京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

探検

2019-04-04 17:45:16 | 日記
探検
              金澤 ひろあき
 桜が咲く頃、自分たちの俳句サークルの記念号を出しました。その制作費を払いに四条河原町へ。そこから歩いて、15分のところに印刷屋さんがあるのです。
 払い終わってほっとしての帰り道、古本屋さんが3軒あるのに気づきました。家に本があふれていますので、もう買えませんが、好きなので入ることに。その中の1軒は本に埋もれています。けっこう広いお店で2階建てですが、3メートルぐらいの本棚が林立。本棚と本棚の間の通路にも、本が積まれ、なかなか進めない。部屋の中には、日の光がさしてこず、暗い中をそろそろと進みます。
 部屋の隅に机があり、そこも本を積んでいます。男性のご主人が落語のCDを聞きながら、座って本を読んでいます。もう一角の隅にも机があり、そこには女性が座って本を読んでいます。このお二人が、この世界の主なのです。活字の世界の中で過ごす一生なんていう言葉が思い浮かびます。
 自由律の本がないか聞いてみましたが、ないとのこと。
 店を出ると、外の世界の明るいこと。
  本の森探検終わり花の路地     ひろあき