90ページの雑記帳-2(丼・行・ぶろぐ。)

ようこそいらっしゃいませ。
自分の文章力も省みずに(笑)、旅の話を主に色々と書いていきたいと思います。m(_ _)m

チャリ鉄輪行派 ご近所散走・えいでんの近況

2021年03月25日 | 「輪行チャリ鉄」な旅
 

 チャリ鉄・輪行派活動として、遠方のローカル私鉄や第3セクター線を自転車で辿る沿線サイクリング、という形の方が好きなのですが、春の初めのちょっとだけ暖かくなったある日に冬の間滞ってたチャリ鉄活動を、久々に同じ京都市内の叡山電車で活動再開としてみました。取り敢えず、運転開始からまだ実車に乗ってなかった観光列車“ひえい”に実乗するのと、2020年の豪雨災害で長期不通にて市原駅止まりで運行する鞍馬線の様子を見れれば、ってところで行ってみました。
 叡山線沿線は何度も走ってるし当然完乗もしていましたが、全駅訪問はしたことがなっかったのでこの機会にチャリ鉄輪行活動にしてみました♪


 私の家から叡電の出町柳駅まで約5kmちょい程漕いで走ります。
途中、京都市民には親しい京都御苑の単線区間(御所の細道)を経由してみたりするのも京都市民の楽しみ方かもです。(…とか言う私は大阪府生まれのにわか京都市民ではありますが(^^;)



出町柳駅に着いたら、丁度目的の“ひえい”が目前ですぐに発車してしまった時間だったので、止むなく八瀬比叡山口から折り返してくるまで50分の到着待ちに。朝飯が少なかったので鴨川の河川敷でおにぎり食して時間調整。余裕ある時間で自転車を輪行袋に収納します。


 1往復してきた“ひえい”は、正面の金色の楕円が独特な外観。「神秘的な雰囲気」や「スピリチュアル・エナジー」等のキーワードで比叡山の印象を楕円で表現してデザインしている。奇抜なデザインに賛否ある様ですが、走ってくる姿は、何んだか蒸気機関車が迫ってくるような独特な存在感を感じます。
 車内はロングシートながらバケットシートで座り心地もいい。観光列車と銘打ってても通勤事情にも対応している上で、豪華な車内に仕上げています。車内にはネジの頭が殆ど見えないように造ってあって、ダウンライトの照明も高級感を出しています。

 

 

 


 八瀬比叡山口駅までは5.6kmの距離。折り返してくるのを待ってる間に漕いで行けてしまう距離を、輪行して終点の八瀬比叡山口まで。ホームに降りてひとしきり“ひえい”を間近で観察してから、改札を出てDAHONを組み立てる。ここからチャリ鉄活動です♪


 今乗ってきた叡山本線だけを沿走してもいいようなものですが、今日は折角だから30km以上は漕ぎたいので、取り敢えず市原までは行って、時間と「体力」(←ヘタレw)が許せば鞍馬まで上ってみよう、との行き当たりばったり且つ自由な行動にしようと言うもの。先ずは三宅八幡駅を目指す。“ひえい”が登ってきた坂道を下っていくのでこの間は極楽ペダル♪

 


 三宅八幡駅は、上下別の相対式ホームの駅。屋根やホームの鉄柵が朱色に塗られていて、三宅八幡宮最寄り駅の様な顔をしていますが、鞍馬線の八幡前駅の方が近かったりします。但し、表参道はこの駅から続いています。また、似た役割の駅が2つあるのは、元々は別々の会社の路線で開業したことに依ります。

 


 三宅八幡駅から宝ヶ池駅に向かわず、一旦市原方面に向かいます。前述の表参道を通り、八幡前駅へ。地元の中学校生が叡電とタッグで駅の魅力アップのために装飾等行っているそうです。


 次の岩倉駅までは一旦線路から離れて大きく回って行く道へ。
その昔トロリーポール集電の時代にはこの駅までが複線で、ここまでの折り返し電車が多くあったものでした。鞍馬寄りの折り返し側線までにポールを下げて惰行で行って、それからポールの向きを変えて出町柳行きホームに出てくる姿を見たこともありましたが、今は中間駅で、折り返し運転もなくなりました。


 次の木野駅は、複線→戦時中の単線化→再複線化の歴史の中で西に東に移転を繰り返させられた駅。かつて駅の南側に行政の杜撰から乱開発され異様なモヒカン姿になり有名になった一条山がありますが、今は整備され目立たなくされたものの、元状回復した訳ではなく、ごまかされてる感じがしないでもありません。

