料でした…。



 グランクラスの上品な車内に見とれているうちに、はやぶさ11号は東京駅を発車。東北新幹線はもちろん初乗車。上野の地下駅を通過して地上高架を大宮まではゆっくりと。大宮発車から先は、急激に胸をすくような全開運転、仙台まで区間最高速度は320km/h。速い!更に速いっス!!


そのときのTweet

 秋田新幹線の分岐する盛岡を出ると、幾分走りがおとなしくなった気がしてしまいます。整備新幹線の規格の違いの影響と聞きました。
花巻付近の車窓に、砺波の散居村に似た風景が見えてちょっと驚きましたが、やっぱり散居村である様です。砺波が有名とは言え他にもまだ島根の出雲平野にもあるそうで、出雲には行ってたのに散居村があることには気が付かなかった。
そのときのTweet

 新青森を越えて北海道新幹線区間に入り、何個かのトンネルを抜けてから、反行線路が狭軌標準軌の三線路軌条になっって在来線的速度になったころ、ついに青函トンネルへ。その昔約24年前に寝台特急日本海モトトレールで通った線路ですが、今は新幹線が走るという変化が、時代とは言え課題も多く複雑な思いも感じます。長いトンネルを抜けてついに北海道上陸!



 時折見える山中の原野にも北海道的な空気を感じつつ、はるばると走って新函館北斗駅に滑り込みました。
…今朝には京都にいたものでしたが、陸路遙かに疾走する新幹線は午後2時前には北海道に連れてきてくれる、飛行機との競争力では不利が言われますが、なかなか感動的です♪



 新函館北斗駅からは、はこだてライナーに乗り換えて函館まできっぷは持ってますが、折りたたみ自転車と旅している私としては、天気も良いし函館市内まで漕がない選択肢はない!なのです。…な訳で、ここでDAHONを組みます(悪天候ならそのままはこだてライナー乗る予定だった)。

 


 駅の周辺をちょっと廻ってみると、開発された駅前から一歩外れるとすぐに農村風景で、元々小さな無人駅だった渡島大野駅の時代からの風景なのかなぁ思う。新幹線車庫の裏手の道道に、いかにも北海道らしい路肩の矢印標識が。北海道新幹線の高架をバックにパチリと。



 七飯町から旧国道を走る。この道は昔バイクでも走っている筈ですが、『日本の道百選・赤松並木』とされる道であったのは知りもせず走り去っていたようです。そのへんは自転車だから気付いた知り得たことなのかもです。

 



 函館市に入ると、次は五稜郭を目指します。
前年の秋の信州長旅のときに、佐久・臼田の龍岡城五稜郭を訪れました(そのときのTweet)が、これで国内の両五稜郭を訪ねた事になります。しかしさすがに函館五稜郭は規模が大きい、自転車で外周の遊歩道を一周したが、あとでGPSロガーの記録に☆形の軌跡が見れるかと思うとちょっとした楽しみだったりしました。五稜郭タワーにも登ってみたが、何んか、カップルや家族、国内・海外の団体さん等ばかりで独り身のおっさん旅人が行くところじゃ無かった。。。

 



 一旦本日の宿に行き荷物を減らしてから、函館山ロープウェイで登ったが、日没までの時間を読み違え、宿の食事時間に遅れてしまい待ってられない状態だったので、時間切れ引揚げにせざるを得ないことになりました。尤も、昔バイク旅ではばっちり夜景を堪能しているので、今回はまぁいいかと。



函館駅前からは輪行にて函館市電で宿まで。運良く超低床電車「らっくる」に乗ることができた。



 宿は、湯の川温泉の結構贅沢な温泉ホテルでしたが、外の行動に比重が大きい旅なので食べて寝るだけの宿のつかい方で、とってももったいないことに。逆説的にすごい贅沢なつかい方をしたと思えばこれで良きかも。

…1日目、無事に終了でした。



翌日の旅日記は→コチラです♪ 函館→金沢



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