煌めく星の向こうへ

宝塚は我が心の故郷。今や宝塚は遠くなり人生折返し?てから声優吉野裕行さんに突然魅せられました.。.:*ෆ気軽に絡んでね!

『孤島の鬼』2023/1/25

2023年02月03日 22時54分00秒 | オレ推し(よっちん&あんぼむ)
江戸川乱歩 名作朗読劇『孤島の鬼』2023/1/25 19時 紀伊国屋サザンシアター

箕浦金之助:吉野さん
諸戸道雄:中島ヨシキさん
明智小五郎、深山木幸吉他:増元拓也さん
木崎初代、樋口秀代、小林少年他:吉武千颯さん

いかにも、慌てて撮りました感半端ない写メが1枚しかない…(^_^;)


1/24〜1/29までの公演、全公演が日替りキャストで同じ役で2回ご出演の方もいたけど、吉野さんはこの日のみ。

前日の初日のお写真が公式Twitterに上がって、白いお衣装3名と黒いお衣装1名。
吉野さんはどっちのお衣装なんだ?
ってぐらいこの作品について何も知らない無知さで観劇。

この日、
めちゃめちゃ寒くて…。
ちょっと劇場入って席についたら、端が壁で抜けれない事にびびって、
セットの不気味さと、一定の感覚で流れる水のぼちゃん、という音と、時を刻む秒針(?)の音…。

ど、ドキドキが止まらない…。

ときめきじゃないよ。
動機の方。←久々に安定剤のお世話になりました。

上演時間1時間50分という事だったけど、とてもそんなに長時間とは感じられなくて、話しを知らないって事もあったかもしれないけど、あっと言う間にエピローグになってしまった。

話しが一区切りずつ
1章 初代(←台本買わなかったから確認しようがないけど多分違う)
みたいな感じで文の標題のように読み上げてから場面がスタートするのが分かりやすかったと思う。
台本とパンフが販売されてたけど購入せず…ごめん〜(。>ㅅ<。)💦•••

話しについては、明智さんとか小林少年が原作には登場しないとかそんな事も知らない自分なので、あくまでも舞台での印象なんだけど、
吉野さんの箕浦は最初から最後まで出ずっぱりで、どちらかというとお芝居の主軸を箕浦が引張っている感じがして、まあ実際箕浦の身の上にあった話しを聞かされているのだから、本当に箕浦目線での出来事なので、別の人物目線だとまた違った話しになるのではないかな?とだいぶ日にちがたった今だとそんな事も思ったりしてます。


諸戸がある意味異常な愛情を箕浦にぶつけるんだけど、箕浦は恋人が殺されて、そんなに時間が経っていないのに恋人の面影を持つ(←実は妹)秀ちゃんに恋しちゃって結婚しちゃうほどの紛れもない異性愛者で、ふたりが暮らす新居(の近くかな?)に諸戸を呼び寄せちゃおうと考えちゃうくらい鈍感などうしょぅもないある意味天然さんで、本当に箕浦も浮かばれなくて可哀想すぎたぐらいで…。

洞窟で、あんた、何されたか忘れたのかー!?
と、突っ込みたくて仕方なくなってます。

吉野さんの箕浦は、ある意味、本当に普通の人で、親友にあんな事もこんな事もされても、
最後まで
“諸戸は私の大切な親友”
ってしれっとしちゃってる事に、悪気が全く感じられない…という。
なんというか…現代でいうと天然タラシ?(タラシとはちょっと違うかな?)
例えば、色でいうと、お衣装のように、
いつまでも、どんな時でも…
白くて、何物にも染まらない人なのかもしれないな…って思ったりしてた。


話しのおどろおどろさとは裏腹に、その第一声を聴いた瞬間から、最後のひと言を聴きいれた瞬間まで、
箕浦の語る『孤島の世界』に引き込まれていて、
最後の台詞、なんて言ってたのか覚えてないのに、その言葉の暖かさに、ホロッと涙したのは忘れられないな。
それで現実に戻ったみたな感じ。





登場した時、ライトに透けた長い髪をゆっさゆっさ揺らしながら、男らしく歩いて来られた吉野のさんの姿に
ひっー!!お、落ち武者!?
とか、びびった事は横に置いておいて、出演者の皆さんがシーン毎に固定されたスタンドマイクに移動して台詞を言うんだけど、
中島さんとの入れ替わりが割と多くて、背の高い中島さんと入れ替わる都度、高さを調整されてるのマジマジと見てしまっいて
かわいいなぁ〜と内心ホクホクしていたのも横に置いておこう、、、フフ(´꒳`*)♡。




おどろおどろしかったけど、もの凄く凝っていたセット。
これが真っ赤に染まるんだよー!?怖いのよー!
真ん中の模様がドクロみたいに見えたりして怖いんだよー?(とても効果的面)

生で演奏と効果音も下手で演奏あったのが印象的でした。


小林少年、可愛かった!
明智さんと洞窟に助けに来てくれた時
あ、ありがとー!(泣)って感じだった。
箕浦の白いお衣装…ライトに透けると、おみ足のラインが美しゅうございました。




なんとなく、このお話しをどこかで読んだ事がある?ってデジャブ的な場面があって、思い出してみたら昔『ドクターGの島』(高橋良子先生)を読んでたからみたいでした。

コメント
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