探検
金澤 ひろあき
桜が咲く頃、自分たちの俳句サークルの記念号を出しました。その制作費を払いに四条河原町へ。そこから歩いて、15分のところに印刷屋さんがあるのです。
払い終わってほっとしての帰り道、古本屋さんが3軒あるのに気づきました。家に本があふれていますので、もう買えませんが、好きなので入ることに。その中の1軒は本に埋もれています。けっこう広いお店で2階建てですが、3メートルぐらいの本棚が林立。本棚と本棚の間の通路にも、本が積まれ、なかなか進めない。部屋の中には、日の光がさしてこず、暗い中をそろそろと進みます。
部屋の隅に机があり、そこも本を積んでいます。男性のご主人が落語のCDを聞きながら、座って本を読んでいます。もう一角の隅にも机があり、そこには女性が座って本を読んでいます。このお二人が、この世界の主なのです。活字の世界の中で過ごす一生なんていう言葉が思い浮かびます。
自由律の本がないか聞いてみましたが、ないとのこと。
店を出ると、外の世界の明るいこと。
本の森探検終わり花の路地 ひろあき
金澤 ひろあき
桜が咲く頃、自分たちの俳句サークルの記念号を出しました。その制作費を払いに四条河原町へ。そこから歩いて、15分のところに印刷屋さんがあるのです。
払い終わってほっとしての帰り道、古本屋さんが3軒あるのに気づきました。家に本があふれていますので、もう買えませんが、好きなので入ることに。その中の1軒は本に埋もれています。けっこう広いお店で2階建てですが、3メートルぐらいの本棚が林立。本棚と本棚の間の通路にも、本が積まれ、なかなか進めない。部屋の中には、日の光がさしてこず、暗い中をそろそろと進みます。
部屋の隅に机があり、そこも本を積んでいます。男性のご主人が落語のCDを聞きながら、座って本を読んでいます。もう一角の隅にも机があり、そこには女性が座って本を読んでいます。このお二人が、この世界の主なのです。活字の世界の中で過ごす一生なんていう言葉が思い浮かびます。
自由律の本がないか聞いてみましたが、ないとのこと。
店を出ると、外の世界の明るいこと。
本の森探検終わり花の路地 ひろあき