煌めく星の向こうへ

宝塚は我が心の故郷。今や宝塚は遠くなり人生折返し?てから声優吉野裕行さんに突然魅せられました.。.:*ෆ気軽に絡んでね!

自宅待機につきDVD鑑賞中④

2020年04月30日 18時01分00秒 | 今も昔も宝塚
現在宝塚はすべての公演がストップ。
サヨナラ公演やらお披露目公演やら、色々なスケジュールを再調整するという事で、みつるくん(華形ひかるさん)の退団は延期され、星組のお披露目は大劇場のみ。
花組は大劇場すら開幕しておらず、今年の初舞台生は花組の次の月組さんだったので、お披露目の日程も立たない。
じっと我慢の日々です。



どらっとが最近、またチケットを取ろうと思ったきっかけの一つ。
雪組さんの全ツ!がありました!
それが『炎のボレロ』!!!

数ある柴田先生の作品の中でも、大好きな作品のひとつ。
でも、完全な宛書でお披露目公演なので、再演は難しいな…と思ってたんですが…再演!!
はぁ…懐かしい。
色々な思いが絡んでいる公演。
作品にも、それ以外にも…。
なのです。

当時は公演ビデオがないので舞台中継が命。
スカステで昔の映像を放送してくれるのありがたいですね!
虞美人の宣伝が入ってたから2010年ぐらいに放送された物の録画だと思います。


💿『炎のボレロ』宝塚大劇場1988年(スカステ放送、関西TV花の指定席放送分)
ノーカットではないので、いい所で画面が変ってしまいます。
東京公演がNHKで放送されていて、東京公演だと若干演出の変更もあり、演技の感じが違っていて見比べるのも好きです。

炎のボレロの見どころは、
無実の罪でお家を潰されたアルベルト(日向薫さん)とフランス政府の官房長官(←結構な悪代官)の息子に嫁がされてしまいそうなメキシコ貴族の娘カテリーナ(南風まいさん)のカップルと、フランス軍の情報部大尉ジェラール(紫苑ゆうさん)と町の酒場のダンサー、モニカ(毬藻)のカップルの対比ですね!

トップコンビ、2番手コンビというポジション的な対比の描きどころも柴田先生の手腕が本当見事だし、
お話しの中でこの2組の対処的な存在が本当にお芝居を引き立ててます。
プロローグはほんとに好き!
アルベルトとカテリーナの真っ白なお衣装にため息出た思い出〜(*´˘`*)♡
ジェラールとモニカは黒と赤。紫苑さんの軍服姿格好いい〜˖*.✧❤


後、主題歌の使われ方!
1番がアルベルトとカテリーナ
2番がジェラールとモニカ
の設定になっていて、どらっとの記憶違いでなければ、作詞が柴田先生で音楽が寺田先生のゴールデンコンビで、劇中とても効果的にそれぞれの場面で歌われます。
デュエットなのも良いのよ〜(*´╰╯`๓)♬

ジェラールが白血病でもう長く生きられないと知ったというか第三者から知らされてしまったモニカが
「いやぁー死んじゃいやぁ〜」と号泣してジェラールに泣きすがる場面のラブシーンは後世に渡り(?)ファンの間で語り継がれる名ラブシーンになったと思ってるし、
ラスト、主題歌を歌いながら銀橋を渡るジェラールの後ろから、ジェラールを追っかけて来るモニカが
「ジェラールー!!」って、花道から飛び出して来てジェラールの後をゆっくり追うジェラールとモニカのラストシーンがめちゃ好き♡!
日によって、ふたりの雰囲気が全然違うのも凄くよく覚えていて、それこそそのお芝居観たさに何度も劇場に足を運んだ物でした。
ここ、台詞がなくて、
ふたりはその後どうしたの?どうなっちゃうの?とめちゃ想像力をまくしたてられます。
柴田作品のこういう余韻がめちゃたまらんです!

フランスの植民地支配からメキシコを蘇らせる事に成功したアルベルトを中心に
メキシコは蘇った!
我らのアルベルトー!!
って、盛り上がるラストがお披露目公演らしくて凄く好き!
大劇場で観た時に、ぞわぞわーって身体が震えた幕切れです。

後、ボイントは
「ついて行く!」
です。

革命軍と共にメキシコを蘇らせる為に翻弄するアルベルトにカテリーナが。
先がない自分とはここだけの関係と割切りたいジェラールにモニカが。
せれぞれの思いを込めてそれぞれの相手に
「ついて行く!」
って言うの〜"(ノ*>∀<)ノ♡

特にモニカの可愛さというか健気さというか…パリに帰るというジェラールに一緒に行くとわがままをいう場面。
「どんなに嫌われてもついて行く!」
「どこまでついて行くからねー!」
っていう場面が好き〜(๑´>᎑<)~♡

後、カテリーナに振られてしまうブラッスール公爵の息子ローラン(曄明さん)が良い人過ぎて泣けるのとカテリーナのパパ、ドロレス伯爵(萬あきらさん)の娘思いが胸を締め付け、一方ブラッスールはカテリーナを息子の嫁に、といいつつ実は自分が狙っていたとんでもない悪者(それだけじゃないけど…)の最後とか。
謎のハッチさん(夏美ようさん)の役…いきなりの江戸弁だったりが好き!

盆回しと花道、銀橋をふんだんに使う見せ場が多いこの作品が全国ツアー用にどうリメイクされるのか、この目で観たい、と思った作品でもあります。

日程の再調整が出て、チケット手に入るといいな〜。
観たいな〜。


余談ですが、紫苑さんが演じられたジェラールは「ジェラール・クレマン」。
春野さんが退団公演で演じた「アデューマルセイユ」のお役も「ジェラール・クレマン」。
どらっとはある意味、これを知った時に何かのお導きかと思いました(笑)。




柴田先生も寺田先生も既に亡き人に…。
1988年…。
自分はまさに青春真っ只中な乙女でした…。


この作品がまた蘇って嬉しいな〜
どうか、状況が落ち着いて全ツも調整出来ますように。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自宅待機につきDVD鑑賞中③ | トップ | 自宅待機につきCD鑑賞中 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。