90ページの雑記帳-2(丼・行・ぶろぐ。)

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自分の文章力も省みずに(笑)、旅の話を主に色々と書いていきたいと思います。m(_ _)m

輪行チャリ鉄mini-trip・養老鉄道“南線”の多彩を見る♪(前編)

2023年04月06日 | 「輪行チャリ鉄」な旅

 前記事の養老鉄道“北線”の輪行チャリ鉄活動のあと、“南線”の方も見てみたい気にはずっとなっていたものでしたが、結局、同じ2022年10月中旬に休みの確保出来た3日前ごろに急に決定・決行したものでした

 京都から大垣まで朝早く出て名神高速で行ったのですが、道中何を勘違いしたのか養老PAのスマートICから降りて下道で大垣に向かうと言う失態をやらかした為、早く家を出たメリットをほぼほぼ失くしてしまい大垣駅前到着が10時頃になるという、出だしから躓き気味のスタートになりましたが、ともかく走り出します。

 大垣駅から一路西方向へ、前回通ってきた室駅の横を通って西大垣駅に向かう。線路沿いの道を進みたいけれど、大きな工場が並んでいて沿った道がありません。その養老線を引き離す工場群のうち1社が『イビデン』で、その大きな社屋があります。中京地域ではメジャーな会社なようです。養老鉄道の創業初期、同じく創業期のイビデン(当時は揖斐川電気)が養老線の運営に関わっていた時期があるそうで、今は全く無関係ですが、養老鉄道線の行く末を見守っているかの様に立地しています。

 イビデン社屋ビルの前を通って西大垣駅に。年季の入った古い木造駅舎は有人駅で、ここは本社と車庫を併設されていて、養老線の中核をなす駅とのことです。

 大垣市の住宅街を抜けて行き、次の美濃青柳(みのやなぎ)駅へ。ここにも線路沿いにイビデンの工場があります。通勤需要も見込めそうな駅です。

 次の駅、友江駅まで行くと、住宅地ですが徐々に田んぼや畑が増えて来て、ローカル色が増してきます。

 元近鉄車の編成が、桑名へ向けて走って行きました。

 どんどんと田んぼの割合が増えてきた友江駅への道中、何か謎の看板が出てきました。一目見て“OK牧場”と空目してしまいました。。。ガッツかよと。。。😅😅😅

 OKB農場の謎を引きずりつつも(…先々ちょっとだけわかります。)名神高速を潜り進むと、次の駅大鳥羽駅に到着。すごく小さな駅舎がある無人駅。駅の回りは田んぼが多いですが、近くに県立高校が出来てから1974年頃開業した駅らしいで、日中はのどかな田園の駅です。名神高速走行中はここ辺りの景色は殆ど見えないので、改めて見ると新鮮に感じます。

 大鳥羽から先は鉄橋で河を渡るものと思っていたが、並走している養老線が、田園地帯には不釣り合いで違和感のある立派な高架橋に変貌してビックリしました。

 相川、牧田川と河を渡るところの鉄橋は、上田電鉄の千曲川橋梁のようなトラス橋がありそうな雰囲気の場所ですが、高架橋から続く同じコンクリート橋梁で架けられていて、何んとも違和感のある光景です。

 古い民家の集う小さな集落に建つ高架駅、烏江(からすえ)駅。単線と複線の違いがあるけど、湖西線の中間駅に似たような雰囲気も感じます。

 地上部から上がっていく階段のところから見ると、近頃のバリアフリー対応的には絶望的な駅かと思ってしまいましたが。。。

 

 堤防の車道から入って来れる2階部分には駅前スペース的なものがあって、こちらからは駅に入りやすい構造です。更に…、

 高架上のプラットホームまでの後付けされたと思われるスロープが。大仰に見える構造物ですが、多分基準を満たした勾配で設置するとこうなってしまった、的なものかと思います。しかもこれにより烏江駅でも“サイクルトレイン”に対応が出来ているので、バリアフリーは障害者やお年寄りだけではなく、すべての人に利することである。と言うような言説を証明している様にも思います。いいもんです、はい。

 2階部分駅前スペースから大垣側の空き地に目をやると、何か巨大なモニュメントが。鉄橋のトラス橋の一部であることはすぐわかるかと思います。

 下の方に掲示してある案内看板を見ると、『旧・牧田川橋梁』とのことで、昔はこの鉄橋が架かっていたのですね。駅の東側の牧田川と杭瀬川の洪水対策で河川改修を行った際に、今の立派な高架橋梁になったが、創業時からのこのトラス橋の一部を歴史的に貴重なものとして保存されたそうです。

 帰宅後ちょっと調べてみると、旧・牧田川橋梁の現役時代の映像がYouTubeに置かれていました。小寺勉さまのチャンネルです。お借りしています。風情が素晴らしい貴重な映像です。m(_ _)m

烏江駅と牧田川橋梁  

 吊りかけ駆動の音がまだ元気な時代の貴重な姿でしたが、現在は未来を見据えてVVVFインバータ音を響かせるステンレス車が高架で牧田川を渡っています。此もまた頼もしい姿と言えそうです。

 烏江から先の、次の駅、美濃高田駅までは養老線で一番の田園地帯かと思います。東海環状自動車道の高架がなければもっと綺麗な風景かなぁ、と思ってしまう風景を、線路からちょっと離れてしまったあぜ道の道路を走り抜けて、美濃高田駅に到着です。岐阜県養老町の中心街、とのことで、町役場などの官公庁が集まる町の小さいながらも立派な佇まいの駅舎があります。

 昔は当然有人駅で、賑わいのある駅だったのかと思われます。

 美濃高田駅を出発して市街地を過ぎると、揖斐から大垣を経てここまで殆ど平坦な地形でしたが、そろそろ山がちになってきました。養老山地の山裾の区間が始まります。今回のルートの標高最高区間(とは言え、高さ31メートルだけですが😅)を通り、瓢箪のモニュメントを見つけたあたりで、養老駅に到着しました。

 創業当初の養老 ~大垣 ~池野開業時の始発駅であり、養老の滝・養老公園などの観光の玄関口として栄えた駅として、神社仏閣的な重厚なつくりの駅舎です。

 しかし、現代の観光はマイカー主体のなか、養老鉄道での観光客の流動は殆ど無いと思われ、ひょうたんの実を使った駅名看板とか何かと観光向きのアピールをしつつも、流れからは外れた感も否めないものの、『中部の駅100選』に選ばれた駅としてこれ自身を観光資源とするのも有効にならないかなぁ、とも考えてしまいました。

 養老鉄道“南線”は、未だ半分に満たないところですが、桑名までの残りの道程は後半に続きます♪


↓ STRAVAで記録した大垣駅~桑名駅までの走行ルート


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