 


 次の京都精華大前駅は、平成元年に開業した、名前の通り京都精華大のための新駅で、構内の陸橋等設備が大学と一体になった駅になっていますが、近所の住宅街からは空き地をぐるっと回って駅に辿り着く感じで、地元民には幾分不便な様にも見えます。

 


 次の二軒茶屋駅までが複線区間で、ここより鞍馬方面は単線区間。京都産業大学(産大)の最寄り駅で徒歩で800m程の距離、産大へのシャトルバスも発着しているそうです。

 


 そして、上り勾配が続く線路に沿って上り坂の道路を行くと、次の市原駅。
単線のホームですが、折り返し列車があるため出発信号機があります。但し、2020年夏の豪雨災害により、この先終点の鞍馬駅までの間で大規模な土砂崩れが発生し、2021年3月現在この間で不通が続いているため、鞍馬方の出発信号機の向こうには枕木で仮設の車止めが。ここから鞍馬駅まではバスで代行輸送で運行中です。

 


 900系展望電車きららが入ってきましたが、ここから先でこそ展望電車の本領を発揮する区間なのに、現状、車止めに阻まれてここより先には進めません。車両も口惜しく思っていることじゃないでしょうか。
 写真には残しませんでしたが、この駅から周りを見渡すと、山腹の上の方から崩れて山肌が露出したところが何カ所か見えて、豪雨被害のひどさが見てとれます。

 …実はこの次、二ノ瀬駅まで漕いで行ったのですが、駅に入れるものと思っていたら(ネットで運休中の駅の画像を上げてる人が居たりするので)、集落から駅へ上がって行く入り口の坂の下には規制線の黄色いテープで封鎖されてて無理に立ち入るのは良くない状態だったので、ここで心折れて(←やっぱりヘタレw)それ以上鞍馬方面に行ってもあかんなぁ、と思い折り返しました。
とにかく早期復旧を祈るばかりです。

 二ノ瀬の集落から一気に宝ヶ池まで戻ります。

 


 叡山本線三宅八幡駅の次駅である、宝ヶ池駅は、鞍馬線の分岐駅であり、ここから出町柳方面は電車の本数が格段に多くなる。駅に着いてすぐ入ってきた電車が“ひえい”でした。車体のきれいさでも存在感が強い。

 


 次は車庫のある修学院駅へ。撮った電車が「まんがタイムきらら」コラボの「おちこぼれフルーツタルト」の電車でしたが、駅の周りを見渡せば“けいおん”の聖地真っ只中で、隣の出町柳方面ホームのむぎちゃん改札口とかの方が気になったり。ですが今回のテーマとは違うので軽く扱います♪


 次の一乗寺駅、ラーメン街道最寄り駅であり、ここもけいおん関連聖地。

 


 次もけいおん関連聖地になる茶山駅。古くからありそうな住宅街で、前の一乗寺周辺とともに、典型的な左京区らしい沿線風景に見えます。

 

 


 次の元田中駅、写真ではうまく表せていませんが、東大路通を挟んで上下ホームが分かれています。その昔、京都市電がここから宝ヶ池まで乗り入れて競輪場までの旅客輸送をしていた名残りとのこと。このあたりまで来ると、一乗寺や茶山と比べると下町感が出てきます。


 元田中駅から1km弱で、スタートした出町柳駅へ戻ります。
 八瀬比叡山口駅から大体28km程漕ぎました。ここから家まではあと5kmちょっと、走ります。


 …市原で見た豪雨被害の凄まじさからして時間がかかるのは容易に理解できるが、被災から9ヶ月近く経ても復旧までの公式の発表が無かったのでどうなることかと思っていたら、やっと発表されました。

※ ニュースリリース ※ 
土砂災害による運休区間の運転再開見通しについて
https://eizandensha.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/2/2021/03/news_2021.03.12.pdf
(2021年3月12日付)

 まだ目途の段階であり、いろいろな要素で多少は前後するかと思われますが、やっと方向性が付いて、道筋が見えてきたと言えそうです。
 関係の人々にはまだまだ大変なことの連続かと思われますが、紅葉シーズンに間に合い、「きらら」が本領を発揮するのが待ち遠しいものです。応援いたします!


STRAVAで記録した前半の走行ルート

STRAVAで記録した後半の走行ルート

 

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コメント (2)
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